恋のかけら 唯川 恵,山崎 ナオコーラ,朝倉 かすみ,山崎 マキコ,南 綾子,小手鞠 るい,豊島 ミホ,井上 荒野 幻冬舎 このアイテムの詳細を見る |
8人の作家のアンソロジー小説
個人的には、井上荒野の「粉」がよかった。
いつの間にかセックスレスになってしまった夫婦の話
『夫婦で話し合ったことはなかった。それどころか、この件に関しては決して話し合わないことを、自分と夫が話し合って決めたような錯覚を覚えることさえあった」
「明かせないこが増えると、明かしてしまうことも増えていく」
小手毬るいの「無人島」
ストーリーとはぜんぜん関係ないことなのだけど、
町立図書館に勤めている主人公
「短大を卒業したあと、知人の紹介でこの職を得た」と書いてある。
町立だったら公務員じゃん、紹介っていったらコネじゃん。
公務員の職、しかも多分人気の図書館司書という職、
そんな簡単にに就けるの?という疑問
しょうもないことがすごく引っかかる私でした。