Casa de lápiz:鉛筆庵

鉛筆庵に住む鍵盤奏者が日々の生活の徒然・音楽などを綴ります。

ゴールドベルグ変奏曲/Goldberg-Variationen

2006-06-27 22:24:12 | 音楽
       
今更ながらなんですが・・・。
ようやくマルティン・シュタットフェルトの「ゴールドベルグ変奏曲」のCDを手に入れたので聴いてみました。彼のこの曲は「グレン・グールドの再来」と騒がれたとのことで、ついでにグールドの2回の録音も聴きました。

う~ん、気に入ってる方には悪いけどグールドの再来ねぇ・・・。どの辺りがぁ?でした。
とってもクリアで均質できれいな音だし、テクニックも勿論非のうちどころがない演奏、だけど清潔すぎて冷たいという印象。目が痛くなるような白い部屋という感じ、一点のシミも許さないというか・・・。現代という時代がこういうちょっと冷静でひんやりする感じの演奏を求めているのでしょうか。
だから、余計にその後にあらためて聴いたグールドの演奏はとにかくしなやか、すごいなぁでした。
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ラッチョ・ドローム/Latcho Drom

2006-06-27 00:04:46 | 映画 ら行
            

監督・脚本:トニー・ガトリフ
音楽:アラン・ヴェベール
1993年/フランス/103分(DVD)

ラッチョ・ドローム/Latcho Drom=『よい旅を』:インドからスペインへの果てしないジプシーの旅、とにかく音楽、歌と踊りで彩られたトニー・ガトリフによる音楽映像詩♪
観た、そして聴いた映画だった。ただもう、素晴らしい~の一言。インドのラジャスタン地方を出発点に放浪を続けるロマの人々のたどる旅・・・彼らはエジプト、トルコ、ルーマニア、ハンガリー、スロヴァキア、フランス、スペインと流浪する。その歌にはすべてが込められる。喜び、怒り、そして迫害される悲しみ。昔から、現代に至るまで・・・。ダイレクトに胸に響く。
楽器にも彼らの影響の程が伺え、感動する。長い旅の終わりにたどり着くスペイン、最後の場面でのパルマは実に印象的だった。
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