後編
僕は 町娘の余韻に浸りながら 歩いていた
両国橋で 写真を撮りましょ と MAMA に 強引にポーズをとらされた
少し 日が陰ってきて涼しく感じた
ほんとは ナイスバディーをお見せしたかったのだが こんな姿でお許しください・・・
いい風だなあ~~~ と涼んでいると
ん? んんん?
随分 大きな犬だなあ~
でも ちょいと違う気がする・・・
ちょっと 顔も長いし・・・長髪だしなぁ・・・
近くへきたぞ
馬方さんが 「 乗ってくかい?」と声をかけてきた
身を乗り出して見た
ん~~~ん? 犬にしては でかすぎるぞ これは要注意か・・・
お~~~っ! 近くへ来たぞ ~
と ・・・
強引な接吻を!
あ~~~っ ぼ ぼくの唇が~~~奪われる~
でも なかなかいい感じだ ポ~ッ
3回の 接吻の後・・・
しかし 気がついてしまった 匂いが違うぞ
ま まさか こ これは!
馬??? 馬???
とたんに 電気が ビビビッ と走った
ビヒャ~~~~~ッ!!!
ぼくは 恐怖で 目が飛び出てしまった
なんなんだ!何なんだよ~
この馬は 木曽馬の 「 おんたけ」君 だった
そのあとも おんたけ君は 必要に迫ってきた
そっと 優しく PAPA はたしなめたんだ
( ずっと おんたけ君は Richard を熱い視線で 見つめ続けました)
馬方さんが 笑いながら 「 こんなの珍しいんですぜ 」と言った
MAMA が笑いながら
これは ギネスにも匹敵するわ!と また笑った
犬の気持ちも知らないで・・・
僕は 身体の火照りを 押さえながら帰りを急いだ
黄金に輝く 「 不動明王 」
さっきの思わぬ アクシデント を 払拭したく 拝んだ・・・
そして
弥冶喜多道中も 無事終わり? 日光江戸村を後にした
あれは 一体 夢か幻か・・・それが問題だ
先頭を 鼻歌混じりで ルンルン歩きのMAMA が歩いていた
僕はなんだかなぁと思った・・・
PAPA と目が合った 嬉しかった
でも 楽しかったな!