2018年のブログです
*
沢木耕太郎さんの『深夜特急6-南ヨーロッパ・ロンドン』(1994・新潮文庫)を再読しました。
とうとうゴール!といいたいところですが、なぜか、5、4、6巻と読んでしまいました。
次は3巻を読むか、2巻を読むか、まだ決まっていませんし、1巻に至っては本棚の中で行方不明になっていて、お正月までに見つかるかどうかもわからない始末です。
なんででしょう?
昔から、おかずはおいしいものを最後に食べるタイプなんですが、本は面白そうなものからつい読んでしまうタイプなのです、エヘン(?)。
もっとも、じーじのひとり旅も最近はそんな感じで、計画性も何もなく、行きたいところから行く、という感じになっていますね、ハイ。
ということで、沢木さんの南ヨーロッパ、イタリア、スペイン、ポルトガルとロンドンの旅。
だんだん都会が多くなって、自然が大好きなじーじには少し物足りないのですが、ポルトガルはすごく面白いです。
人々に人情味がありますし、風景や食べ物も日本に近い印象を受けます。
このことは、先日読んだ司馬遼太郎さんの『街道をゆく-南蛮のみち』でも同じような印象を受けました。
ユーラシア大陸の東端と西端、何か関係があるのかもしれません。
さて、ゴールはロンドン、と思いきや、沢木さんはさらにバスチケットを買います。
どこを目指すかは、読んでからのお楽しみ。
なお、巻末のゲスト対談は、なんと井上陽水さん。
ひとり旅が好きだという井上さんとすごく面白い対談が展開します。
こちらも一冊の本にできるくらいの分量で、読み応えがあります。
できれば、年末年始にみかんを食べながら読みたかった、というのが、贅沢な反省です。
明日からは、2巻のマレーシアでしょうか、3巻のインド・ネパールでしょうか。
それは明日になってみないとじーじにもわかりません。 (2018.11 記)