ワタシ、かなり「ハチミツとクローバー」が好きで、好きすぎてちょっとおかしくなった時期もある
海羽野チカさんの次の連載「3月のライオン」みたさに、ヤングアニマルを立ち読みする怪しいオバチャンです
「3月のライオン」の新刊が出ているのを、本屋さんに行ってヤングアニマルで知り、即購入
「大奥」「花よりも花の如く」「聖☆おにいさん」とこの漫画は買い続けています
ヤングアニマルを立ち読みしていた時に、いじめにあったひなたが大粒の涙を流しながら零に言ったことば。
それを見ながら本屋で泣きそうになったオバチャン。やばかった
いじめ、とはいかないかもしれないが、友達から冷たくされたり、ひとりぼっちになった時ってあった。
わたしは小学生の頃から高校卒業までずっと違和感を持ちつつも周りにあわせてやってきたが、ある時期から一人でいることにした。
高校の時はお弁当を友達と食べたあとは部室に行って受験勉強をしたり本を読んだりしてひとりになった。楽だった。
本を読むのが今も好きだ
本を読んでいれば、一人ではなかった。
理不尽な思いもした。なんで、人の気持ちを想像できないんだろう、とよく思った。
想像力の欠如は暴力だ。
そう思った時のことを、思い出した。
そう、「わたしは悪くなんかない」。
ひなたが言い切った。言い切ってくれた。その時、わたしは零と同じに救われた。
全国に、そういう人がたくさんいたのではないか。
ひなたへのいじめは、彼女が胃を痛めためたり、修学旅行の自由行動をひとりで川原で過ごしたりしながらもけっして屈しなかったその結果、学校の介入で一応の決着をみる。(あくまで一応だけど☆)
そしてひなたの前にいじめられていたちほちゃんからの手紙がくる。
「よかったね」
とオバチャンは胸が熱くなった
「わたし、許さなくていいですか」
とひなたが学年主任に言う。
「教育か。教のあとに育がついてなけりゃ、とっくに投げてる」
とつぶやく学年主任。深い・・・。
主人公の高校生棋士・零は名人・宗谷との記念対局に。
「かろうじて将棋を指すことでひとのかたちをたもっている鬼」と言われる宗谷と、零はどんな闘いが出来るのか。
しかし海羽野さんの漫画には名脇役が多数登場する
前巻で二階堂と対局した順慶、島田八段、科学部のノグチくん・・・その人たちも描きつつ、物語はすすむ。
この人はどこまで行くんだろう。
ほんと、続きが楽しみな物語です
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