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バーコードで管理されている人類

2023-09-30 23:12:51 | 秘密結社 フリーメーソン、イルミナティ、世界権力・陰謀・都市伝説、など、

        バーコード

 

今日、どんなものにもバーコードがついていますが、皆さんバーコードの読み方ご存じでしょうか?

 

バーコードのっ数字には意味があって、1番左が国番号、2番目が会社情報、3番目が製品情報です。

しかし不思議なことに、両端と真ん中に、意味のない2本の長い線があります。 この2本の長い線は、バーコード読み取り機で読むと、数字の6です。



ヨハネの黙示録 第13章16節から18節

「小さな者にも、大きな者にも、富めるる者にも、貧しい者にも、自由な身分の者にも、奴隷にも、すべての者にその右手か額に刻印を押させ、この刻印のない者は皆、物を買うことも売ることもできないようにした。 この刻印は、その獣の名、または、その名の数字のことである。 

ここに知恵が必要である。思慮のある者は獣の数字を解くがよい。 その数字とは人間を指すものである。 そしてその数字は666である」

 

皆さん、ご察しの通り。 そういうことなのでしょう。

 

PS.
666についての私の解釈は、シュメール神話でニビル星のアヌンナキ(宇宙人=神)が地球で奴隷(人間)を造るために、アヌンナキ+1/3の地球上の猿を交配させて人間を造ったので、人間は66.6%がアヌンナキ。

知恵はアヌンナキと同じように持っているが、所詮1/3は獣。 それが人間。

 

 

(参考)

・秘密結社イルミナティと啓蒙思想、そしてフリーメーソンhttps://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/99379628d151606e0abd60929462d284

 

自分で書いておいて、その中の一部を引用するのもなにですが、・・・

 

これからのイルミナティ

設立者のアダム・ヴァイストハウプトは、当時「新世界秩序」という本を出版しました。

この中で、彼は「既成政府の廃絶と、世界統一政府の樹立」や「愛国心と民族意識の根絶」、「すべての宗教の撤廃」などを主張しています。

キリスト教的な社会から見ると、これは一種のアナーキズムです。 しかし別の方向からすれば、人種や宗教による人種差別のない世界を目指すユートピア論といえるかもしれません。

現在でも基本的な方向性に変わりはありませんが、目標に取り組む姿勢が大きく異なっています。

当初のイルミナティは「学者の知的サークル」といった言い合いの組織で、政治色もあまりありませんでした。

しかし、多くの組織がそうであるように、肥大化し、構成員が入れ替わっていくに従って、設立時の意識とはズレが生じ始めます。 

自由な学問追及を目指していた組織は、いつしか理想を現実化するためには手段を選ばない強硬な組織へと変貌を遂げていきます。

多くの陰謀論で指摘されているように、現在のイルミナティは政治や経済、医学からマスコミにまで介入し、人類を支配しようとしています。

彼らの行動はすでに自然の摂理を無視し、神を冒涜するレベルに達してきています。

悪魔が掲げる、新世界秩序によって全世界が支配される日は、もう,すぐ目の前にまで来ているのかも知しれません。

 

 

(関連情報)

・サバタイ派・フランキストとは何か
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/83dc7a8b2d527a7eb8b1ee3b0e5c4ebf
・ハザール王国
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/0174267f87508fe1933ac4dc3fe5e0cf
・ユダヤ教の聖典とタルムード
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/f475a6216f55bce31732d2c378158bf6

 

・明治以降、日本語訳の旧約聖書に書かれなかった一節https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/02df639b5ab25372db80ce9dca89b4af

・ロスチャイルド財閥-92 団結の絆 タルムード ~プロトコールは本物~
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/b279a199d9c6444cd8667256b93ebba2

・ロスチャイルド財閥ー91  プロトコール 「シオン長老の議定書」
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/4fb7833b087ab8882497419caa331c74

 

