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【磐座・巨石】岐阜県恵那市山岡町~武並町・笠置山山麓巨石群(Part1)

2018-11-23 | 磐座・巨石・霊石
去る11月10日~11日にかけて、久しぶりの巨石探訪フィールドワークに出向いて参りました。
きっかけは、もう20数年来より磐座・巨石についていろいろとご教授頂いている歴史作家S氏からの一報でした。
「今度講演会を岐阜の恵那市で行うんだけど磐座探訪もするんで来ない?」
と、言ったお誘いでした。
恵那市山岡町~笠置山と言えば、第一回目の「イワクラサミット」が開催されパネリストとして初めて参加した記念すべき思い出の地でもあり、自分が全国各地の磐座・巨石探訪へと足を伸ばすきっかけとなった場所でもあり二つ返事で参加の打診をしたのでした。


品川駅より新幹線 名古屋駅経由で中央本線 恵那駅には、朝の11時半ごろに到着。
今回案内をして頂ける世話人の方々と駅前にて合流しランチをしながら自己紹介としばしの歓談ののち早速山岡町の磐座探訪に出向きました。

【恵那市山岡町の磐座・巨石】
まず訪れたのが、下手向土岐坂地区にある烏龍神社の北側に位置する山麓にある巨石遺構でした。

烏龍神社 祠は南向きです。背後の小山が怪しいと辺りをつけ登っていくと…。 
巨石発見!!

祭壇石 テラス上に連なるこの延長は先ほどの烏龍神社となります。
S氏の見解では、ここから西にある「ハンノ木山」は、かつて祭り場であった可能性があり祭壇石と東西で結ぶその延長上に烏龍神社がある事からここに太陽祭祀があったと結論されています。

続いて、以前開催されたイワクラサミットの宿泊地であった「山岡滝温泉(現在は閉館)」近くの山中にある巨石へと向かいます。

らくだ石 名称不明だったので勝手に命名。
そしてかろうじて前回訪れた記憶がかすかに残っていた巨石を発見!!

龍神の館 名称は以前訪れた際に立て札があった当時のもの。

かなり巨大です。高さ5メートル程はありそうです。

上下の巨石が支石と組み合わさって岩屋を構成しており、この構造はいわゆるドルメンとも言えます。

【恵那市武並の巨石】
続いて恵那駅のお隣「武並」にある巨石を案内して頂きました。
まず訪れたのは興味深いものでした。


武並の立石 5本の起立するメンヒルが直線上に並んでいます。今回参加したメンバーの一人が言うには以前はもっと間隔が空いていたとの事です。かつての村と村との境界としての目印だったのかもしれません。

5本の立石の近くにストーンサークルがあるとの事でしたが草が高く良くわかりませんでした。

代わりにその先の少し民家の脇を入った場所に興味深い巨石遺構を発見しました。不自然な配置と表面がテーブル上になっている事から何かしらの祭祀がここで執り行われていた場所ではないかとの見解でした。

道路を挟んだ反対側には、現在溜池とはなっていますが、かつてここには田尻古墳群の四号墳があったそうです。


線刻岩 ここでメンバーの一人が興味深い石を発見!!何やら表面に線刻で図形らしいものが描かれていました。

この時期、日が暮れるのは早くすでに17時を周り本日は、ここで調査終了。
恵那市内まで戻り、その夜は駅近くの中国料理屋さんで親睦会を開いて下さりました。

「Part2 笠置山山麓編」へ、つづく


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