2019年のブログです
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村上春樹 『国境の南、太陽の西』(1995・講談社文庫)を再読しました。
かなりひさしぶりです。
この本も本棚の横の標高約120センチくらいの文庫本の山の中の標高10センチくらいのところに埋もれていて、読みたいなと思いつつも、なかなか読めずにいたのですが、今回、清水の舞台から飛び降りる覚悟で(?)、本の山を崩して、救出し、読むことができました。
おもしろかったです。
こんなに面白い本をしばらく読まずにいて、村上さん、ごめんなさい。
しかし、少し、つらい本でもありました。
あらすじは書きませんが、喪失と再生、がテーマでしょうか。
いろんな読み方があるでしょうが、今のじーじには、そのように読めました。
もちろん、何日かすると、別の感じ方ができるのかもしれません。
それが村上さんの奥深さでしょうし、おもしろさでしょう。
正解はないのでしょうし、いくつもあるのかもしれません。人生と同じように…(かっこういい!)。
いずれにせよ、60すぎのじーじが熱中して読めるおもしろさ、わくわく感があり、いろいろと感じ、味わうことができる物語が確かにあります。
名作の一つですね。
また、数年うちに読みたいと、今回、思いました。
本当にいい小説です。少しだけつらいですが…。
蛇足ですが、この小説には奥さんと二人の女の子が出てきます。
以前、『騎士団長殺し』の感想文で、村上さんの小説の主人公に子どもが生まれたのは初めてでは、と書いてしまいましたが、この小説で出てきていました(村上さん、再びごめんなさい)。
主人公に、お馬をねだる可愛い女の子です。
ひょっとすると、やはり、子どもが救いの存在なのかもしれません。 (2019.3 記)
「喪失と再生」がテーマだなんて・・ついぞクリンたちには見抜けませんでした💡ウフフ(※読んだ人にしかこの笑いは理解できないでしょうね!)
クリンちゃんもゆーづーくんのような素敵な男性が目の前に現われたら、このワクワク感を実感するのかもしれませんね。たとえ、道ならぬ恋愛でも…。
悪のすごさとそこからの再生もテーマかもしれませんね。人それぞれにいろいろなテーマを感じそうで、すごい小説だと思います。
有難うございます。
村上氏の書物が読みたくなって、なにも考えず選んだ本でしたが。
私は、村上氏の随筆もとても好きです。
「遠い太鼓」など、また再読したいです。
生意気な事を書いてしまって・・・。
私は読書家では決してありません。
妹は、本が好きです。
私のブログで紹介しています。
宜しければ、一度お訪ね下さい。
先生のお話はしたことがあります。
いいですよね、村上さん。
「遠い太鼓」の感想文も近々再録する予定です。拙い感想文ですが、お楽しみに。
申し訳ございません。
訂正させていただきます。
もう一言。
前回のコメントで、ヒューマニズムとか自然体の文章と書き・・・。
その時の先生の感想を伺い、赤面する思いでした
読解力にはまるで自信などなくて、恥ずかしい限りです。
今後とも、ご指導よろしくお願いします。
じーじのブログは思いつきで書いているだけなので、あまり気になさらないでください。
間違いも結構ありますので、年寄りだから仕方ないなあ、と大目に見ていただけると幸いです。