弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【ノムさん】中心無き組織は機能しない【良く言ったっ!】

2012年11月27日 23時13分35秒 | 趣味・その他諸々の雑記
やわらかネタが久々、かな?


(以下引用)
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ノムさん、古巣の主砲・畠山に「ヒゲをそれ」

読売新聞 11月27日(火)20時30分配信

元ヤクルト監督の野村克也氏が27日、都内で開かれたヤクルト球団納会の前に小川監督はじめチーム全員に講演を行った。

 「プロ野球選手の心構え」と題して約2時間。野村氏が「講演というより実践的なミーティング」という内容に、選手らは熱心に聞き入った。

 1990年代にチームを3度の日本一に導いた名将は「中心なき組織は機能しない」という持論を披露。「V9時代の王、長嶋がそうだった。実力もさることながらチームの模範生。強いはず」と講演後、その意図を説明した。主軸の畠山には「ひげをそれ。小川監督に『畠山を見習え』と言わせる選手になれ」としった激励した。畠山は「面と向かって言われたので、『いいえ』とは言えなかった」と、来春のキャンプまでにそることを決意した。

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(引用終わり)


ホント、期待してますよ、ハタケさま。
ハタケが4番として十全の活躍をすれば、
確実にAクラス。


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【6次産業化の】トレーサビリティと地域ブランド【一つの在り方ですね】

2012年11月27日 08時57分52秒 | 実務関係(商・不)
今日も、「がんばろう日本!知的財産権活用企業事例集2012」より、
秋田銘醸株式会社」による取り組みについて。

【特筆すべきポイント】
1.先進的だったブランド戦略
 =大正時代に日本酒銘柄を“一般公募”。
  当時は「~正宗」といった銘柄が一般的だった中、
  「爛漫」という“ハイカラな”銘柄を選定。
  美女と商品のツーショットのポスターなど、
  「美酒」と「美女」のイメージ戦略にもいち早く着手。

2.「まるごと秋田純米酒」
 =加工原料米の品種・地域指定ができなかったなか、
  地元JAとの共同により農商工連携を活用して実現。
  
3.副産物活用による新商品開発
 =日本酒需要低迷の中、豊富な栄養素を含む副産物=米ぬかの活用のため
  地元食品総合研究センターと共同研究に着手。
  結果、GABA製造技術を確立、更にこれを活用した食品製品化。


【雑感】
・「爛漫」、酒屋やスーパーで良く見ます。
 ただゴメンナサイ。正直買ったことはなかったです。
 日本酒とか焼酎って、どうしても“レア感”“プレミアム感”を求めてしまいがち。
 「爛漫」は、あまりによく目にするために、「大衆酒」の印象を勝手に持っていました(重ね重ねゴメンナサイ)。
 でも、こういうストーリーを知ると、ちょっと買って飲んでみたくなる。
 …今度家で、きりたんぽ鍋とともにいただいてみようかな。

・「ストーリー」って、結構大事。
 特に飲食品は、いかにトライアル購入の頻度を上げるかがポイントで、
 数多ある競合品の中から、まず一度手に取ってもらうためには、
 例えば商標ならば“その心は”の部分も併せて、
 技術的な優位性ならば“開発秘話”“効果の説明”
 (商品特性によってどちらがより有効かは異なるが)が併せて伝えられると
 トライアルは確実に増えると思う。
 そのためのステップがAIDMAなのかAISASなのかSIPSなのかは、
 利用可能なメディアや想定顧客層によっても異なるとは思うが、
 要は「ファンを増やす」ためにすべきことをする、というのが大事かと。


・加工飲食品において、トレーサビリティは重要。
 望ましい状況か否かは別として、需要者の要求するハードルは高い。
 そうした要求に対して真正面から応え、それを地域ブランドと結びつける、
 同時に原料調達コストも低減するとともに“純化”する。
 結果としてより高い付加価値を持った商品提供を行うことができており、
 少なくとも外面上は理想的な農商工連携の一例と思われる。
 このあたりは、地元JAさんのコミット度合とか、軋轢の解消方法とか
 機会があればインタビューしてみたい。

☆総じて、地域資源をパッケージ化し、副産物も最大限活用する、というスタンスは
 参考になるところが多いように思われる。
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