吉村昭さんの「アメリカ彦蔵」を読みました。
これも吉村昭さんの得意な漂流ものです。
あとがきに、漂流民の一人一人の調査に今までこれほどてこずり、
あきらかにされた時の喜びは大きかったと書かれているので、大変苦労されてと思います。
読み手にとってはこれほど分かりやすく、漂流民の一人ひとりの生涯を説明しており、
とても勉強になりました。
また主人公、アメリカ彦蔵の生涯は波乱万丈で、
やっとのことでふる里に帰れたが、思い描いていたふる里は無く、
村人には奇妙な眼をむけられ、死者として戒名も付けられ、
寝のない浮草のようにはかなく漂い流れている身であるのを感じる場面では儚く思います。
日本で最初の創設者であったことも知りませんでした。
とても素晴らしい本でした。
これも吉村昭さんの得意な漂流ものです。
あとがきに、漂流民の一人一人の調査に今までこれほどてこずり、
あきらかにされた時の喜びは大きかったと書かれているので、大変苦労されてと思います。
読み手にとってはこれほど分かりやすく、漂流民の一人ひとりの生涯を説明しており、
とても勉強になりました。
また主人公、アメリカ彦蔵の生涯は波乱万丈で、
やっとのことでふる里に帰れたが、思い描いていたふる里は無く、
村人には奇妙な眼をむけられ、死者として戒名も付けられ、
寝のない浮草のようにはかなく漂い流れている身であるのを感じる場面では儚く思います。
日本で最初の創設者であったことも知りませんでした。
とても素晴らしい本でした。
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