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イスラエル経産相、日本とのEPA交渉入り意欲 10月訪日

2023-09-02 23:37:12 | 日本政治・外交


  取材に応じるイスラエルのバルカト経済産業相(8月31日、テルアビブ)

 

【テルアビブ=久門武史】イスラエルのニル・バルカト経済産業相は日本経済新聞の取材に応じ、日本との経済連携協定(EPA)締結に向けた調整を進める考えを示した。

4日に同国を訪問予定の西村康稔経産相と会談し、両国間で補完性の高い産業分野を巡り意見交換する。自らも「10月に日本を訪問する」と明かした。

日本とイスラエルは2022年11月、EPAを巡る共同研究を始めることで合意した。アジアでは韓国とベトナムが既にイスラエルと自由貿易協定(FTA)を結んでいる。韓国とのFTAを踏まえ、日本の経団連は「劣後しないことが重要だ」としてEPA締結を求めている。

バルカト氏は自国の人工知能(AI)技術などで日本企業と相乗効果を生み出せると語った。

日本が自動車など工業で高い品質と生産力を持つとしたうえで「我が国は生産性や質をさらに高めるアイデアに優れる。AIが最高の例だ」と述べた。「我が国と日本の強みを同調させる必要がある」と強調した。


イスラエルでは全市民に加入義務のある「健康維持機構」(HMO)が個人の医療記録を蓄積し、ビッグデータをAIで分析していると紹介。

「AIで創薬のコストや所要時間を大幅に節約できる」と例を挙げた。政府として「AIのインフラに補助、支援し、スタートアップ企業がデータベースを活用できるようにしている」と説明した。

バルカト氏はイスラエルの成長戦略として、優位性のある7分野の産業集積(クラスター)を指定し、重点的に育成する案を明らかにした。

対象は「生命科学・医療」「農業・フードテック」「ハイテク」「砂漠・気候」「防衛」「先端製造業」「観光」。

クラスターごとに市場開拓や投資促進を調整する担当官を置く。外国企業がイスラエルで台頭するスタートアップ企業との情報交換や投資を効率的に進める窓口になるとみている。

「今年第4四半期にも全面的に動き出す」とし、この計画に4億シェケル(約150億円)の予算を充てると明らかにした。

イスラエルは兵役中に軍で培ったノウハウや人脈を生かして起業する人が多い。

政府も起業を支援し、技術主導型のスタートアップが勃興した。IT(情報技術)や医療、自動運転関連などで米欧日の企業が技術提携や投資を進めている。


イスラエルは人口が1千万に満たず市場は小さいが、国外で稼げる独自技術で存在感を放つ。1人当たり国内総生産(GDP)は日本を上回る。

ネタニヤフ政権は裁判所の力を弱める「司法制度改革」を進め、反対する市民の大規模な抗議デモが続いている。

バルカト氏は経済に悪影響を及ぼすとの見方について「まったく同意できない」と否定した。「平和的なデモだ。誰もが法を守っている」と述べた。

司法制度変更を巡り、格付け会社はイスラエル内政の対立が「中期的に経済成長の重荷になる」(米S&Pグローバル)などと警告している。

三権分立を脅かし民主主義が後退するとして、スタートアップの経営者や従業員が抗議デモに加わり、資金を国外に移す動きも出ている。

Nir Barkat 1959年エルサレム生まれ。ヘブライ大卒。サイバーセキュリティー企業の設立メンバーなどを経て、2008年から18年までエルサレム市長。23年1月から現職。ネタニヤフ首相の与党リクード所属。

ロシア空軍基地へのドローン攻撃はロシア国内から=ウクライナ国防省情報総局長

2023-09-02 22:53:23 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢

Explosions seen during drone attack on Pskov
       ロシア北西部プスコフへのドローン攻撃で複数の軍用機が損傷した

 

ウクライナ国防省のキリロ・ブダノフ情報総局長は9月1日、ロシア北西部プスコフの空港で8月29日夜から30日未明にかけてあったドローン(無人機)攻撃について、ロシア国内から出撃したものだったと明らかにした。ブダノフ氏は、攻撃を仕掛けたのがウクライナ人か、あるいはロシア人かは明らかにしなかった。

