弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【商標】広辞苑と商標実務

2017年10月26日 09時10分56秒 | 実務関係(商・不)
おはようございます!
昨日とは打って変わって秋晴れ良い天気!な湘南地方です。

さて、今日はこんな話題。

朝日新聞デジタルより引用)
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広辞苑、10年ぶり改訂 「がっつり」「のりのり」追加

岩波書店は24日、広辞苑を10年ぶりに改訂した第7版を来年1月12日に発売すると発表した。1万項目を追加し、計25万項目を収録する。「がっつり」「のりのり」など若い世代が使う口語を加える一方、「給水ポンプ」「スーパー特急」など時代の変化で説明が不要になった言葉は削除した。

(中略)

広く口語で使われている「がっつり」などを収録したほか、「クラウド」「フリック」といったIT・ネット用語、「火砕サージ」などの自然災害・地球科学関連語、「赤塚不二夫」などアニメ・漫画といった分野を重点的に扱った。
時代と共に広がった語義も収録。「盛る」の説明に「おおげさにする」、「やばい」の説明に「のめり込みそうである」を加えた。
一方、「きしょい」「ググる」「ほぼほぼ」「つんでれ」「TPP」などは、まだ定着していない、として見送った。第6版にあった「基本値段」「昼つ程」(昼の頃、の意味)などは削除した。
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(引用終わり)

広辞苑、といえば「たほいや」って深夜番組昔あったなあ。
松尾貴史とか三谷幸喜とか森雪之丞とか、、今思えば豪華な深夜番組だったなぁ。。

それはさておき。

お仕事柄、言葉の意味に対しては平均的な社会人よりも敏感な方なのではないかと思います。
広辞苑(第六版)、お仕事でもたびたび使います。
単に言葉の意味を調べる、というよりは、
“その言葉が、この辞書が発行された時点で「普通名称(一般的名称)」でしたよ”
ということを立証するために。
証拠力としては強い部類です。というか、広辞苑に乗っていたら反証は難しい、の部類です。

これが「現代用語の基礎知識」とか「imidas」とかになるとちょっと弱い(imidasって今は紙媒体では出てないのね)。
ネット辞書なんかも引用することはもちろんあるけれど、ダメ押し的に使う感じで「勝負手」としては使いづらい。

上記のような使い方をするため、第七版を購入した後も第六版はしばらーく残しておくことになります。
少なくとも商標の無効審判の除斥期間(5年)の間は。

それにしても、上の記事をみて「スーパー特急」ってなんだ?と思って、ついググってしまったよ。

コメント
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