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ウクライナ軍「クリミアのロシア黒海艦隊司令部を攻撃」

2023-09-21 20:58:32 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢

【キーウ=共同】ウクライナ軍は20日、ロシアが2014年に併合した南部クリミア半島セバストポリ近郊のロシア黒海艦隊司令部を攻撃したと主張した。

ウクライナメディアが伝えた。攻撃は成功したとしているが、セバストポリのラズボジャエフ市長はミサイルを迎撃したと通信アプリに投稿した。

ウクライナはクリミアのロシア軍施設への攻撃を強めている。

今月13日にセバストポリの造船所でロシア軍の大型揚陸艦と潜水艦が損傷。翌14日にはミサイル艦も攻撃を受けたとされる。

ウクライナ国防省情報総局のユソフ報道官は20日、ロシア軍が各地のインフラを偵察していると地元テレビで述べ、今冬にエネルギー施設への攻撃が激化することに警戒感を示した。

迎撃態勢を整える必要があると強調する一方、ロシアのミサイル生産のペースを考慮すると昨冬ほど大規模な攻撃にはならないと分析した。

ロシア軍は昨年10月以降、ウクライナ各地のインフラをミサイルや無人機で攻撃。首都キーウ(キエフ)など都市部では停電が頻発した。


 
 
 
日経記事  2023.09.21より引用
 
 
 

ゼレンスキー氏、安保理でロシア批判 独自和平案を提示

2023-09-21 18:38:58 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢


 ウクライナのゼレンスキー大統領は同国をめぐる安保理会合に出席した(20日、ニューヨーク)
 =国連の公式動画

 

【ニューヨーク=吉田圭織、藤田祐樹】ウクライナのゼレンスキー大統領は20日、同国をめぐる国連安全保障理事会の特別会合に出席し、自国への侵攻を続けるロシアを批判した。独自の和平案も提示した。


和平案について、ゼレンスキー氏は「ウクライナの(独立直後の)1991年時点の国境までロシア軍とロシア艦隊が完全に撤退するよう呼びかける」と述べた。ウクライナによる自国国境と、黒海とアゾフ海を含む排他的経済水域(EEZ)の完全な管理再開を求めた。


国連改革についても言及した。安保理でのロシアの拒否権発動でウクライナ侵攻をめぐる行動がとれないと指摘し「国連総会に安保理で行使された拒否権を覆す力を与えるべきだ」と訴えた。「国境の保護をめぐって人類は国連への期待を失った」とも強調した。


安保理について、アジアがより幅広く代表されるべきだとも指摘した。「日本やインド、イスラム諸国が常任理事国として参加できないのは異常だ」と語った。

 


 ロシアのラブロフ外相も安保理会合に出席してウクライナや米国からの批判に反発した
 =国連の公式動画

 

ロシアは会合でラブロフ外相が発言したが、ゼレンスキー氏が去るまで登場しなかった。ウクライナの演説中はロシアの国連大使が出席し、ゼレンスキー氏とラブロフ氏は顔を合せなかった。


ラブロフ氏は「91年時点の国境まで戻す要求は誰にしているのだ。関連する領土の(ロシア語話者の)住民はウクライナ政府によって脅威にさらされている」とゼレンスキー氏の提案を拒否した。


国連のグテレス事務総長は会合の冒頭で「ロシアのウクライナ侵攻は明確な国連憲章違反だ。地政学的な緊張を高め、地域情勢を不安定にしている」と述べた。


岸田文雄首相も安保理会合に出席した。3月にウクライナを訪問したことに触れて「その時の胸の張り裂けそうな思いは決して忘れない。日本はウクライナと共にある決意を新たにする」と語った。

ロシアを「国際法の明確な違反であり、最も強い言葉で非難する」と断じた。「ロシアの核による威嚇、ましてやその使用は断じて受け入れられない」とも訴えた。

 

 

 

日経記事  2023.09.21より引用

 

 

 

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岸田首相、なかなか、やるじゃないか?