ブダノフ情報総局長は8月31日、ウェブサイト「War Zone」に対して、「我々はロシア領内から活動している」と述べた。使用したドローンの種類や数については明らかにしなかった。

ブダノフ氏によると、この攻撃で輸送機「イリューシン76」2機が破壊され、2機が損傷した。ロシアは4機が損傷したとしている。

同氏は、ドローンは輸送機の燃料タンクや、翼の桁(けた)の重要部分が位置する機体の上部を狙ったのだと説明した。

プスコフへの攻撃について、ウクライナ当局者はこれまでにすでにBBCに、ウクライナによるものだと認めていた。

ウクライナ国境からプスコフまでは700キロ近くあるため、これまでウクライナが使用する武器の射程距離についてさまざまな憶測がされていた。

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は31日夜、定例の動画演説で、「ウクライナ製の新しい兵器は今や700キロメートルだ」と述べていた。

ドローン攻撃で被害を受けたロシア軍機は、長距離貨物機だった。軍の部隊や装備品の長距離輸送に適しているため、ロシアにとっては貴重な軍用資産になっている。

ウクライナ当局は総じて、ロシアでの攻撃については口を閉ざしている。

しかし、ドローン攻撃が活発化するにつれ、それらがウクライナによる戦争行為の一環だと認める姿勢を、以前より見せるようになっていると、BBCのポール・アダムス国際問題担当編集委員は指摘する。

 

Pskov airport

 

8月31日から9月1日にかけても、ロシアの複数地点がドローン攻撃を受けた。

未確認情報によると、首都モスクワ郊外のリュベルツィでは、ロケットの電子部品を作る工場が攻撃された。ただし、モスクワのセルゲイ・ソビャニン市長は、リュベルツィ上空のドローンは迎撃し、被害は出ていないとソーシャルメディア「テレグラム」に書いた。

モスクワ周辺にドローン攻撃がある際に繰り返される対応として、1日朝にはモスクワ周辺の複数の空港で発着便が遅延したりキャンセルされたりした。

ロシア西部でウクライナ北東部と国境を接するクルスク州のロマン・スタロヴォイト知事は、クルチャトフの町で住宅1棟と行政庁舎1棟がドローン攻撃を受けたと明らかにした。近くにはクルスク原子力発電所がある。


ウクライナ軍は、ロシア占領下にあるウクライナ領での反転攻勢も続けている。

アメリカのシンクタンク、戦争研究所は31日、東部バフムートや南部ザポリッジャで、ウクライナ軍が前進したと述べた。


BBC記事 2023.09.02より引用

 

 

 

米ホワイトハウスのジョン・カービー戦略広報担当調整官は1日、ウクライナ軍がそれまでの72時間の間にザポリッジャで「顕著な進展」を実現したと述べた。

状況を客観的に観察している者にとって、ウクライナ軍によるこの成果は「否定しがたい」ものだとカービー氏は述べ、ウクライナ軍の前進が遅いと匿名で批判する「当局者」たちの発言は、「何の助けにもならない」と付け加えた。

ウクライナ政府は8月28日、ザポリッジャ州のロボティネ集落を奪還したと発表。同集落を足掛かりに、さらに南へ部隊を進められるとウクライナは期待しているという。


米共和党の重鎮マコネル氏(81)記者の質問に約30秒黙り込む…高齢で健康不安説も(2023年8月31日)

2023-09-02 22:44:33 | トランプ政権

米共和党の重鎮マコネル氏(81)記者の質問に約30秒黙り込む…高齢で健康不安説も(2023年8月31日)
https://www.youtube.com/watch?v=DtxdAKnjEu4



(CNN) 米共和党上院トップのマコネル院内総務が30日、ケンタッキー州コビントンでの演説後の記者会見で、記者からの質問に約30秒間反応を返さず、固まった様子がみられた。

マコネル氏は先月後半も連邦議会での記者会見で固まる一幕があった。81歳の同氏が共和党上院を率いる適性について疑問の声が増す可能性がある。

30日の会見では記者から2026年の中間選挙で再選を目指し出馬するかとの質問が出た。マコネル氏は何度か聞き直した後、含み笑いのような表情を見せ、その後口を閉じてまっすぐ前を見つめたまま動かなくなった。

