新天皇が即位後初めて国の安寧や五穀豊穣を祈る最も重要とされる宮中祭祀大嘗祭(大嘗宮の儀 )が先日14日夕方から15日未明にかけて営まれました。
一世に一度の大嘗祭 中心的儀式「大嘗宮の儀」
儀式が執り行われた大嘗宮の一般拝観が21日から行われています。冷たい雨のそぼ降る勤労感謝の23日に、サクラさんと出かけて参りました。
もちろん歴史的な儀式が執り行われた舞台の真新しい大嘗宮をこの目で見たかったのも理由の一つでしたが、本来の目的は同時に建立された“黒木鳥居”を見たかったのでした。
この大嘗宮のジオラマは、東御苑にある売店に展示してあったものですが①~④の東西南北に黒木鳥居が建っています。(手前側が南面となります。)
事前情報で、今回訪問するに当たりこの四基の黒木鳥居の建立を知り今回全ての鳥居を確認して参りました。
それでは、以下確認できた黒木鳥居を紹介させて頂きます。
まずは、南面の正面となる黒木鳥居(南神門)です。
そぼ降る雨と周囲は傘をさされた人々で、ごった返す中撮影したものです。
残念ながら微妙に真正面からの撮影には至らなかったのですが樹皮の質感が伝わってくる素晴らしい鳥居です。
数ある鳥居の中でも最も古く全ての鳥居の雛形となる一基です。
西側にある黒木鳥居(西神門)
こちらは北側にある黒木鳥居(北神門)
東側にある黒木鳥居(東神門)
外周から何とか確認できたのは以上の四基ですが、実はもう一基外から確認できない黒木鳥居が存在しています。
悠紀(ゆき)殿と主基(すき)殿と呼ばれる儀式を執り行う建物を結ぶ中央にある 雨儀御廊下と呼ばれる中心に五基目の「中の神門」と呼ばれる黒木鳥居があるようです。
来月8日までの一般公開が終わるとこの施設は解体されて次回の大嘗祭の時まで見ることが叶わなくなります。
神社建築などに少しでもご興味があるならばこの機会に是非訪問されることをお勧めします。伝統と形式美を堪能でき見る価値は大いにあると思います。
また、30日からは、乾通りの一般公開も併せて開始されるので紅葉を堪能しながら再訪しようと今から目論んでいます。
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