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【磐座・巨石・神社】山王神社~三石の巨石群@長野県飯田市下久堅

2021-08-16 | 磐座・巨石・霊石
 山王神社~三石の巨石群・甌穴群
 切石の三妙石を後にして、続いて訪れたのが下久堅(しもひさかた)地区にある“三石の巨石群”です。
市内を横切る国道256号を東へ。天竜川に架かる水神橋を渡り高台の住宅地を登って行くと見事な「枝垂れ桜」が見えて参ります。
三石の枝垂れ桜 (☞参考リンク)巨石とのコラボが絵になります。

それほど広い境内ではありませんが、拝殿の背後に見事な三つの巨石が並んでいます。

ここが“山王神社”だった事を、訪れて知りました。実は、なぜかマップには「三石の巨石群」とあるだけで、神社名の記述がありませんでした。

拝殿の向きは、北西となりますが南東方向へ3キロほど行った場所に“神之峰久堅神社”が鎮座しています。

本殿はありません。今ある拝殿は形式的なもので、かつては巨石自体が信仰の対象だったものと思われます。

左側の巨石と右側の巨石が重なる部分ですが気になったのは、その重なり具合です。

右下の土台となっている巨石と左右の巨石が見事なまでに、鋭角に組み合わさっているのが分かります。また、上の左右の石の組成が異なるように見えるのですが通常一つの塊だったものが、永年の節理で破断する事例は、良く見かけますがここのものは、あえて別々の石を組んだように見えるのですが如何なものでしょうか?

こちらは、右側(西)にある巨石となります。

道路側に面した巨石の隙間に、何かありますね?
面長のお地蔵様?がいらっしゃいました。
ふと右側の巨石側面を見てみると…。

天神様が祀られていました。
(右側)象頭山(左側)秋葉山「象頭山」といえば、香川の金毘羅山(琴平山)ですが何か所以でもあるのでしょうか?

右側は、大黒天。 左側は仏塔でしょうか?
巨石の背後に回ると興味深い造形を見ることが出来ます。
このような状態になるまで果たしてどれ程の時が流れているのでしょうか?

同じ巨石の背面の一画ですが「甌穴」と言います。
「甌穴」は通常、川床の窪みに砂礫が溜まったものが渦流により「長い年月をかけ削磨され形成されたもの」と言われていますが、今ある天竜川の位置からここは、かなり離れており標高もある事から、どのような経緯でここに形成されたのか不思議でもあります。
道路側に面した巨石の下部にも甌穴が見られました。
この位置にあると言うことは、少なくとも形成されてから90度横向きになった事を意味しています。中々興味深いです。
※実は、この背後に天然記念物となっている「三石の甌穴群」があったようなのですが事前調査を怠ったため見事にスルーしてしまいました。残念(^^;
※以下のTwitter投稿記事に、甌穴群が紹介されていました。行き方など参考になると思います。
【マップ】
※ちなみに、昼ごはんに困ったら水神橋からすぐにある中国料理“龍昇”さんは、お勧めです。定食の品数が豊富で、ボリュームもあり美味しかったです。飯田で中国料理と言ったら皆ここへ行くそうです。


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1 コメント

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Unknown (Unknown)
2023-12-21 13:04:49
飯田市上久堅も
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