CBRで風になる~♪

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VGA切替器の導入

2018年01月21日 | レトロパソコン
今回もレトロPCネタです。現在所持しているレトロPCは以下の通りです。

・PC-8801mkII FR
・PC-9821cx
 ・PC-9821Ap

自室にはそれ以外に、メインで使用しているデスクトップPCがあります。
部屋が狭いので、レトロPCにはデスクトップPCのサブディスプレイを利用し、スピーカーはデスクトップPCと共有しています。

3台のいずれかのレトロPCを使う場合、毎回ディスプレイとスピーカーのコネクタを付け直すのが面倒なので以下の製品を購入しました。

ES-Tune VGA切替器 簡易版 4入力1出力 オーディオ機能 1920*1420に対応 手動 パソコン
VGA 4入力1出力 切替器
ES-Tune

最大4台の D-Sub15ピン(VGA)と、3.5mmステレオミニ(音声出力)を同時に切り替えることのできる優れものです。ただし、VGA出力端子が前面にあるため全て機器を接続するとを下のようになり VGAケーブルの根元に負荷がかかりいつか断線しそうです。見た目にも美しくないですしね。

 

そこで、D-sub15ピン L字型ジェンダーチェンジャーを2つ用意し…

ハイパーツールズ L字型 ジェンダーチェンジャー D-sub15ピン オス・メス
D-sub15ピン L字型ジェンダーチェンジャー
ハイパーツールズ

見た目と実用性の問題を解決しました。

 

合体!! おぉ~いい感じです。

 

これで3台のレトロPCを、1台のディスプレイとスピーカーで使いまわせます。
この切替器で唯一気になる点はボタンを押すとガチャンと大きな音がするところです。物理的に電気回路を切り替えているので致し方なしです。2千円弱とお安いので文句は言えません。

後はキーボードですが…PC-88とPC-98ではキーボート接続端子が異なるので別々に用意し使うことになります。一つのキーボードを使いまわすには接続端子を統一する必要があります。レトロPCにUSB接続のキーボードを使えるようにする変換機があるにはあるのですが、一つ1万円もするので流石に買えません。( ´゚д゚`)エー

この切替器を導入した結果…デスク周りはこのようになりました。


写真の左側にあるディスプレイがレトロPC用でメインPCのサブディスプレイを兼ねています。音声出力は中央のディスプレイ下にあるBoseのスピーカーを共有しています。PC-9821Apの左にある黒いタワーケースがメインのデスクトップPCです。

レトロPCに囲まれて幸せ者です。VGA切替器には後1台接続できるので…PC-8801FA or MZ-2500を手に入れて、つなげたいですね。どちらもオークションで見つけるしかないので、程度の良いものが安価で出品されたら凸したいと思います。
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PC-9821Ap を購入

2018年01月17日 | レトロパソコン
前回に引き続きレトロPCネタで行きたいと思います。
昨年末に PC-9821Ap/U2 をヤクオフで落札したので、そのご紹介です。

落札時の状態は以下の通りでした。

 ・CPU:486DX2/66MHz
 ・メモリ:640KB+11264KB
 ・HDD/ビス欠品です
 ・FDD1読込動作確認しました
 ・FDD2読込動作確認しました
 ・電源を入れ「システムディスクをセットしてください」と表示されることを確認しました
 ・上記以外の動作確認は一切していません
 ・本体に変色があります
 ・背面にサビがあります
  ・その他破損/欠品等の状態確認はしていません

いわゆる現状渡しというやつです。写真を見る限り日焼けや傷も僅かで状態は良さそうだったので、1万円を上限に設定し 8千円で落札しました。送料込みで 9,500円程でした。

年末ギリギリに品物が届いたのですが、ワクワクが止まらず即開封し状態確認しました。日焼けは軽微だったのですが…天板は汚れていて、あちこちに小傷や擦り傷が見受けられました。意外なことに筐体内にほこりは無くきれいな状態でした。業者さんなのでエアブローを吹いたのだと思われます。

PC-9821Ap…これが出た当初はまだ社会人になりたてで安月給だったため買えず、安価なPC-9801BXを購入。少しずつカスタムして Windows3.1マシンに仕上げた事を思い出します。PC-9821Apは高価で憧れのPCでした。それが 8千円とは…当時の自分に譲渡したい気分です。

