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大分紀行(6) 「米神山 登山」

2006-04-25 | 磐座・巨石・霊石
本来であれば、巨石祭りの最後に米神山の参拝登山で締めくくるはずでした。今回我々がわざわざこの日を選んで訪れたのも参拝登山があると聞いたからでした。
巨石祭実行委員の方から雨のため参拝登山は、中止との知らせを聞いた時は、一同落胆の色は隠せませんでした。しかしここで引き返すわけにはいきません。リベンジをかけて訪れた訳ですから。ここは、委員会の方に交渉して「何とか登山できないか」と、掛け合ってみましたが「山頂付近は、非常に滑りやすくなっていて止めたほうがいいですよ。」とのご助言を頂いたのですが、代表して旭さんが何とか交渉しご迷惑をお掛けしないといった条件付きで、登山が出来る事となりました。
「京石登山コース」に着くと係りの叔父さんが、登山届けを書くようにと言われサクラさんが代表で届出を書いて、そのあとなぜか全員の記念写真を撮られました。いつぞや訪れた際の前日に遭難騒ぎがあった事を思い出し、ましてや雨のそぼ降る最悪のコンデションの中強行するわけですから、委員会の方たちもさぞかし困惑していた事でしょう。

いよいよ登山開始です。登り始めて数十分あまり。ぬかるむ急勾配の斜面にロープが渡してあり足場が悪い中腕力だけで上へと目指します。場所に寄っては、滑りやすい斜面に踏ん張りが利かず斜面をずり落ちること数回。
山道途中には、京石と同様な石柱が連なっている数々の巨石を仰ぎ見ながらも山頂周辺に近づくにつれ急勾配は、いっそうきつくなりロープを握る手にも力が入らなくなりかけた時、ようやく山頂に到着しました。心配していたサクラさんも無事に一緒に登頂できました。
山頂で一息入れていると今まで重く垂れ込めていた雲の合間に明るさが増したかと思ったら、にわかに太陽の光が射し込み山頂周辺は、一時明るくなりました。
眺望もまずますでしたが、山頂のストーンサークルらしき巨石郡も、ヤブが刈ってありその全貌を見る事ができたのはラッキーでした。webページで紹介されている写真は、みなヤブが高くその全容を見る事が出来ずこの次期に訪れたのは、正解だったようです。
まず、はじめに気づいたことですが、頭を覗かしている部分は先端から一部のみでメンヒル状の石柱が埋まっている可能性は、否定できません。旭さんのお話では、メンヒル状に並んだ巨石郡には、「由布岳方面を指しているキーストーンがあり、やはり意味のある配置となっているようだ」との考察を、されていました。磁気異常が観測された石もありました。文献では、ここがかつての火の神を祀った古代祭祀場であったとの記述がありますがその背景には、噴煙を上げてそびえる由布岳を神として崇めたともあり興味は尽きません。

下山は、熊コースを行き、やはりぬかるむ斜面を滑りながらも無事に下山することが出来ました。雨の日は、やはりリスクは高かったようで普段使わない腕の筋肉疲労は、自宅に戻っても暫く残っておりました。もし、ぬかるんでなければロープが張ってあるので比較的楽に、登れたかも知れません。
結局、午後1時ごろ入山し、下山は、午後4時ごろになってしまい、あまりにも遅いので安心院観光課の古恵良さんも、ご心配されていたらしく旭さんの携帯に、何件か着歴が入っておりました。観光案内所に着くとわざわざお待ち頂いていたようで恐縮してしまいました。本日の予定は、これから妻垣神社と三女神社へ行く予定ですが、時間も押し迫りお話もそこそこに、古恵良様、観光課のご担当者様とご一緒に、まずは妻垣神社へ向かいました。つづく(写真:山頂ストーンサークル)

京石登山コース脇にあるメンヒル

千岩滝岩

月の神巨石郡


以上2枚 こんな感じの巨石がたくさん存在する

日の神谷巨石郡

山頂からの眺め(曇っいた割には、まぁまぁ眺望がよかった

山頂ストーンサークル(と言われているもの?)

磁気異常発見!

由布岳を仰ぐ「キーストーン」








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