獏の食わず嫌い

プロ野球を好きになってほんの55年です。阪神のせいでネガティブ根性が骨まで染み付いております。

何故駄目なものが私に必要なのか・・

2006-12-11 23:47:23 | 日記
フレンドパークを観て「金城ってWBC出てたんだ・・・」と言うことを思い出したリサフェルナンデスです。ごきげんよう。
上原はしゃいでましたね~
空元気って気もしないでもないですが。。デビュー当時のぶりっ子上原より今の本性むき出しの上原の方が好きですね。

当時のぶりっ子ブリブリを象徴するのが「国産車に乗って紙袋を持った上原」だったんですが、虎のエースなんて5年連続二桁でも未だに紙袋に国産に電車通勤ですからね。(しかもコナンの紙袋・・。・゜・(ノ∀`)・゜・。)
多分、ヤンキースに行っても彼変わらないと思いますよ。ぶりっ子と天然の違いですよ。




ってそんなことじゃないんです。
( ̄▽ ̄;)


Jr.が貸したゲームが2ヶ月経っても返してもらえないと悩んでいました。

彼はブキッチョで(絵を見たらわかると思いますが)超真面目な性格なので、そう言ういい加減な人間が理解できないんだそうです。




甘い甘いあまーい!!





母ちゃんなんか3年レコードを返さなかった前科があるんだぞお!!








Jr.↓
(  Д ) ゜ ゜






いいか!君ら大体世間が狭すぎるぞ!!
世の中のええ加減な人間はもっともっとスケールがでかいんだ!!








こう言う時に子ども達に話すと受けるのが私がこれまでの人生で出会った数々の駄目な人たちの話である。

実家の裏に住んでいたヤクの売人。

学生時代、貸した1万円を取り立てに行ったら、既にアパートがもぬけの殻になっていた借金まみれのパチンコ狂い画学生。

病弱なくせに不摂生な生活から抜け出せない天才似顔絵師は本業の漫画が何故か驚くほど下手糞だった。


薬漬けでシンナー漬けで人との約束がどうしても守れない純なパンク少女。


遠い異国へ夢を追って移住したものの大麻に溺れてしまった寿司職人。





子供に話せるのはほんの一部だけである。
なかなか全て話せるものでもない。


明かす事はできないが、母である私もなかなかの駄目っぷりである。
夫と結婚していなかったらちょっと大変なことになっていたと思う。

彼らがもう少し大人になったら話せるだろうか。無理かなあ・・無理だな・・。








子供が少なくなった今、子供達の世界は驚くほど狭くなっている。
習い事や塾、スポーツなどでしか他者との関係性を持てなくなってしまっている。
そこには色んな駄目な大人と触れ合う機会はまず無い。



鴻上尚史氏のエッセイの中に「高木ブーさんの存在を許せた余裕にドリフの凄さがある」という一文があった。
何もしないブーさんが存在していたあの時に比べて、今のお笑いは全ての人が何かの役目をこなそうとしている所に窮屈さを感じる。面白いか面白くないかは別の話で・・・。

子どもの自殺問題を討論しあっているテレビの中の人は、皆何処かの世界で某かの成果を上げた人ばかりだ。
なんて窮屈な世の中だろう。

それは今、全ての世界に共通することでもある気がする。
ちょっと駄目だとすぐに切ってしまう余裕の無い世界に明日は無いのではないか?


必死に駄目じゃない自分を取り繕おうとして子どもたちは疲れてしまっているようにも見える。


人間は汚くて泥泥でどうしようもないヘタレである。ヘタレているからこそ綺麗なものに憧れる。そこに美しさが存在するのではないかと私は考えるのだがどうだろう・・・。

なんか酔っ払いの世迷言みたいになってしまいました。

だって本当に酔っ払ってるんだもーん!!へへへ~~~

コメント (14)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする