ゆうわファミリーカウンセリング新潟 (じーじ臨床心理士・赤坂正人)     

こころと暮らしの困りごと・悩みごと相談で、じーじ臨床心理士が公園カウンセリングや訪問カウンセリングなどをやっています。

子どもがニュースに取り上げられることについて、子どもを中心に考える-じーじのひとりごと

2024年02月10日 | ひとりごとを書く

 2018年のブログです

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 毎日毎日いろんなニュースがテレビで流れています。

 しかし、どのテレビ局も、同じようなニュースを、同じように流していることに少し疑問を感じます。

 特に、結婚報道や離婚騒動、不倫騒動などの際(じーじはそんな報道はどうでもいいと思うのですが…)、すべてのテレビ局が三流週刊誌になってしまったような気がすることも多いです。

 せめて、政治や社会問題の解説のところだけでも、テレビ局やキャスターの個性を示してほしいと思うのですが、視聴率第一主義の風潮の中ではそれも難しいのでしょうか。

 そんな中で、時々、子どもたちがニュースの前面に出ることがあります。

 交通安全、地域清掃、保育所問題、戦争反対などなど、それ自体はとても大切なことだとは思うのですが、じーじには、特に子どもを前面に出さなくてもいいようなことにまで、子どもが利用されているような気がします。

 子どもが参加することにまで反対をするつもりはないのですが、子どもをことさら中心にすることには慎重であるべきだと思うのです。

 子どもが、けなげに「正義」を主張すると、それには反対をしにくくなります。

 しかし、「正義」はよく考えないと、時の権力や政府などに利用されることがよくあります。

 第二次世界大戦の時のヒットラーユーゲントや現在ではISの少年兵士たち、さらには、北朝鮮の子どもたちなど、子どもの純真な気持ちを権力は巧みに利用をしますので要注意だと思います。

 じーじは子どもの時に、(自分でいうのもなんですが)かなり「真面目な」子どもだった(?)のでいえるのですが、「真面目」=おとなのいうことをきく従順な子ども、というイメージが強くあります。

 中学の時の丸刈りの校則にも、いやだなとは思いつつも、仕方ないな、と従順に従っていました。

 しかし、今なら、個人の自由、表現の自由を理由にして、猛反対をしていると思います。

 年を経てみると、子どもの時の考えや行動が、いかに未熟だったか、反省をすることが多々あります。

 みなさん誰もが賛成をするようなことでも、それを進めている人たちががどんな考えの人たちかで、賛成していいかどうかは簡単には決められないことが多くあります。

 そのあたりのことをおとながきちんと判断をせずに、子どもを利用することは、子どもにとってとても酷な気がします。

 できれば、子どもの参加についてはクローズアップせずに、できるだけ静かに見守りたいものだと思います。

 そして、彼ら、彼女らが大人になって、自分の力で判断をし、決断し、行動ができるようになった時に、堂々と参加してもらいたいなと思います。

 純真な子どもたちだからこそ、おとなが下手に利用をしたりせずに、彼ら、彼女らが本当の大人になった時に、きちんと責任を持って意見を述べ、行動をしてもらいたい、とつくづく感じます。  (2018.2 記)

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 2022年5月の追記です

 またまた、古い記事に「いいね」をいただいたので、ずうずうしく再録をさせてもらいます。

 ロシアの子どもたちが(子どもに限らず、おとなも多いですが…)、無邪気に「Z」マークを自慢している姿が痛々しいです。  (2022.5 記)

 


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