・ロスチャイルド財閥ー85 ヴェネチアの黒い貴族: 人類史絶対勝者のルーツ
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/ee17d9c2af99e8fb646a1c44d6e8e129
・【世界権力シリーズ】 ベネチアの黒い貴族 デル・バンコ一族
https://www.youtube.com/watch?v=KI38_9MqJvo
・ロスチャイルド財閥-170   ゴールドマン・サックス(ロスチャイルド系) vs モルガン・スタンレー(ロックフェラー系)
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/943febf0a3cf5585d1a3a0dae4ac09ca


・ユダヤ教(実は軍事同盟)とグローバリズム、そして軍需産業https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/703f7d4234db701908bfd7cbaa536e30

・ノアの呪いと黒人差別
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/5717d0661572032c599ef59efd580a2e

・イスラム教もユダヤ教も教義は、自分たちが世界征服するワンワールド化が目標
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/c3d70d0413c2f79c9e782733e2ddc704

 

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哲学・宗教・思想 ここまでの投稿記事一覧
https://blog.goo.ne.jp/renaissancejapan/e/7da98797504886d8b9eaa2e5936655e6

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NATO事務総長、キーウを電撃訪問 ウクライナ軍は「徐々に前進」

2023-09-30 22:35:11 | NATO・ウクライナ・ロシア・中国・中東情勢

キーウを訪れたNATOのストルテンベルグ事務総長=28日/Ukrinform/NurPhoto/Getty Images
                    キーウを訪れたNATOのストルテンベルグ事務総長
          =2           8日/Ukrinform/NurPhoto/Getty Images

 

(CNN)

 北大西洋条約機構(NATO)のストルテンベルグ事務総長が28日、ウクライナの首都キーウを電撃訪問し、ウクライナ軍が南東部のロシア軍防衛ラインに対し広範囲で進めている反攻について「徐々に前進している」と評価した。

ストルテンベルグ氏はウクライナのゼレンスキー大統領とともに姿を見せ、ウクライナ軍は「激しい戦い」に直面しているものの前進していると発言。「ウクライナ軍が進んだ1メートルが、ロシア軍の失う1メートルになる」と続けた。

NATOはウクライナに数十億ドル以上の武器を供与しているが、ウクライナが望むNATOへの加盟はまだ認めていない。

ストルテンベルグ氏はNATOがウクライナ向けの「重要な弾薬」で25億ドル(約3700億円)以上の枠組み契約を結んでいるとも言及。その中で15億ドル以上の注文が確定していると語った。

 

 

CNN  2023.09.29より引用

 

 


新型コロナ「万能ワクチン」が開発される 将来の変異株まで対策できる可能性

2023-09-30 21:32:20 | 科学技術・宇宙・量子・物理化学・生命・医学・生物学・脳科学・意識・人類史

新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
  これまでのコロナワクチンの多くはスパイクタンパク質を標的としてきた
  (写真はイメです)

 

<英ケンブリッジ大と同大から生まれたバイオテクノロジー企業のDIOSynVax社が、あらゆるタイプの新型コロナ変異株に対して免疫を獲得できる可能性があるワクチンを開発した。その研究概要、現行ワクチンとの違いを紹介する>


新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染症が第5類に移行してから、まもなく5カ月になります。

政府や自治体は個人に対して緊急事態制限や入院措置などの行動制限ができなくなり、マスクの着用も個人の判断にゆだねられるようになりました。

飲食店への営業自粛要請や第三者認証制度はなくなり、スポーツ観戦や音楽ライブでは収容率100%での開催と声出し応援が解禁されるなど、生活や娯楽は新型コロナ前の状況に戻ってきたと言えるでしょう。

世界的に見ても、WHO(世界保健機関)は本年3月末に新型コロナウイルスワクチンの接種指針を改定し、接種の効果は認めるものの先進国では有益性が限定的であるため、健康な成人や子どもには定期的な追加接種を推奨しないとしました。


将来の変異株に対する免疫を獲得できる可能性

新型コロナウイルスには、変異しやすいという特徴があります。ワクチン接種の有益性に疑問を持つ人の中には「ワクチン開発が流行する変異株のスピードに追いつかない」ことを指摘する人もいます。

