弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【書評】陸王

2017年10月11日 09時19分55秒 | 書評
おはようございます!
好天の藤沢です。今朝は朝からお出かけ中。

先週の出張の帰りに一気に読破(仕事せえ、ちゅう話ですが…読み始めると止まらず)。
今週末からドラマでもやるようですね。
いかにも池井戸潤的な、役柄の性格付けが判りやすいドラマ。
苦悩しつつも光を見出だす社長、
カタブツだが人情もある経理、
担当先のために奔走する銀行員(のち退職するが)とその銀行員を冷遇するいけ好かない銀行の支店長、
などなど…。

以前誰かが半沢直樹を「現代の水戸黄門」と言っていた気がするけど、
本作も同じ匂いの“現代風時代劇”な感じ。
いや、そういうの好きなんですけどね。

職業柄的な観点でいうと、
2つの「素材」に関する特許の扱われ方が好対照で興味深い。
かたや早く確実にマネタイズしたいベンチャー企業、
かたや一度事業に失敗した中小企業(ただ特許を取ったのはもともとの本業とは異なる、自分の出自に関わる技術分野)。

人情論100%でもなく、ビジネス100%でもなく、
感情の揺らぎも垣間見えて、現実離れし過ぎず世界感に入り込むことができた。

ドラマ、予約で録っとくかなぁ。。
コメント (1)
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