弁理士『三色眼鏡』の業務日誌     ~大海原編~

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【書評(21-04)】「成熟社会のビジネスシフト」(並木将央)

2021年02月21日 00時08分47秒 | 書評
おはようございます!
日を跨いで連投です。

さて、出張中に一気読みした標記の本前回の弘中綾香からずいぶん振れ幅が広くてすみません(笑))。
とある集まりで交わる機会があり、言説の切れ味に感銘を受け速攻でアマゾンでポチった一冊。

“あなたは過去80年~未来20年くらいをその目で見てきたのですか?”
と言いたくなるくらい、歴史観が一貫している。

ビジネス本/啓発本にありがちな、「少し前の時代~少し古くなった現代」をディスって、
これからの時代はこうだっ! ってかたちで煽って論じるのではなく、
戦後(セクションによっては鎌倉時代)からの社会体制・教育体制を時系列で捉えた上で、
その変遷の中で起きてきた変容の結果ある今の姿、という説明の仕方。

「成長社会」から「成熟社会」へ。
一つ一つのトピックス自体には馴染みがあるところ、それらを体系的に因果関係を結び付けて説明している。
複雑系の現代社会の中で「幸せ」になる方法、或いは従業員を「幸せ」にする方法に悩みを持っている方は、一読してみると何か拓けるかもしれない。


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