文春文庫のディーン・クーンツシリーズでは最初のタイトル
となるこの作品、『ライトニング』とは閃光のことで、ある女性
の身の回りに危険な出来事が起こると閃光がひらめいて、
命を救ってもらう、といった話なのですが、物語序盤あたりで
想像する話の流れは、読み進むにつれて、気持ちいいくらい
に裏切られる大どんでん返し。
売れっ子作家ローラは、誕生の瞬間から、父親の死ぬ時、さ
らにその後孤児院で生活するその時々、守護天使と名乗る男
に危険から身を守ってもらいます。その男が現れるのは、きま
ってあたりに閃光がひらめき突然登場し、そして突然去ってゆ
くのです。
孤児院を出てからローラは大学に入り、幼いころから興味が
あった文学の才能により磨きがかかり、のちに結婚することに
なる男との出会いをきっかけに、作家デビューを果たします。
やがて子どもが生まれ、ローラ家族はカリフォルニアから田舎
の山奥に引っ越します。しかし、そこで突然殺し屋が家に来て
夫は殺されてしまうのです。そしてそこには閃光が・・・
はたして、子どものころに見た守護天使とは何者なのか、閃光
の意味とは、生き残ったローラと子どもは無事殺し屋の手から
逃げおおせることができるのか・・・
ローラの孤児院時代の仲良しで、のちに有名コメディエンヌと
なるセルマが物語の要所に登場し、ときに清涼剤的ユーモア
をふりまき、ときに話をきりっと引き締めます。
物語の後半、ある歴史上の大人物とローラの守護天使が対峙
し、さらにもうひとりの歴史上の有名政治家と話し合うシーンが
あるのですが、ここがたまらなく面白い。
クーンツ作品はどちらかというとスリラー、サスペンス要素が強
く、ときにB級ホラー的なテイストも匂わせるのですが、こういう
展開もあるんだなあと、クーンツの間口の広さに驚かされました。
となるこの作品、『ライトニング』とは閃光のことで、ある女性
の身の回りに危険な出来事が起こると閃光がひらめいて、
命を救ってもらう、といった話なのですが、物語序盤あたりで
想像する話の流れは、読み進むにつれて、気持ちいいくらい
に裏切られる大どんでん返し。
売れっ子作家ローラは、誕生の瞬間から、父親の死ぬ時、さ
らにその後孤児院で生活するその時々、守護天使と名乗る男
に危険から身を守ってもらいます。その男が現れるのは、きま
ってあたりに閃光がひらめき突然登場し、そして突然去ってゆ
くのです。
孤児院を出てからローラは大学に入り、幼いころから興味が
あった文学の才能により磨きがかかり、のちに結婚することに
なる男との出会いをきっかけに、作家デビューを果たします。
やがて子どもが生まれ、ローラ家族はカリフォルニアから田舎
の山奥に引っ越します。しかし、そこで突然殺し屋が家に来て
夫は殺されてしまうのです。そしてそこには閃光が・・・
はたして、子どものころに見た守護天使とは何者なのか、閃光
の意味とは、生き残ったローラと子どもは無事殺し屋の手から
逃げおおせることができるのか・・・
ローラの孤児院時代の仲良しで、のちに有名コメディエンヌと
なるセルマが物語の要所に登場し、ときに清涼剤的ユーモア
をふりまき、ときに話をきりっと引き締めます。
物語の後半、ある歴史上の大人物とローラの守護天使が対峙
し、さらにもうひとりの歴史上の有名政治家と話し合うシーンが
あるのですが、ここがたまらなく面白い。
クーンツ作品はどちらかというとスリラー、サスペンス要素が強
く、ときにB級ホラー的なテイストも匂わせるのですが、こういう
展開もあるんだなあと、クーンツの間口の広さに驚かされました。