2016年のブログです
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シーナさん、こと、椎名誠さんの『流木焚火の黄金時間-ナマコのからえばり』(2016・集英社文庫)を読みました。
シーナさんが週刊誌サンデー毎日に連載をしているエッセイをまとめたナマコのからえばりシリーズの堂々第7巻(あれ?なんか宣伝ふうになってしまいました)。
いつものように身辺雑記を記しながらも、世の中のおかしなことを爽快に滅多切りにしています。
シーナさんはじーじより10歳としうえの(じーじが勝手に)尊敬をしている人生の先輩ですが、いつもその鋭くも正確な感性にとても共感ができるので、すごく気持ちよく読み進めることができます。
そして、今回も、いつもの調子で、大笑いやくすくす笑いをしながら、ウンウンとつよく頷きながら読んでいると、なんと!「北海道の東川町で考えた」という文章が出てきました。
シーナさんの写真展を写真の町宣言をしている東川町で開催することになり、お話もしてきたという記事です(じーじもぜひ行きたかったです)。
写真甲子園のことや樹木に囲まれた家々のこと、大雪山の湧き水による水道のことなど、さすがは一流の作家さん、とても丁寧でわかりやすい文章で綴っています。
そして、最後に、東川町の写真による町おこしについてふれ、安直なテーマパークなどで町おこしするよりもずっと大切な取り組みではないか、とここでも鋭い問題提起をされています。
ひさしぶりに痛快なシーナ節を聞いて、おいしいビールを呑むことができそうです。 (2016.8 記)
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2020年11月の追記です
シーナさんがもし、写真甲子園の審査員になったら、じーじは何を差しおいても東川町に行きます。
来年あたり、コロナを怖がりつつ群れているであろう東京オリンピックに背を向けて、写真甲子園を観にいきたいものです。 (2020. 11 記)
読ませてくれる作家さんですよね♫
このたびはフォローいただき、どうもありがとうございました。
また、いろいろな記事にリアクションもいただき、感激しています。
どさんこじーじさんに、読んでいただけて嬉しいです。
これからも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
シーナさんのホームページで、シーナさんと竹田聡一郎さんが毎週、対談をしているのですが、これがとても楽しいですよ。