この前「剣客商売」を読んで、まあ次は当然「鬼平」でしょ、
ということで、シリーズ1巻を買ってきました。
もう今さら書く必要もないですが、江戸時代の「火付盗賊改方」
の御頭、「鬼」こと長谷川平蔵、人呼んで「鬼平」が、大都市
江戸の治安を守る(ときには江戸の外でも捕物があったりしますが)
といった話。
若い頃は遊びまくって、それでも剣の腕は超一流の平蔵。
この時代の盗賊は、かつてのような「忍びに入った家が困るほどの
金盗らない、家の人を傷つけない、殺さない、女性に乱暴をはたら
かない」という、いわば不文律といいますか、”義賊”としての
”心意気”が失われ、大金をせしめるわ、一家惨殺するわ、女中に
乱暴はするわで、凶悪化していたのです。
短編になっていて、それぞれに大盗賊あるいはその一味が登場しま
すが、自滅するものあり、鬼平らの捜査で捕まるものあり、彼ら盗賊
一人一人のバックグラウンドも細かく描かれていて、ちょっと同情
したりもします。
鬼平の手下には、”元・盗賊”というのがいて、これは同心、与力と
いった今の警察組織を描いた時代小説を読むと、その下に「岡っ引き」
だの「下っ引き」というのが出てきて、彼らは大抵は元盗賊。
まあ”蛇の道は蛇”ということで、ワルの気持ちはワルがよく分かる
ということでしょうか。
中には、権威をカサにきて庶民に威張り散らしてる岡っ引きなども
いたそうですが、基本的には命拾いしてもらった人への恩義もあって
あえて”狗”になる、その代わり盗賊側に知られたら命の保証はない
という危ない状態。
平蔵が若い頃、剣術の練習に励んだ良きライバルである岸井左馬之助
という男が登場する「本所の桜屋敷」は切なくて、好きな話ですね。
名主の孫娘のおふさに淡い恋心を抱いた平蔵と左馬之助。
しかし、おふさは大店の女房になって、それがひょんなことから、その
大店とは離縁して、今では賭場を開いてる悪御家人の女に・・・
はやく2巻を買ってこないと。
ということで、シリーズ1巻を買ってきました。
もう今さら書く必要もないですが、江戸時代の「火付盗賊改方」
の御頭、「鬼」こと長谷川平蔵、人呼んで「鬼平」が、大都市
江戸の治安を守る(ときには江戸の外でも捕物があったりしますが)
といった話。
若い頃は遊びまくって、それでも剣の腕は超一流の平蔵。
この時代の盗賊は、かつてのような「忍びに入った家が困るほどの
金盗らない、家の人を傷つけない、殺さない、女性に乱暴をはたら
かない」という、いわば不文律といいますか、”義賊”としての
”心意気”が失われ、大金をせしめるわ、一家惨殺するわ、女中に
乱暴はするわで、凶悪化していたのです。
短編になっていて、それぞれに大盗賊あるいはその一味が登場しま
すが、自滅するものあり、鬼平らの捜査で捕まるものあり、彼ら盗賊
一人一人のバックグラウンドも細かく描かれていて、ちょっと同情
したりもします。
鬼平の手下には、”元・盗賊”というのがいて、これは同心、与力と
いった今の警察組織を描いた時代小説を読むと、その下に「岡っ引き」
だの「下っ引き」というのが出てきて、彼らは大抵は元盗賊。
まあ”蛇の道は蛇”ということで、ワルの気持ちはワルがよく分かる
ということでしょうか。
中には、権威をカサにきて庶民に威張り散らしてる岡っ引きなども
いたそうですが、基本的には命拾いしてもらった人への恩義もあって
あえて”狗”になる、その代わり盗賊側に知られたら命の保証はない
という危ない状態。
平蔵が若い頃、剣術の練習に励んだ良きライバルである岸井左馬之助
という男が登場する「本所の桜屋敷」は切なくて、好きな話ですね。
名主の孫娘のおふさに淡い恋心を抱いた平蔵と左馬之助。
しかし、おふさは大店の女房になって、それがひょんなことから、その
大店とは離縁して、今では賭場を開いてる悪御家人の女に・・・
はやく2巻を買ってこないと。