さて、今年も企画参加です。
ちなみに「弁理士の日」については、昨年のエントリで説明しているのでそちらをご参照。
今年のお題は、「知財業界のライバル」
…うーん、色々な取り方があるなあ。
「知財業界」≠「弁理士」だものなぁ。
というより、
「知財業界」と「その他の業界」とが競争をする、という現象にフォーカスすべきなのか、
「知財業界」の中にある/今後起きるであろう競争にフォーカスすべきなのか。
ま、あんまり厳密に捉えても堅苦しくなるので、うちらしくゆるっと。
すこしズレてしまうかもしれないけど、“普段何と競争しているんだろう?”という観点で雑感を記してみたい。
1.同業他社
当職は事務所を経営している。経営である以上業務上他所と競合する場面はある。
その「他所」が、同じような特許事務所である場合もあれば、はるかに規模の大きい法律事務所である場合もある。
ともあれ、同業他社がライバル、というのは、まあ当然と言えば当然。
んで、少年ジャンプ的な「友情、努力、勝利」な単純な展開になるなら良いのだけど、
ビジネスで「友情」はなく、「努力」そのものが評価されることはなく、あるのは厳然たる結果「勝利/敗北」だけだ。
2.「異業」他社
業務における“ライバル”は、何も同業他社だけではない。
クライアントさまからすれば、限られたリソースを自社事業の進展のためにどう配分するかは死活問題。
知財の重要性を我々知財業界が説くように、保険屋さんは保険の重要性を説き、システム屋さんは高度なシステムの利便性を説く。
あたかもユーザの限られた時間を奪い合うスマホアプリの戦いよろしく、企業のサポーターは異業種同士でも争っている。
3.クライアント様
お客様がライバル!?っていうのも変な話ではあるけど、内製-外注の選択に晒されるのは、見方によってはクライアント様自体が“ライバル”となっている、ということもできる。
4.AIとか、支援ソフトとか
まあ専門士業の中でも弁理士はAIに代替される業務の割合が多い、と言われたりしている。
この言説それ自体が弁理士の競争環境そのものに負のドライブを掛けちゃったりするから、弁理士会のお偉い方々が必死で反論したりしていたわけで。
これまでは無かった新たな“ライバル”の出現に戦々恐々、というところだろうか。
5.過去の自分とか、将来の自分とか
競争が仮に存在するとして、それに勝ち抜いていくために必要なのは「差別化」。そのキーとなるのは品質とスピードと信頼性。
とはいえ、まあ齢を取るにつれてかつての自分とはそれぞれのパラメータが変わってきていることを実感する。加齢に逆らおうと身体を鍛えるのも過去の自分に負けないようにあがいているわけで。
同様に、自己啓発を積むことは、このままの路線でいっていたらなっているであろう将来の自分に挑み乗り越える行為。
…とまあ、なんなら世の中に存在するものはみなライバルで常に「競争」に晒されている、という見方もできちゃう。
競争に打ち克つには戦略が不可欠だけど、敵を知り己を知れば百戦危うからず が全てだと思う。
その神髄は、敵を貶めることではなく、自らを高めていくこと。ライバルが誰で何をしているのかばかり気にしている間は自らの高まりはない。
「♪悲しみなんて笑い飛ばせ」じゃないけど、一番のライバルは目の前の鏡に映っているんだよな。
てことかなー。なんか、知財業界あんまり関係ない話になっちゃったけど。というか、知財業界にとってより大きな関心事はマーケットの劇的変化なんじゃないかと思います。国際競争に突入、海外の事務所が皆ライバル、といったらそうなのかも知れませんが。
ちなみに「弁理士の日」については、昨年のエントリで説明しているのでそちらをご参照。
今年のお題は、「知財業界のライバル」
…うーん、色々な取り方があるなあ。
「知財業界」≠「弁理士」だものなぁ。
というより、
「知財業界」と「その他の業界」とが競争をする、という現象にフォーカスすべきなのか、