外観チェックの次は動作確認です。長年放置されていたためか、カレンダーが設定されておらず初期状態になっていました。日時設定後コンセントにつなぎっぱなしの状態で2週間以上使用していますがカレンダーは正常に引き継がれているので内臓電池は大丈夫そうです。しかし経年劣化による液漏れが心配なので早々に交換した方が良いのかもしれません。

FDDは2ドライブとも正常に読み書きが行え FDのフォーマットも問題ありませんでした。ゲームディスク(骨塵など)を用意しFM音源(内臓スピーカーおよびライン出力)も問題なく鳴ることを確認しました。

HDDは搭載されていなかったので、PC-9821Cxから取り出した 3.5インチHDD(540MB)を接続し、MS-DOS5.0A および MS-DOS6.2 でフォーマットして動作確認を終えました。

PC-9821ApはPC-9821Cxより世代が古いためメモリやHDDの容量制限が厳しくなっています。メモリは最大14.6MB、HDDは最大544MBまでとなっています。メモリは最大値以上搭載しても14.6MB以上は無視されます。HDDは最大値以上の物を接続すると起動時メモリカウント後にフリーズします。手元に使い道のない540MBのHDDが余っていて助かりました。

後はメンテ済の品物ではないので近い将来、業者さんにメンテ(コンデンサなどを交換し延命処置を図る)をお願いした方が良さそうです。自分でメンテしようとすると逆に壊してしまいそうです (;´・ω・) アセアセ…

一通りのチェックが終わったので…
天板および前面パネルなどを、マジックリンを使いひたすら磨きました。またプラスチック部の傷は軽くやすりを掛け目立ちにくくしました。塗装ハゲは軽微なのでそのままにしておきます。

 

作業後の写真です。まぁ何と言うことでしょう…現状渡しで購入した薄汚れたPC-9821Apが匠の技で、ここまで綺麗になりました。※キーボードはPC-9821Cxの使い回しです。

なぜ、PC-9821Cxを持っているのに 似たようスペックのPC-9821Apを買ったのかは…
MIDDLEモード(386 20MHz相当)とLOWモード(V30 8MHz相当)を搭載しているからです。古すぎるゲーム(Ys・Ys2・THEXDER etc)を遊ぶためです。PC-98初期のゲームは V30 8MHzを基準に作られているため、i486機では速すぎてまともに遊べません。PC-9821CxもLOWモードを持っているのですが、i486 16MHz相当にしかならないので使い物になりません。

しかし落とし穴がありました。THEXDERは良い感じで遊べたのですが…YsとYs2はLowモードだと画面表示の一部がバグります。ノーマルモードだと速すぎて遊べませんが画面はバグりません。調べたところ i486搭載機のLOWモードで起こる特有の不具合らしく、PODP(PentiumOverDriveProcessor)を搭載すれば直ることがあるようです。

PODP…ヤクオフでも5千円近くします。動くかも知れないものに5千円も払えません。高過ぎです。CFカードとIDE変換コネクタが買えます (>_<)キビシィ

あと気になるのは、東方旧作(弾幕ゲームの元祖)の体験版をプレイした後、メニュー画面に戻るタイミングで「STOPキーをむやみに押さないほうがいいと思うの」とか言われて画面が止まります。これはPC-9821CxでもHDDで動作させていた時に出ていたエラーなので、CFカードに置き換えれば直るかもしれません。

最後にシューティングゲームの「骨塵」ですが、PC-9821Cxでは60fpsモードだとコマ落ちしたので30fpsモードで遊んでいました。PC-9821Apの場合、30fpsモードでも爆破エフェクトが重なるとコマ落ちします。CPUは同じi486DX2(66MHz)になっているので、PC-9821Apの方が一世代古い分、描画速度が遅い?もしくはCPUのキャッシュ周りの仕様が異なる?のかなぁと…

こうなると PODPを手に入れるしかなさそうですね。でも高いぉ (;´・ω・) ウーン
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PC-9821cx 電源ファンの交換