たとえば、9月20日から始まった「令和5年秋開催接種」では、オミクロン株XBB1.5に対応したワクチンが使用されています。

ところが、東京都健康安全研究センターの調べによると、27日現在、日本で主流の変異株はXBB.1.9.1から派生したEG.5やEG.5.1、通称「エリス」です。さらに今月7日には、東京都で新たな変異株BA.2.86(通称「ピロラ」)が国内で初めて発見されました。

既存の新型コロナウイルスワクチンや季節性インフルエンザワクチンなど、現在利用されているワクチンはすべて、過去に発生した特定の分離株や変異株に基づいて作られています。ワクチンによる対策は、変異のスピードが早いウイルスに対しては後手に回るしかないのでしょうか。

英ケンブリッジ大獣医学部と、同大から生まれて独立したバイオテクノロジー企業のDIOSynVax社は、既知だけでなく将来のあらゆる新型コロナウイルス変異株に対しても免疫を獲得できる可能性があるワクチンを開発し、動物実験で良好な成績を収めたと発表しました。

研究成果は、応用生物医学分野の学術誌「Nature Biomedical Engineering」に25日付で掲載されました。


日本では、9月に加藤勝信厚労相や東京都医師会の尾崎治夫会長によって「第9波は来ている」という発言が相次ぎました。

5類移行後の新型コロナの広まりについて、「最後の接種から1年以上経過して免疫が低下していたり、変異株が大幅に変化していたりして、ワクチンの効果を十分に得られていないこと」を挙げて懸念を示す識者もいます。

ケンブリッジ大チームの新たなワクチンは、すでに人間での最初の臨床試験が進められていると言います。効果が認められれば、将来の変異株についても先取りして対策できる画期的なワクチンとなることが期待されます。研究の概要を見てみましょう。



SARS-CoV-2の電子顕微鏡写真や模式図を見ると、ウイルス表面にたくさんのトゲ(スパイク)のようなものが刺さっていることが分かります。スパイクタンパク質と呼ばれるこの構造は、ウイルスが宿主の細胞に侵入する最初のステップに用いられます。

宿主の抗体の多くはスパイクタンパク質に反応して作られるため、これまでの新型コロナウイルスワクチンの大半はこのタンパク質を標的としてきました。

ただし、スパイクタンパク質を構成するアミノ酸の一部は、宿主の免疫システムを回避するために高頻度で変異します。変異が起こると、ウイルスの感染性や病原性、ワクチンの有効性などに影響を与えます。

なので、基本的には対応する変異株以外では、期待通りのワクチン効果を得ることは難しくなります。


動物実験で手応え

今回の研究を主導したジョナサン・ヒーニー教授らは、SARS-CoV-2内で、複製に必要で、簡単には変異が起きず、免疫反応を引き起こす可能性のある構造に注目しました。

RBD(スパイクタンパク質の受容体結合部位)と呼ばれるこの部位は、ウイルスのスパイクタンパク質が宿主に侵入するときに宿主細胞の受容体(ACE2)に結合する部分です。

これまでも2021年に大阪大と日本医療研究開発機構の研究チームが、RBDに対する抗体が作られるとヒトの受容体であるACE2との結合を阻害することによって、新型コロナウイルスの感染を抑えることを報告しています。

ヒーニー教授らは、SARS-CoV-2だけでなく、その類縁ウイルスすべてを防御するワクチンを作成したいと考えました。たとえば、02年に中国を中心にパンデミックを引き起こしたSARS(重症急性呼吸器症候群)の原因ウイルスのSARS-CoV(SARSコロナウイルス) は、SARS-CoV-2の類縁ウイルスです。

新型コロナウイルス、SARSコロナウイルスなどが属するベータコロナウイルス属サルベコウイルス亜属のすべてのウイルスに適用範囲を広げるために、研究チームは合成生物学、タンパク質構造解析、計算生物学、免疫最適化を組み合わせて抗原をデジタル設計し、RBDをベースにして実際に作成しました。


次に、「T2_17」と名付けられた複数のサルべコウイルスを標的とするRBDベースの単一合成抗原は、どのように宿主に送り込めば効果が現れるのかを調べました。

DNA免疫原、弱毒化ワクチンを想定した弱毒化ウイルス、mRNAワクチンを作成してマウス、ウサギ、モルモットに投与したところ、いずれも様々なコロナウイルスやSARS-CoV-2の変異株に対して強力な免疫応答を引き起こしたと言います。

