獏の食わず嫌い

プロ野球を好きになってほんの45年です。阪神のせいでネガティブ根性が骨まで染み付いております。

諦めの日曜日

2011-04-24 22:25:20 | 野球観戦
打ち崩す・・・と言うイメージが湧かないんですよねえ・・

いや~~とてつもなくストレスの溜まる試合を見せられてしまいました。
いつもなら写真もアップして観戦記を書くのですが、そんな気が起こらなくて。
今年に入って・・・いや、去年のシーズン終盤あたりから同じことの繰り返しで、負けて悔しいとかそう言う気持ちも湧いて来ないんですよね。

ただ打てないとか、個々に調子が悪いとか、怪我人が多いとか、そう言う状態なら調子が上向きになるまで待ってあげようとか、まだ4月じゃないか・・とか・・
いつもならそう思えるのですがね

去年の8月後半辺りから、個々の選手の状態以外のチームとしていかに勝って行くか・・例えば今は状態が悪くても、9月には最終的にチームがどういう状態になっているか・・と言うイメージを明確に持って試合を重ねているように見えないんですよね。
ってか、去年あれだけ勝負どころで負けてファンをがっかりさせた事について、何か反省したのかな?
もしかしてその反省点を全て「中継ぎ抑えの補強」で良しとして後は前年良かったから放置・・・・って事なんですか?



いや、もう色んなこまごました事を愚痴るのも疲れましたね、まだ4月だけど9月みたいな気分ですね(^_^;)


3割打ってるけどチャンスになると前にのめってしまって振り遅れるとか、チャンスになるとバットが出なくて甘い球を見逃してボールの釣り球に手を出して空振りしたりポップを増産したり、駄目のオンパレードでした。
もちろん山本省吾のピッチングも冴え渡った訳です。
と言うか、良く頑張りましたよね。
7回100球過ぎた位で一杯一杯な感じだったんですが、8回も登板したのでビックリしました。

8回は俊介と代打関本の連打でノーアウト1・2塁からマートン倒れて1アウトで平野がライト前にタイムリーヒットを打つのです。
ここで、ライトがチャージをかけて尚且つ鉄砲肩の吉村だとは言え、そんなに早いゴロでは無かったし、バックホームをノーカットでしていたのにもかかわらず、ファーストランナーの関本がサードに進塁していなかったのにはがっかりでした。
その辺の抜け目のなさが信条だった気がするのですが、ちょっと関本もただ打つだけの人になってしまったのか・・・と
いや、フォーメーションでカットに入った直人なり・・が良い位置にいたので動けなかったとしたら、トレードでセンターラインを固めた甲斐があったと言うものです。横浜も。
脳裏に関内駅前の「スポーツレストランヤンキイス」の親父のほくそ笑む顔が思い浮かびました。
親父さんはデビュー当時から渡辺直人が一押し選手だったのです。
トレード成功して良かったですね。

連敗中とはいえ、「変えよう」としている横浜との勝ちたい意識の差が見えました。

驚いたのが8回、榎田が登板しまして、渡辺直人が先頭でヒット出塁すると、スレッジが三振で村田がサードゴロでランナー入れ替わってツーアウト1塁。
大したピンチでは無かったんですが、ハーパーがセンター前にヒットを打った時に

あ な た ど ち ら の 村 田 さ ん で す か?

と言うような激走を村田修一が見せて、センター前ヒットにもかかわらず(しかもセンターは守備要員の俊介)三塁進塁を許してしまいます。
思わず「肉が離れる!!!!www」と絶叫してしまったのですが(笑)

昔、赤星君がライトよりのセンター前ヒットで体を開いて捕球した時に荒木とか井端に走られて悔しそうな顔をしていたのを思い出しましたが、あんなヒリヒリした状況でも無く、横浜にそれをすんなりやられてしまうって何なんでしょう。



それと、プレーとは関係ないのですが、今日観戦してみて、このオーダーを変えないのは首脳陣はファンに試合に勝つ所では無く、歌舞伎とか宝塚とか、様式美みたいなものを見せたいのかな?という気分になりました。

だって、やっぱり金本さんいないと華が無いって言うか、折角来たのに・・・・みたいな気持がどっかにあるんですよね、ファンも。
そこまでして勝つとこ見たいと本気で思ってないと言うか・・・

ただ、それで苦しむ金本さんを見せ続けさせられるのって言うのは、ファンの金本さんへの愛情を球団が踏み台にしていると言うか、逆手にとって踏みにじっているような・・・・
そんな感じがするのです。
どんな形でもいいから、しっかり休ませたり調整させたりして、最終的に彼もチームに貢献できて幸せだった・・・と言えるシーズンにして欲しいと切に願うのです。