 


ジャパン・ハンドラーズ ジョージタウン大学戦略国際問題研究所

2023-09-21 04:36:30 | ジャパン・ハンドラーズ


                         ジョージタウン大学

 

日本部門がウリ

戦略国際問題研究所(CSIS)は日本部門を持っていることを大々的に謳っている、現在では恐らく唯一のシンクタンクです。

CSISは、ワシントンDCにあるジョージタウン大学に附属の研究機関として、1962年に、デヴィッド・アブシャイア元国務次官と、アーレイ・バーク元海軍次官によって設立されました。

アブシャイアもバークも、日本とは大変関係の深い人物です。 CSISのホームページによれば、現在13人の日本専門家を抱えており、彼らの多くはジャパン・チェア(日本部)に所属しています。

前日本部長に、ウィアム・T・ブリア(2005年CSIS退職)がいますが、彼は国務省から出向して外交官として18年間も日本で過ごした日本通です。

その他、読売新聞の社主とは一違いの名前を持つ、渡部恒雄(わたなべつねお)上級研究員(東北大学歯学部卒業後、米ニュースクール大学で政治学修士課程修了。1995年に米戦略国際問題研究所(CSIS)入所。客員研究員、主任研究員などを経て2003年より上級研究員として、日米関係、アジアの安全保障などを研究。2005年に帰国。三井物産戦略研究所主任研究員を経て2009年4月より東京財団政策研究ディレクター兼上席研究員。2016年10月に笹川平和財団に移籍、2017年10月より現職)や、

日銀出身の酒吉廣(さかいよしひろ)客員研究員(AEI主任研究員を兼任)など、日本人の研究者も多くいます。 

記憶の新しいところでは、米中覇権戦争の最中、親中政策を多くとり親中に傾く安倍政権をCSISが公然と非難した直後、安倍首相は健康を理由に2020年8月28日に電撃辞任。 安倍さん入院もせずに元気でしたけどねw。  そして、菅政権が誕生しました。


アメリカのシンクタンクとジャパン・ハンドラーズhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af34aa19357dc3ccfc58fdaccccd9d7c

 


ただ、CSISに於ける実際の日本戦略の提言は、この日本部というよりはむしろ、ハワイのホノルルにある、CSIS太平洋フォーラムと連携して行われているとうのが実態です。

この部門は、レーガン政権で国家安全保障の特別補佐官を務めたラルフ・コッサと、調査部長のブラッド・グロサーマンによって率いられており、名誉的な議長としてブレント・スコウクロフト元大統領補佐官(安全保障担当)を置いています。

コッサは、環太平洋の安全保障問題、特に北朝鮮の核開発問題に対する論文を日本の『ジャパン・タイムズ』や『インターナショナル・ヘラルド・トリビューン』に寄稿しているので、日本でも知られている名前です。

このフォーラムは、1975年に設立されました。 その目的は、「アジア太平洋地域の指導者たちや研究者、政府、企業が共同して、この地域に関する政策討論や現状分析を行う」とされています。

樋口廣太郎(ひぐちひろたろう)アサヒビール会長や大河原良雄(おおかわらよしお)元駐米大使も役員の一人に名前を連ねています。



CSISは、人材交流に非常に力を入れている点が特徴的です。 環太平洋の国々(パン・パシフィック・リージョン)、日本・韓国・中国などの若い人材とCSISのスタッフがその考えを交じわづ合いながら、相互に理解を深めていくというスタイルを前面に打ち出しています。

冷戦が終わった後も日米同盟を維持発展させ、日米両国が常に対話することで、確固たる協力体制を築けるようにしていく意図のようです。

このような人材交流の重視は、創立者のデヴィッド・アブシャイアと元海軍のアーレイ・バークによるものでしょう。 

アブシャイアは、日本の稲森和夫(いなもりかずお)京セラ名誉会長との関係が非常に深いのがよく知られています。

バークは元国防総省国家安全保障局(ISA)の日本部長ノジェイムズ・アワー(ヴァンダービルト大学教授)を間にはさんで、元駐米公使の国際ロイヤーである阿川尚之(あがわなおゆき)との「海の友情」でつながっています。



阿川尚之という人物は、アメリカ留学時代に「ソフト・パワー」でコロリとやられてしまったポチ保守言論人の典型です。

彼の『アメリカが嫌いですか』(新潮社)によると、海軍士官だった父親の阿川弘之(あがわひろゆき)・作家も、ロックフェラー財団の招きで渡米すると、すっかり親米派になったと言います。

まさに親子二代にわたるカウンターパーツです。 彼らのような洗脳された「親米ポチ」たちの働きかけが、アメリカのイラク戦争などでの、日本の指導者層の言動に大きな影響を与えたのだと思われます。

 

 

 

(関連情報)

アメリカのシンクタンクとジャパン・ハンドラーズhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/af34aa19357dc3ccfc58fdaccccd9d7c

ジョージタウン大学とキグリー博士
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/e588ec6b5d1d6325d7f8de8f01524e64