弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【知財記事(著作権)】著作権契約書作成支援システム

2022年04月25日 08時23分36秒 | 知財記事コメント
おはようございます!
雨も上がり素晴らしく晴れた青空@湘南地方です。
週の始まりにふさわしいお天気。

さてさて、今日はこんな記事

(マイナビニュースより引用)
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質問に答えるだけで「著作権契約書」が制作できるシステム、画期的だと話題に

文化庁が「著作権契約書作成支援システム」をWEBで公開した。質問に答えていくだけで、著作権等に関する契約書のひな形が作成できるため、便利だと注目を集めている。
文化庁は、「著作物の利用形態が多様化し、一次利用だけでなく、電子媒体での配布などの二次利用される場面も増加している。一方で、一般の人同士は口頭での契約が多く、その後の著作物の利用に関してのトラブルが発生する場合も見られる」と指摘。契約書締結のハードルを下げ、著作物利用に関するトラブルを減らす狙いから、このシステムを提供する。
(以下略)
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(引用終わり)

で、実際に試してみた。


注意事項として、
「一般人同士の契約」を想定して開発されている点が記載されている。


多種多様な契約場面に対応している。


各ひな形には前提条件が設定されている。前提から外れる場合、修正が必要なことも明記されている。


Q&A形式を埋めていくことで契約書の記載事項が決まっていく感じ。確かに、だれでも作ることができる。
著作権を「譲渡する」を選択した場合、二次的著作物の権利、翻案権についても尋ねられるので、漏れが無い。


Q&Aの具体的内容はこんな感じ(画面は、原稿執筆の例)。

出来上がりの契約書案はシンプルなもの。たしかに、一般人同士の契約で決めておくべきことはちゃんと含めて作成される。

なるほど、これがあれば、“契約書のひな型をください”というご相談があった場合にもこのサイトを紹介すれば
基本的なところは解決しそう。
ただちょっと入り組んだ内容(商用だとすぐ“入り組んで”しまうわけだが)については別途コンサルテーションを行っていけば良い。

大事なのは、道具を上手に使うこと。
あるものは、活用しよう。

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