 

本研究で特筆すべきところは、今回の実験で作成されたワクチンの元となった合成抗原は、SARS-CoV-2のアルファ、ベータ、ガンマ、デルタ、オミクロン株が出現する前のウイルス分離株から設計されたにもかかわらず、これらのすべての変異株に対して効果が確認されたことです。


そのため、将来的に現れる未知の変異株にも合成抗原は効果があるのではないかと期待されています。


ケンブリッジ大の広報によると、ヒーニー教授は「野生型や過去に問題を起こしたウイルスを使用する現行のワクチンとは異なり、この技術は未来の未知のウイルスから私たちを守ることを目的としています」と語り、これまでとは非常に異なる技術であり、ワクチン設計のターニングポイントとなる可能性を強調しています。

 

英国立衛生研究所(NIHR)で進行中の人の臨床試験は、最後の追加予防接種が9月末までに終了する見込みです。

成功すれば、これまでよりも汎用性の高い新型コロナウイルスワクチンが期待できるだけでなく、他の感染症のワクチン開発にも応用できる可能性があります。

致死的なパンデミックは落ち着いたとはいえ、新型コロナウイルス感染症は未だ世界に蔓延していますし、いつ強毒型の変異株が現れるとも限りません。個人のワクチン接種の選択の自由は守りつつ、汎変異株ワクチンの開発と実用化はいち早く進めてほしいですね。




ようやくトランプ批判の合唱が始まった、第2回共和党予備選テレビ討論会

2023-09-30 20:56:08 | トランプ政権

 
  期待が高まるヘイリーは今回、大きくポイントを稼いだ Mike Blake-REUTERS

 

<カオスだった前回と比べて、共和党を「脱トランプ」させようという明確な意思は見られた>

現地時間9月27日午後6時から、カリフォルニア州シミバレーで、共和党大統領選予備選候補による第2回のテレビ討論会が行われました。

基本的に、討論の枠組みは同じでした。参加者は、前回の8名から1名減って(元アーカンソー州知事のハチンソン候補が失格)7名になりましたが、基本的には「トランプに挑戦するフロントランナーを選ぶ場」という位置付けは前回と同じです。

どういうことかというと、今回も世論調査1位のトランプは討論に参加しなかったからです。

この間のトランプは、度重なる起訴のたびに支持を伸ばしたのに加えて、インフレ、難民問題、都市の治安悪化など「現職批判の流れ」を自分に引き寄せているようで、党内の支持率は60%に迫る勢いとなっています。


トランプは、過半数の支持を得ているのに発言時間は均等に割られるようなイベントには出ない、ということで前回と同じ理由を挙げてボイコットしています。

ちなみに、前回は事前収録したインタビューをテレビ討論に「ぶつけて」公開していましたが、今回はデトロイト郊外で、全米自動車労組(UAW)の現会員、元会員を集めて演説を行っていました。

では、全米の関心はテレビ討論ではなく、デトロイトのトランプに向かったのかというと、そうではありません。

前回の「インタビュー動画による裏番組潰し」は、ある程度話題になったのですが、今回の行動は全く注目されていません。



その一方で、トランプを欠いた共和党テレビ討論会は、前回とは異なる展開を見せました。

終了直後の現時点では、まだ全国的な評価は入っておらず、あくまで感想を含めたメモを箇条書きしておくことにします。

ラムスワミは大人しい発言に終始

1)前回、司会は上手(ブレッド・ベイヤーなど)だった一方で、討論内容は多岐にわたって未整理だった。

今回は、司会が慣れない経済記者(ベテランのスチュワート・バーニーなど)で、何度も大混乱に陥ったが、全体の討論は意外に整理された印象。

2)前回はアドリブで早口の放言を切れ味良く繰り出したビベック・ラムスワミ候補は、今回は大人しい発言ばかりで印象が薄かった。ヘイリーに、中国との協業をしていた過去を突っ込まれたのも不利な印象。

