忘れないうちに
賢治蔵書(60) 仰臥三年
近藤常次郎 明三六・九・五 博文館 菊版 定価金35銭 二三八頁
宮沢賢治 「春と修羅 第三集」の活躍時代に読まれたのであろう。
(「宮沢賢治の読んだ本」のたに)
忘れないうちに
賢治蔵書(60) 仰臥三年
近藤常次郎 明三六・九・五 博文館 菊版 定価金35銭 二三八頁
宮沢賢治 「春と修羅 第三集」の活躍時代に読まれたのであろう。
(「宮沢賢治の読んだ本」のたに)
「サルオガセ」 ←(こちらをクリックして見てネ)
ひさびさに遭った。子供のころに出会ったきりだった。
修羅ではなく松蘿である。
でも少しは修羅を連想させられるかな
(わたくしだけかもしれない)
賢治蔵書の「日本植物図鑑」地衣類トップにでている。
(なんと言ふしろものだ)
(何年もそう思っていた)
日本薬報社「邦産薬用植物」{昭和三年五月発行}に
ヤマトサルヲガセ ミヤマサルヲガセ が
[ 生薬 ] 松蘿が記載されている。
こちらは少々下世話な話
「女のヒステリーと男の浮気止めに薬効あり」と??????。
(そんな話をきいた聞いた)
ついでにGoogleで見たらあるわ有るわ、
でも、私のような変な考えする人はいなかったようだった。
(この記は後で消去しよう)
奥田弘「宮沢賢治の読んだ本ー所蔵図書目録補訂ー」(日本文学研究資料新集26 栗原敦編 宮沢賢治)の蔵書番号と併記してみると、次のようになる。
27(5) 28(4) 30(7) 38(6) 39(3){カッコ内は前回記入図書番号}
奥田の目録には、十一例のうちの五例のみが有るが、番号対応の無い六例の本も賢治は読んでいたことが見られる。
追記に栗原敦氏の教示によるとされている32日本植物図鑑索引42頁が41頁になっているがこんなことは、どこにでもあること、わたしなどは人様のことをとやかく言えたものではない。50化学本論については以前記したのでここでは省略するが、写真の39大工原銀太郎著土壌学講義について、「宮沢賢治の読んだ本」の備考欄には「下巻国会図書館にはない」奥田は記している。この下巻は東京大学や北海道大学の図書館にも無さそうである。
ところで現在はパソコンで簡単にいろいろなことが調べられる。だが以下のことについては如何ように判断したならばよいのであろうか。「中卷例言」に「土壌膠質化学・土壌改良論・土壌鑑定要項・土壌分類学等は之を下巻に譲ることとせり。」とある。大正八年の著者の識である。著者は昭和の時代まで活躍をされた方である。上記の内容の書が有ったならば、賢治の農家に対しての相談事務所にはなくてはならない書であったろうと思われる。このことについてはまたのきかいにしたい。