今回は、山梨県北杜市白州町下教来石にある巨石“経来石”の紹介です。
国道20号線 我が北杜市白州町の道の駅を左に見て北上
釜無川の支流 流川を渡ってすぐ下教来石交差点を過ぎた次の角を左折。
墓地を過ぎしばらく走った通り沿い、右手の開墾された奥にそれはあります。
経来石 ここの地名 “教来石”は「きょうらいし」と読みますが、本来は“経来石”と書き「へてこていし」または「へてこいし」と呼ぶんだそうです。
どちらにしても変わった地名ですが由来は、古くからここにある巨石に纏わる伝承からだそうです。
案内板には“経来石”とあります。「清らの石」転訛説、ここへ遠征したと伝わるヤマトタケルが詠んだ歌からの「経て来い石」 説。どちらも決め手に欠ける説ではありますが、最も戦国史好きな方なら武田四天王の一人で、数多くの武功を挙げた歴戦の重臣“馬場信春”がここへ移り住み教来石氏を名乗っていた事のほうが有名でしょうか。
また「目には青葉山ホトトギス初鰹」と、詠う有名な句の江戸時代の俳人“山口素堂” は、ここ下教来石出身だそうです。
八ヶ岳を拝する経来石
反対側には加工跡がありました。ここで加工しどこかへ建材として移動したのでしょうか?それともどこかで割ったものをここへ捨てたのでしょうか?
どちらにしても、気になるところ ではあります。
さて“教来石”でググると、ここでは無い別の巨石を紹介しているサイトがありました。
少し手前にある来福寺の墓地の中に、その巨石はあります。
高さ1.5メートル 幅4メートルほど
祠と石仏を置き大切にされているようです。
この周辺には、ゴロゴロと巨石が残っています。かつての八ヶ岳崩落で残された痕跡の一部なのでしょう。
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