2018年のブログです
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たまたま、NHKのEテレを観ていたところ、今日の日曜美術館の特集が画家の「相原求一朗」さん。
絵のことには全く疎いじーじですが、相原さんのことは知っています。
まだひとり旅を始めたばかりの頃、じーじはどさんこの画家さんである坂本直行さん(六花亭の包装紙の絵の画家さんです)の絵が見たくて、帯広近郊の中札内村にある六花亭の美術村に行きました。
そこで、坂本さんの絵を十分に堪能したあと、美術村の中をぶらぶらしていたら、相原求一朗美術館というのがあって(知らなかったとはいえ、相原さん、ごめんなさい)、入ってみました。
すると、そこには、北海道の山々の絵がたくさん。
どれもが、北海道の山らしい雄大な絵ばかりで、すっかりお気に入りになってしまった記憶があります。
じーじにしては珍しく、椅子に座ったりして、見入ってしまったことを思い出します。
じーじが知っている山だけでなく、知らない山も、なんとなく北海道らしくて(それがなぜかは、うまく言葉にできませんが)、すごいな、と思いました。
帰りには坂本直行さんの絵はがきだけでなく、相原さんの絵はがきも買い求めるほどでした。
今日のテレビを観ていると、相原さんは戦争中に満州にいたことがあり、戦後、それと似ている北海道を訪れるようになったとのことでした。
満州では戦友が亡くなったりと辛い思い出があったようで、それが北海道の山の絵を描くなかに投影されているようです。
確かに、重苦しいような印象もありますし、しかし、雄大な、爽快さみたいなものも感じられますし、ひと言では言い表せない深みみたいなものが感じられます。
番組のゲストのかたが、見る人によって、いろいろな想いが湧いてくるのでしょうね、とおっしゃっていましたが、同感です。
偶然でしたが、朝からいい番組を観れて、とても幸せな気分でスタートした日曜日です。 (2018. 12 記)