お正月は少し難しい本を読んでみたくなり、数年前に買って
書棚に置き去りにされていた「文明が衰亡するとき」(高坂正尭著 新潮選書)を
なんとか読了(内容も難しいのですが字も小さめなんですネ)
ローマ、ベネチアの衰亡を皮切りに、栄えた文明の衰亡する原因を検証する
内容ですが、これが現在の日本、アメリカの状況に大変似ています。
もう30年以上前の著作ですが、現在の世界の状況を見事に看破されています。
古代ローマは、その盛りが過ぎたころから福祉国家へ傾斜してゆき
収入が落ち込む中、その費用をねん出するために、本来なら増税すべきところを
市民の不評を恐れて貨幣の質を落とすなどして、財政の悪化に拍車を
掛けたなどと書かれておりますが、いつの時代も増税は嫌われ者であり
政治家は市民の評判で国を動かしてしまうんですね。
戦争が少なくなれば強いリーダーシップを持った政治家も生まれにくく
なりますしね。
もちろん著者は福祉国家が悪いわけではなく特に失敗が付き纏うリスキーな
資本主義社会では必要であるとも述べており、いかに財政の舵取りが
難しいかわかります。
しかし古い文明が衰亡を迎えても新しい文明が芽吹くわけで
多分もうその予兆はどこかに表れているのでしょうね。
リフォームならリフォームワークスへ
TEL045-834-3030
横浜市磯子区洋光台1-13-38
園芸店VIVOさんの正面です
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なんとか読了(内容も難しいのですが字も小さめなんですネ)
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内容ですが、これが現在の日本、アメリカの状況に大変似ています。
もう30年以上前の著作ですが、現在の世界の状況を見事に看破されています。
古代ローマは、その盛りが過ぎたころから福祉国家へ傾斜してゆき
収入が落ち込む中、その費用をねん出するために、本来なら増税すべきところを
市民の不評を恐れて貨幣の質を落とすなどして、財政の悪化に拍車を
掛けたなどと書かれておりますが、いつの時代も増税は嫌われ者であり
政治家は市民の評判で国を動かしてしまうんですね。
戦争が少なくなれば強いリーダーシップを持った政治家も生まれにくく
なりますしね。
もちろん著者は福祉国家が悪いわけではなく特に失敗が付き纏うリスキーな
資本主義社会では必要であるとも述べており、いかに財政の舵取りが
難しいかわかります。
しかし古い文明が衰亡を迎えても新しい文明が芽吹くわけで
多分もうその予兆はどこかに表れているのでしょうね。
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