3)前回精彩を欠いた第2位のロン・デサンティス(フロリダ州)知事は、今回は良く準備しており、発言も多かった。内容は依然として、右派のイデオロギー満開だったが、視聴者に好印象を与えた。

4)今回、事前に「バイデンと一対一なら勝てる候補」という世論調査が出て、一気に期待の高まっていたニッキー・ヘイリー元国連大使は、落ち着いた持論の展開を上手くやってのけた。

その一方で、攻撃の際のツッコミも鋭く、かなりポイントを稼いでいた。

5)明確なトランプ批判がかなり出てきた。急先鋒は、クリス・クリスティー元ニュージャージー州知事だったが、世論調査2位のデサンティスも、踏み込んだ批判を展開。

ヘイリーは、この討論の少し前に厳しいトランプ批判のメッセージを公開。特に、今回も討論をボイコットしたことについては、ほぼ全員がトランプを批判。


6)全体として、議論の内容はどちらかと言えば穏健だった。例えば、移民問題は、南部国境問題になり、問題は麻薬密輸の話になって、移民排斥の議論にはならなかった。


8)ラムスワミの放言が封じ込まれたことで、ウクライナ支援への反対論はかなり抑え込まれた。


9)インフレの問題は、バイデンの悪口というよりも、原油価格の話になって、改めて国内の石油を掘れという話にすり替わっていた。


10)トランプ批判は全面解禁というムードだったが、4件の起訴、特に議会暴動への関与問題など具体的な罪状の話題はゼロ。党内の分断を避ける配慮があったか。


11)数回あった休憩時間(CMタイム)の間中、デサンティスとヘイリーは、ずっと2人だけの会話を続けていた。何らかの協定を模索している可能性があるという見方も。


「トランプ下ろし」が始まるか?

とにかく、筋書きが見られなかった前回の討論とは違って、全員がそれなりに「脱トランプ」を明確に宣言し始めたのは事実です。

また、ウクライナ支援の問題、NATOなど西側同盟の維持など、基本的な政策については、団結して共和党を「トランプ前」の状態に戻そうという意思も感じられました。

そうした意思というのは、おそらく今回の討論を担当したFOX、主催した共和党全国委員会、そしてメガドナーと呼ばれる高額献金者たちの間には、おそらくあるのだと思われます。

そうではあるのですが、現時点ではこの7名の支持率を合計しても、トランプにはまったく及ばないというのもまた現実です。

本格的な予備選が始まるまで「まだ3カ月」あります。この間に、仮に民主党に世代交代の動きがあれば、共和党もこれを受けて本格的に「トランプ下ろし」が始まるかもしれません。

また、現在進行中の「つなぎ予算」問題で、共和党の右派は「政府閉鎖やむなし」という状況を人質に取って、議会全体を脅迫しています。

これに対しては、共和党穏健派は民主党との妥協を模索し始めています。こうした議会の動きも、大統領予備選における「トランプ外し」と重なってくると思います。

いずれにしても、現在は60%の支持と一見盤石に見えるトランプ、また現職として無風状態にあるように見えるバイデンの2人とも、見えないところで「世代交代論」という爆弾を突き付けられているのは事実だと思います。

今回の共和党テレビ討論で出てきた「反トランプの合唱」は、まだ大合唱には至っていません。ですが、残り3カ月の間には「何が起こるかわからない」というある種の予兆を感じさせるものではありました。

 

 

NEWS WEEK   2023.09.28より引用

 

 

 


アメリカで連邦政府閉鎖の懸念、共和党強硬派が予算案に反対

2023-09-30 20:44:15 | トランプ政権

Image shows Kevin McCarthy
        米連邦下院のケヴィン・マカーシー議長

 

