マイカーの水没事故、車両保険を使うとどうなるか(1/3) の続き
<心配事は続く>
水圧でフロントバンパーが押され「ちり」が合わなくなった件、「これくらいは気にしない」と現実逃避していましたが、洗車するたびにやはり段差が気になります。バンパー交換なら8万円コースですが、ヘッドライトウォッシャーパネルだけなら2,700円で済みます。その差は大きいです。
だがもう一つ、日頃は気付かなかったのですが太陽で暖められたときに左のヘッドライトが水蒸気で曇るのを発見。
外側やエンジンルーム内からエアブローで周辺を吹いてみたのですが、ヘッドライト内部にはエアが到達しません。どうやらコネクター部分あたりから浸水したようです。んんん~これは大丈夫なのだろうか?
<天災だと一等級ダウン?>
ようやく届いたヘッドライトウォッシャーパネルを付けてもらいにディーラーへ行った際、ヘッドライトの曇りを見てもらいました。空気抜きの穴が裏にあるので徐々に乾いていくと思いますが将来的な影響は分かりません、との判断でした。
そして営業マンと雑談していたら、「天災なので保険使っても1等級ダウンですし」というキーワードが出てきました。そうか、そうなのか。事故は3等級ダウンだと信じ込んでいたのですが「天災」は1等級ダウンなのか。営業いわく「まあざっくり20%アップくらいじゃないでしょうか、保険料は。」ということで、簡易計算してもらいました。
私はすでに20等級で割引上限の60%オフの状態でもう何年も経過しています。車両保険も免ゼロ特約つけてフルに入ってますが年間約5万円くらいだったはず。ですから、もし20%アップで済むなら次年度の保険料は年間で1万円ほどしか上がらない計算になります。
そうか、そうなのか、1万円くらいだったら「保険使おうかなぁ」と言った瞬間から、営業・サービスマンともに動きが活発になります(笑)証拠となるヘッドライトの曇り、バンパーのちり、車両周りの写真をじゃんじゃん撮ります。
バンパー交換が8万円、更にヘッドライトも交換で6万円、そして「フェンダーが歪んでるならプラス6万円」次々と加算されていきます。工賃入れて最低でも20万円から25万円ってところでしょうか。
結局、その場から保険会社へ電話することに。一応、事故報告ってことで連絡を入れました。
私 「あのー、先日の大雨で冠水路に突っ込んじゃって色々と修理が必要になりそうなんですが」
損保「お怪我はございませんでしたか」「冠水路とおっしゃいましたがアンダーパスとかそういう場所ですか」「路肩の縁石にぶつかったとか、そういう状態ではありませんか」などと矢継ぎ早に質問を受けました。
損保「このお電話で事故受け付けを行いますが、自損事故扱いになるか天災判断になるかはお答えできません」
損保「事故対応専用ページを開設しますので、そちらも参考にされてください」
という流れになりました。
<来年の保険料は?>
どうやら、自損事故なら3等級、天災なら1等級、この判断はアジャスターが直接車両を見て決定するようです。しかし電話で言葉を代えながら何度も「何かとぶつかったとか」としつこく聞かれました。保険会社は天災より自損事故のほうが良かったのでしょう(笑)
私は、自分が日頃乗る車は三井ダイレクト損保、いわゆるインターネット通販の保険で契約しています。もう一台、自分名義ですが妻が乗る車は、代理店を経由して三井住友海上保険で契約しています。
これは弁護士特約に加入するためです。複数の保険契約のうち、重複させず一つでも入っていればどちらの車でも適用される特約ですが、通販では選択オプションが無く代理店経由でしか契約できません。
今回は、事故報告先はインターネット契約である、三井ダイレクト損保です。
後日、HP上に開設された「事故対応専用ページ」に、さっそくと「次年度概算保険料シミュレーション」という情報が載っておりました。
現契約に対し、自損事故扱いなら3等級ダウンで約10万円アップ。
天災の1等級ダウンであれば3万3千円アップ。
あれ?20%アップじゃないのか? まぁ試算ってことで正式な計算が出るまで分かりませんが、それでも3万円少しならば修理費20万から25万になる今回のケース、保険で修理すべきでしょう。私は「保険は使うために入ってる」という信条で、20等級60%オフを死守するつもりはありませんので。但し万が一「自損事故扱いで3等級ダウン」になるなら、修理自体を見送ることも視野に入れてです。
日程を調整し、ディーラーへ入庫させました。代車はフォレスターです。
(続く)
マイカーの水没事故、車両保険を使うとどうなるか(3/3)
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