2010年10月17日(日)、
千葉県船橋市・下総中山の「九州豚骨 どうたぬき」というお店が、2003年の創業以来の歴史に幕を閉じました。
千葉県船橋市・下総中山の「九州豚骨 どうたぬき」というお店が、2003年の創業以来の歴史に幕を閉じました。
また~HPラーメンミュージアムと同じ~2003年組がお辞めになられた事に一抹の寂しさを感じます。
個人経営のラーメン屋さんが10年続くというのは、本当に大変な事なんだな~そうつくづく感じます。
それにしても最終日の17日のサンデーは、昼、夜と本当に多くのお客さんでお店は賑わいました。
ご主人がこだわった無化調の九州豚骨らーめん。
2003年に登場した当初は、一部で「無化調では九州のラーメンではないのではないか?」そんな論争も。
2003年に登場した当初は、一部で「無化調では九州のラーメンではないのではないか?」そんな論争も。
また下総中山は土地柄保守的で、豚骨臭の九州豚骨らーめんはあまり馴染みのない場所、率直に感じるのは、営業的にはスタート時苦戦を強いられたのではないかと思います。
それでもご主人はご自分の「信念」を貫き、日々豚骨ラーメンを進化させたお姿に私は心から「敬服」致します。
また「自家製麺」という縁の下の力持ちとして、お店で使う麺を日々打ってこられたどうたぬきの奥様にも、心から「敬服」致します。
「麺は男、スープは女」という有名な喩えがございますが、どうたぬきでは麺が奥様で、スープが旦那様だった事、大変すばらしく思います。
そして「夫婦合作のラーメン」だった事もすばらしいですね。
「らーめんという食べ物は、人生そのもの」
私はつくづくそんな風に思います。
個人店にはチェーン店にはないラーメンの魅力が沢山あります。
そんなすばらしいラーメンとの出会いを求めて、私はこれからも孤軍奮闘、鮮度と精度に気を配った情報&秘話をネットを通じてゲストの皆様に発信し続ける所存です。
それではラストレポの始まり!
市川リバーサイド健康マラソン大会の会場から一旦チャリで家に戻って、徒歩と電車で、どうたぬきへ。
するとそこには凄い光景が。
どうたぬきのラストラーメンを求める長~~い行列。
隣のお店まで並んでいまして、店内の待ちを含めると行列は30名近いです。
最後にご主人と奥様のご努力が報われましたね!
さて私も並んで待っていますと、スープ切れで昼の部終了の告知が無情にも。。。
10数名の行列のお客さんは私を含めてOUT!
う~~ん、残念、これは夜の部、リベンジあるのみw
お店の閉店告知文。
これは絶対にまた夜に来ないと~!
夜の部18:00スタートの20分前にお店に到着。すると既に6名ほどの行列が。
でも第一陣で入れそうですね、ラッキー。
18:00少し前に開店。
すると面白い儀式が。。
紙にマジックでラスト何杯と書かれてまして、それを1枚ずつ取っていくと杯数のラストカウントダウンになる仕組み。
おそらく手作りチケット制40杯限定なんですね。私のところでラスト33杯でした。
お店に入ると、なんといつもの席が空いてました、これはラッキー、迷わずシットダウン。
店内では奥様も厨房の中でご主人のお手伝い。感動的な光景です、最後に私も拝む事が出来ました。
つけ麺も最終日までやってますが、ここは締めにらーめんでしょう~という訳で、チャーシューメンをオーダー。
最後なので焼き餃子も頼みました。
最後のらーめん、いつもよりもより輝いて見えます!
自家製麺をリフトアップ!
奥様作のいつもの低加水の細ストレート麺、すばらしいです!
ご主人作のコラーゲンたっぷりの豚骨スープ、無化調でこちらも深みがすばらしい!
「大砲ラーメン」にも匹敵しますよ!!
レンゲですくうと~にくずれするチャーシュー。豚が違いますw
半熟の味玉も、ナイス!永久保存版ですw
久しぶりに頂く、焼き餃子。こちらも美味いです!
もちろん替え玉もリクエスト。
紅ショウガや、ニンニクチップもIN。
もちろんスープまで完食~!
私の思い出の中に、この一杯を封じ込めました!
オープンして間もなくで40杯分のチケットも完売。
チケットを持った長い~行列が、どうたぬきとの別れを惜しんでいるようにも思いました。
お店でusidonさんとも遭遇。
氏も間に合いましたね、良かった。
最後にご主人と、奥様、8年間本当に美味しい豚骨ラーメンをありがとうございました。
おしまい
ご来館頂きましてありがとうございます。
どうたぬきの閉店を惜しむお声を、私も沢山頂戴致します。
私も非常に残念ですが、御主人は故郷にお帰りになるそうですから、お国でのご活躍を私も祈念しております。
それにしても美味しい豚骨ラーメンでした!
6年以上、通いました。マスターにも顔を覚えてもらい、そっとラーメンのノリのトッピングサービスをしてもらったりとさりげないお付き合いをして頂いておりました。正直、閉店は悲しくてしょうがありません。無くなる事は悲しい事ですが同時にそれは新しい何かを生み出す事につなげられる事を心からお祈りしております。