アメリカで連邦政府閉鎖の懸念が高まっている。連邦下院では29日、野党・共和党の強硬派議員が予算案に反対票を投じ、この法案が否決された。

連邦議会では、予算案の成立期限が30日深夜に迫っている。これを過ぎると、数千人の連邦職員の給与が払えなくなり、政府機能が止まってしまう。

米議会では現在、上院では与党・民主党が、下院では共和党が多数党。上院は、短期的な「つなぎ予算」の合意計画を進めているが、下院で共和党の反対にあっている。

下院はこの日、232対198で、つなぎ予算案を否決した。共和党でも特に強硬派の議員十数人が、反対票を投じた。

ケヴィン・マカーシー下院議長(共和党)は採決終了後、下院ではなお、つなぎ予算を可決できる可能性があるとしたが、具体的な次の方針は示さなかった。

下院は29日夜、合意に達することなく閉会した。現地時間30日午前10時には議員らが戻り、あらためて採決が行われる予定。

予算案は予算執行を10月末まで延長するという内容だったが、大幅な歳出削減が含まれていたため、上院を占める民主党の賛成は得られるものではなかった。また、多くの民主党議員が反対する国境条項も含まれていた。

ジョー・バイデン大統領は29日、政府が閉鎖されれば軍部に大きな影響が出る可能性があると話した。

マーク・ミリー統合参謀本部議長の退任式に出席したバイデン氏は、「軍隊が難局に立たされている中で、政局をやっているわけにはいかない。それは絶対的な職務怠慢だ」と述べた。

共和党内に深い溝

下院と上院の予算案が対立し、政府閉鎖の可能性が高まる中、共和党内の深い溝が露呈している。一部の議員は、これまで予算合意を阻んできた保守強硬派にいら立ちを表明している。

上院は先に、超党派の支持を得たつなぎ予算案通過に向けた投票を、圧倒的多数で可決した。この法案は、11月17日までの政府閉鎖を回避し、議会が長期的な予算について合意に達する時間を与えるものだ。

この法案の成立には下院での可決が必要だが、僅差で過半数を占めている共和党のうち、少なくとも9人の強硬派議員がこの暫定措置の支持を拒否している。

この強硬派グループは、マカーシー議長が民主党の票を当てにし、自分たちの反対を回避してつなぎ予算を成立させるなら、議長の辞任を要求すると繰り返し警告している。

マカーシー議長反対派を率いる共和党のマット・ゲイツ議員(フロリダ州)は29日、つなぎ予算案は「強力な国境政策に対する共和党の立場を弱める」と述べ、反対票を投じると表明した。

マカーシー議長は、上院のつなぎ予算案を下院に提出するとは確約していない。しかし、民主党がこの法案で国境警備の問題についてより良い解決策を示せば、政府閉鎖は避けられるだろうと述べた。

「国境を守る気があるのか、それともバイデン大統領に同調して国境を開放し、政府機能を維持する法案に反対票を投じるのか。議員は全員、自分の立場を明示しなくてはならない」

 

Marjorie Taylor Greene and Matt Gaetz
  (左から)共和党強硬派のマージョリー・テイラー・グリーン下院議員と
   マット・ゲイツ下院議員

 

マカーシー議長はここ数カ月、共和党内の穏健派と右派で深まるイデオロギーの溝に直面している。

右派議員はごく少数だが、共和党の下院での優位はわずか9議席しかないだけに、議事を進める上でこの少数派が圧倒的な権力を握っている。

この強硬派は、ワシントンで慣例とされるあらゆるものに猛反対し、共和党にも歳出削減と、自分たちが保守の優先事項と呼ぶ事柄の実現を要求している。

そのためマカーシー氏は、つなぎ予算案を支持し、自分を救済してくれる相手方の党に目を向ける必要があるかもしれない。

だが民主党と協力することで、いわゆる「立ち退き動議」が出されることはほぼ確実だ。

民主党のチャック・シューマー上院院内総務は、「これは解決不可能なパズルではない」と述べた。「マカーシー議長は、MAGA(アメリカを再び偉大にしよう)過激派に判断を委ねるのをやめるべきだ」。

エコノミストたちも、政府機関の閉鎖は米経済に打撃を与えかねないと警告している。ムーディーズはアメリカの信用格付けを下げ、「アメリカの制度とガバナンスの強さの弱さを浮き彫りにする」と指摘している。

(英語記事 US heads towards likely government shutdown 

 

 

BBC NEWS   2023.09.30より引用