ロゴス古書

 年年歳歳 花相似たり
 歳歳年年 人同じからず 

蓼(たで)食う虫も好き好き

2011年05月17日 | 随想・日記

   

 

 賢治の蔵書にもあった「図鑑」です。

 賢治研究会での読書会で、「すかんぽ」の話題があった由。 スカンポ→すいばとあった。

スカンポはすいばで間違いはない。しかしわたくしは、

 賢治のスカンポは、いたどり(虎杖)だと思う。

     

上記図鑑でも、すいばを、一名 すかんぽとある。間違いではないが いたどりもすかんぽと言う。花巻地方では。

 最近はどうか知らないが、写真で見られるように、いたどりの若芽は、和竹のたけの子の様に太くこの若芽を、繊維質の皮を剥いて口にした。

    matsu_chanさん。
  酸い葉ですもの。すっぱくて、シャキシャキした食感でしょうか。
  最近の子どもは食べないのでしょうね。(^_-)-☆
  おいしくて、楽しいのに。                 コメント(4)コピーです。

 最近の「図鑑」や「広辞苑」には多種にわたり両「者」の説明が有る。ややこしい限りである。

何時頃であるのか 植物図鑑にはJaponic  になっているが、かっては上記の「図鑑」でも見られるように Makino であった。 まあ細かいことはやめよう。

 賢治の心象風景であるのだから何方も如何様に詠まれても好い。吾輩のように想うのも良いと思えた。蓼食う虫である。