Ethicsのペーパーを書いています。
世界最大の教育論文のデータベースといえばERICなのだけれど、なぜかPCの調子が悪く、文献を見つけてもPDFファイルをダウンロードできない!代わりにGoogle Scholar(←Googleの新サービス、便利かも)を使って文献探し。
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ペーパーの主旨はEthics(倫理)のグローバル化に対する懸念。日本におけるカウンセリングや心理産業がもともと西洋文化の影響をもろに受けていることは事実だけれど、今そこに求められるカウンセラーとしての倫理まで西洋のスタンダードを取り入れようとしているような感がある。でも、それでいいのかしら。
アメリカでは対人援助職(医者、弁護士、精神科医やサイコロジスト、カウンセラーまで)に就く人のための大学院カリキュラムで倫理を教えることが義務づけられている。日本では大学院レベルで「倫理」なんてまだ必修科目になってないんじゃないかな。それを、「日本は倫理教育後進国だからだ」と嘆くのか、「日本人にとっての倫理とは、もともと“規定”として明記されるようなものではなく、人から人へ受け継がれる美徳であったはず」と言うのか・・・。
でも職業倫理先進国のアメリカを真似て近年、日本の臨床界でも倫理に関する研修会が開かれる機会が多くなってきた。「倫理規定」の確立は、クライエントがよりよいサービスを受けるのに必要。でもその倫理規定に盛り込む文面までそっくりそのままアメリカから輸入してしまっていいのかしらと思うわけです。
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経済や教育のグローバリゼーション云々よく聞くけれど、グローバルスタンダード=アメリカじゃないだろうに。~先進国・~後進国、という言葉に惑わされて、もともとの「自文化の価値」を見過ごしているような気がします。
―て、アメリカに留学してアメリカの教育を受けている私が言っても説得力ないか。
世界最大の教育論文のデータベースといえばERICなのだけれど、なぜかPCの調子が悪く、文献を見つけてもPDFファイルをダウンロードできない!代わりにGoogle Scholar(←Googleの新サービス、便利かも)を使って文献探し。
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ペーパーの主旨はEthics(倫理)のグローバル化に対する懸念。日本におけるカウンセリングや心理産業がもともと西洋文化の影響をもろに受けていることは事実だけれど、今そこに求められるカウンセラーとしての倫理まで西洋のスタンダードを取り入れようとしているような感がある。でも、それでいいのかしら。
アメリカでは対人援助職(医者、弁護士、精神科医やサイコロジスト、カウンセラーまで)に就く人のための大学院カリキュラムで倫理を教えることが義務づけられている。日本では大学院レベルで「倫理」なんてまだ必修科目になってないんじゃないかな。それを、「日本は倫理教育後進国だからだ」と嘆くのか、「日本人にとっての倫理とは、もともと“規定”として明記されるようなものではなく、人から人へ受け継がれる美徳であったはず」と言うのか・・・。
でも職業倫理先進国のアメリカを真似て近年、日本の臨床界でも倫理に関する研修会が開かれる機会が多くなってきた。「倫理規定」の確立は、クライエントがよりよいサービスを受けるのに必要。でもその倫理規定に盛り込む文面までそっくりそのままアメリカから輸入してしまっていいのかしらと思うわけです。
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経済や教育のグローバリゼーション云々よく聞くけれど、グローバルスタンダード=アメリカじゃないだろうに。~先進国・~後進国、という言葉に惑わされて、もともとの「自文化の価値」を見過ごしているような気がします。
―て、アメリカに留学してアメリカの教育を受けている私が言っても説得力ないか。