ガイド付ツアーもあるようですが、それぞれに自分のペースで回る人が多い。
オミクロン株が猛威を奮う前の1月9日に毎年行っている隅田川七福神めぐりに行きました。東武線の曳舟から鐘ヶ淵の間に6つの寺や神社などを巡って7つのご神体にお参りをするという観光重視の散歩コースなのですが、天気が良い正月にぶらぶらするには丁度良いので毎年巡っています。コロナの影響で、ご神体の分体販売や御朱印も10日で終了ということでした。家内と速足で運動がてら歩いてしまうので3時間位かかるコースも1.5時間位で回ってしまい、東武線は使わず京成線の関屋から押上まで歩くコースで回ります。川を下るコースになり、毘沙門天が祭られる多聞寺から白髭神社(寿老神)、福禄寿が祭られる向島百花園、長命寺(弁財天)、弘福寺(布袋尊)、三井神社(大國神、恵比寿神)と巡り、いつもスカイツリーのあるソラマチで昼食をとって帰ります。
良く晴れた温かい日差しだったので快適な散歩になりました。まず多聞寺で毘沙門天のご分体と宝船を買い、30分ほど歩いて白髭神社へ。
向島百花園入口、入場料を払って入ります。園内に福禄寿が祭られており、一通り冬の植栽も見学。から梅が咲いていました。
長命寺、弘福寺は割と近くにあります。ゴールまで大分近くなりました。
三越のライオンも祭られる三囲神社、恵比寿神と大國神の2神が祭られています。
不思議な三本足の鳥居(ユダヤ教とも関連?)がある三井神社でお参りは終わりで、あとはソラマチで昼食。運動後の昼からビールは旨い。寿司屋さんの天重も最高。
失礼ながら、都内ではなく郊外におすまいかと勝手に想像していました。
生活圏において、ほぼrakitarouさまと部分的に重なるのかと、嬉しいと同時に心強く思ったりしてしまい、一人でほくそ笑んでおります。
ところで、白髭神社、向島百花園、長命寺には訪れたことはありますが、このコースを1時間半で歩き終えたのは健脚ですね。奥様と同伴でしょうから、コースを熟知していないと達成するのは難しいでしょうね。
小生が住むエリアにも、谷中七福神巡りがあります。田端のお寺さんから不忍池の弁天堂までのコースです。よろしかったらご案内します。
調べたら、いつのまにか都内には25ものコースができていてびっくりです。これも高齢化社会のひとつの象徴としてかんがえられますね。
定年まであと少しなのですが、散策や登山にはなかなか行けません。休養を兼ねてプラモ作りがやっとで。でも時間ができたらあちこち行きたいです。その時は是非お願いします。
厳しい勤務で体も丈夫そうですので、定年後に近場で変わった秘境は如何でしょう?
江ノ電の極楽寺駅の向かいに入口のある霊仙山とか。
ここに仏法寺跡という史跡があり、鎌倉の海を見下ろせる絶景ポイントです。ただし標高80㍍足らずで、駅前に登り口がある徒歩20分の丘ですが、ほば獣道です。
それもそのはず、関東大震災までは山頂が公園だったらしいですが、その後ほぼ一世紀を放置され荒れ放題。
ハクビシンと狸の住処になってます。
でも、明治の日本医学に貢献したコッホ氏の記念碑があった地点で、ここからの鎌倉の町並みと海を博士は愛してらしたそうです。
コッホ碑は現在は稲村崎公園にありますが、もともとは昭和39年に「ヘリで」ここから運んだそうです。荒れ様が解る由来でございましょう?
改札の向かいの少し先なある墓地への階段が入口。
墓地の左隅(南東)端にある岩澤氏家のお墓の脇に、獣道があり、そこが唯一の登山道です。(他は崩落防止ネットの設置の為、私有地を通過しないと入れないから)
行くと解るのですが、おそらく新田義貞の鎌倉攻めの時の激戦地です。霊仙山とくに仏法寺跡のある坂下町は、
20世紀になってからの埋立地で、国道134号線が開通するまでは霊仙山は稲村ヶ崎と続く台地だったらしい。
その為、中世の新田義貞勢が通った稲村古道は海際の山道で、この仏法寺跡を基地として、投石や弓の撃ち下ろしする大門があったそうです(太平記時代の資料による)
新田義貞が黄金の太刀を投げて、大潮の干潮に稲村ヶ崎を渡ったのは有名な話ですが。
極楽寺坂を長谷から挟撃する伏兵を出していましたが、この仏法寺跡と大門、霊仙山を落とさないと、
稲村古道を通る新田軍本隊が壊滅してしまう。大門の位置は考古学調査の前に震災で崩落しているようなので、
わからないのですが。
海際の古道を上から弓手が捉えるならば、武器や兵員を集結させる平場はここしか無いです。かなりな激戦地になったろう事は、行くと素晴らしい景観と共に見晴らしで解ると思います。
海だけでなく、向かいの逗子や、鎌倉市街ならば若宮通りまで見渡せますよ。
ただ、草茂る平場の際は崖ですので、あまり近寄り過ぎると危険です。私は写真を取る為に、シュリンゲで即製のハーネスを作り、ザイルで確保して崖に寄りましたが。
目立つ立木の横に崖下への私道があるのですが、仮に許可されても、勧めません。
冬場に枯れ草が膝までくる堆積ぶりで、厚い絨毯を歩くような足裏の感覚でしたから。冬枯れの時期でも、初見で道を探すのは危険だと思います。
それと、獣道めいた山道を行く時に見かけるピンクテープは信用しない方が良いです。帰り道に道迷いし易い場所ですので、自前のテープを用意して、そのテープだけを信じた方が無難です。
近場の市街地にこんな秘境があるのかとビックリされると思いますよ。
大河で鎌倉をやっているので機会があればその周辺を訪れて見たいと思います。いろいろ隠れたよい所がありそうですね。