「知財業界」の中にある/今後起きるであろう競争にフォーカスすべきなのか。
ま、あんまり厳密に捉えても堅苦しくなるので、うちらしくゆるっと。
すこしズレてしまうかもしれないけど、“普段何と競争しているんだろう?”という観点で雑感を記してみたい。
1.同業他社
当職は事務所を経営している。経営である以上業務上他所と競合する場面はある。
その「他所」が、同じような特許事務所である場合もあれば、はるかに規模の大きい法律事務所である場合もある。
ともあれ、同業他社がライバル、というのは、まあ当然と言えば当然。
んで、少年ジャンプ的な「友情、努力、勝利」な単純な展開になるなら良いのだけど、
ビジネスで「友情」はなく、「努力」そのものが評価されることはなく、あるのは厳然たる結果「勝利/敗北」だけだ。
2.「異業」他社
業務における“ライバル”は、何も同業他社だけではない。
クライアントさまからすれば、限られたリソースを自社事業の進展のためにどう配分するかは死活問題。
知財の重要性を我々知財業界が説くように、保険屋さんは保険の重要性を説き、システム屋さんは高度なシステムの利便性を説く。
あたかもユーザの限られた時間を奪い合うスマホアプリの戦いよろしく、企業のサポーターは異業種同士でも争っている。
3.クライアント様
お客様がライバル!?っていうのも変な話ではあるけど、内製-外注の選択に晒されるのは、見方によってはクライアント様自体が“ライバル”となっている、ということもできる。
4.AIとか、支援ソフトとか
まあ専門士業の中でも弁理士はAIに代替される業務の割合が多い、と言われたりしている。
この言説それ自体が弁理士の競争環境そのものに負のドライブを掛けちゃったりするから、弁理士会のお偉い方々が必死で反論したりしていたわけで。
これまでは無かった新たな“ライバル”の出現に戦々恐々、というところだろうか。
5.過去の自分とか、将来の自分とか
競争が仮に存在するとして、それに勝ち抜いていくために必要なのは「差別化」。そのキーとなるのは品質とスピードと信頼性。
とはいえ、まあ齢を取るにつれてかつての自分とはそれぞれのパラメータが変わってきていることを実感する。加齢に逆らおうと身体を鍛えるのも過去の自分に負けないようにあがいているわけで。
同様に、自己啓発を積むことは、このままの路線でいっていたらなっているであろう将来の自分に挑み乗り越える行為。
…とまあ、なんなら世の中に存在するものはみなライバルで常に「競争」に晒されている、という見方もできちゃう。
競争に打ち克つには戦略が不可欠だけど、敵を知り己を知れば百戦危うからず が全てだと思う。
その神髄は、敵を貶めることではなく、自らを高めていくこと。ライバルが誰で何をしているのかばかり気にしている間は自らの高まりはない。
「♪悲しみなんて笑い飛ばせ」じゃないけど、一番のライバルは目の前の鏡に映っているんだよな。
てことかなー。なんか、知財業界あんまり関係ない話になっちゃったけど。というか、知財業界にとってより大きな関心事はマーケットの劇的変化なんじゃないかと思います。国際競争に突入、海外の事務所が皆ライバル、といったらそうなのかも知れませんが。
特に、内外に関しては現地ダイレクトのケースが増えてきており、もはや国内事務所の仲介は不要となりつつあるのかもしれません。
ところで、弁理士の日記念企画にご参加いただいた方、その他の知財系ブロガーが集うオフ会を開催します。
7月20日-8月3日の間で、時間は19時から21時位、場所は都内を予定しています(会費5000円程度)。
調整さん(https://chouseisan.com/s?h=c07ae442e5eb4038b0f9738fc6aab11a)→「出欠を入力する」からご参加できますので、ブログ名、ハンドル名等のどなたか特定できる名前で入力してくだされば幸いです。