 

マコネル氏の側近の一人が「質問は聞こえていますか」と問いかけても反応はなく、「みなさん、すみません。少し時間が必要です」とフォローした。別の側近が静かにマコネル氏に語り掛けると、同氏は小さな声で返答した。

その後マコネル氏は記者団に「オーケー」と発言。側近が別の質問はないかと記者団に問いかけ、「大きな声で」とも言い添えた。

マコネル氏の広報担当者はCNNに対し「一時的なめまいを感じ、動きが止まった」と説明した。別の側近は「健康だが、念のため次のイベント前に医師の診察を受ける」と語った。

共和党上院ナンバー2のスーン院内幹事は、30日の出来事の後にマコネル氏と会談。「いつも通りの様子で元気だった」と述べた。

 

マコネル氏と「友人」だと語るバイデン大統領も、状況はよく知らないがマコネル氏に連絡を取ると語った。

マコネル氏は07年以降、上院共和党のトップを務めるが、最近は健康状態を疑問視されている。今年3月にはワシントンのホテルで転倒し脳震とうを起こし、あばら骨も骨折。上院復帰に数週間を要した。

先月の議会記者会見でも30秒間固まり、同氏事務所は「めまい」があったと説明。他の共和党議員からは脱水状態だったとの指摘もあった。その後マコネル氏本人も自分は健康だと主張していた。

 

 


ノーベル授賞式にロシア招待せず 財団、反発で方針転換

2023-09-02 22:31:25 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢


ノーベル財団はロシア大使を12月の授賞式に招待しないと発表した=AP


【ロンドン=共同】スウェーデンにあるノーベル賞の運営団体「ノーベル財団」は2日、今年12月10日に行われる平和賞を除く5部門の授賞式と晩さん会について、ロシア大使らを招待しないと発表した。

8月31日にスウェーデンとノルウェーに駐在する各国の大使全員を招待する方針を打ち出したが、強い反発を受けて方針転換した。

ウクライナに侵攻するロシアを支援するベラルーシやイランの大使も招待しないと決めた。

スウェーデンのメディアによると、スウェーデンのクリステション首相が財団の方針に反対したほか、複数の政治家が授賞式をボイコットすると表明。

駐スウェーデンのウクライナ大使も再考を強く求めた。

ノルウェーの首都オスロで開かれる平和賞の授賞式と晩さん会には、ロシア大使らを含むオスロ駐在の大使全員を招くという。

財団は「世界の分断は深まり、意見が異なる者同士の対話も減っている」としていたが、2日に声明を発表し「スウェーデン国内での強い反発がこのメッセージに影を落とした」と撤回理由を説明した。

日経記事  2023.09.02より引用

 
 

ウクライナに劣化ウラン弾供与か 週明け発表と報道

2023-09-02 22:29:10 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢

【ワシントン=共同】ロイター通信は1日、バイデン米政権がロシアの侵攻を受けるウクライナに対し、健康や環境の面で懸念がある劣化ウラン弾の供与を週明けに発表すると報じた。米国による劣化ウラン弾の供与は初。米政府当局者の話などとして伝えた。

劣化ウラン弾は今月にも戦場に到着する米主力戦車エイブラムスから発射でき、ロシア軍戦車の正面装甲を貫通するほど破壊力が高い。微粒子となったウランが拡散して人体に入り体内被ばくを引き起こすとの指摘があり、懸念が広がりそうだ。ロシアの反発も必至だ。

英国は既に主力戦車チャレンジャー2用の弾薬として劣化ウラン弾をウクライナに供与した。ロシアのプーチン大統領は「核成分」を備えた兵器だと主張。米欧の軍事支援強化への対抗措置として3月下旬、ベラルーシへの戦術核兵器配備を決めたと表明した。

ロイターによると、米政権が週明けに発表するウクライナへの軍事支援に劣化ウラン弾を含める。支援額は2億4千万〜3億7500万ドル(約350億〜548億円)で最終調整している。

 

 

日経記事  2023.09.02より引用