2018年01月04日 | レトロパソコン
あけましておめでとうございます。
今年も当ブログをよろしくお願いいたします。

今年、初のブログは昨年末にレトロPC(PC-9821cx)の電源ファンの交換を行いましたので、その作業内容を記したいと思います。

昨年末、コンデンサーの交換および外装メンテ済みのPC-9821cxを手に入れたのですが、電源ファンの軸が摩耗し軸ブレしているためか、動作時にガラガラガラと大きな音がするので交換することにしました。

標準で搭載されているファンの型番は「DFB0812M」で仕様は以下の通りでした。

サイズ:8cm x 8cm x 25mm
電圧 :12v
電流 :0.1A
回転数:2,600rpm
風量 :29 CFM
 騒音値:24.8dBA

このファン、まだ海外サイトでは流通しているようですが流石に古いので、これを機会に比較的新しくスペックが近いファンに交換することにしました。

X-FAN 80mmファン RDL8025B(20NMB)
RDL8025B-20NMB
X-FAN

新たに購入した上図のファン「 RDL8025B(20SP)」の仕様は以下の通りです。

サイズ:8cm x 8cm x 25mm
電圧 :12v
電流 :0.08A
回転数:2,000rpm
風量 :26 CFM
 騒音値:20.68dBA
 

風量は 10%減りますが、消費電力は 20%削減され回転数が低い分騒音値が抑えられます。このスペックを見るだけで静音化に期待できそうです。

まずは PC-9821cs本体の上蓋とバックパネルを外し電源部を取り出します。

 

次に電源に取り付けられている ファンの2芯コネクタを取り外します。

 

写真の銀色の部分を爪楊枝などで押しながらケーブルを引っ張り、コネクタからケーブルを抜き取ります。購入した 3芯のファンのケーブルも同様の手順で抜き取ります。

 

赤はプラス(+12v) 黒はマイナス(GND)白はファンの回転数を取得するケーブルです。白のケーブルは必要ないのでニッパーで切り取り、熱収縮チューブを使用し綺麗にまとめます。

 

下図の熱収縮チューブは Amazonで購入しました。

JTENG 熱収縮チューブ 580ピースセット 絶縁チューブ 防水 高難燃性 チューブ シュリンクチューブ 6カラー 11サイズ Φ1mm~10mm
熱収縮チューブ
JTENG

この熱収縮チューブは、ドライアーの熱では収縮しません。ヒートガンを使用するのが好ましいのですが持っていないので、焦げないように気を付けながらライターで下から炙り処理しました。

新しいファンのケーブルをプラス・マイナス間違えないようにコネクタに刺します。25年前のコネクタですが端子の形状は変わっていなかったので、ハンダを使ってケーブルを結線する必要はありませんでした。ただしケーブルが長いので結束バンドでコンパクトにまとめて置きました。

後はファンを取り付け元通りに組み直します。

 

動作確認したところ、とても静かになりファンの風切り音が僅かに聞こえる程度になりました。また風量も吹き出し口に手をあてて見る限り変わらないように感じました。古いファンはガタがきていて性能が下がっていたものと考えられます。それで支障なかったので今後も大丈夫でしょう。

 

これで、ひとまず PC-9821cxのカスタムは終了です。これでファンの音を気にせずレトロゲームを楽しめます。レトロPCに関しては、また別のネタを用意しているので、次回その内容をブログにまとめたいと思います。
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PC-9821cx改 のレビュー

2017年09月06日 | レトロパソコン
8月は忙しくブログを書く余裕がありませんでした。
PCサンデー企画も放置状態になってしまい申し訳ないです。

今回はようやく使い物になるようになった、PC-9821cx(以下 PC-98)のその後について書いていきたいと思います。前回の記事で予定していたアップグレードはほぼ完了し、残るは PC-98用のバスマウスの購入と Windows98 のインストールのみとなりました。



PC-8801mkII FR と PC-9821cx の間に挟まれている黒い箱は、D-Sub15ピン の切り替え機です。
PC-88とPC-98の画面表示をボタン一つで切り替え可能です。ヽ(*´∀`)ノ キャッホーイ!!

PC-98の今後の拡張予定ですが…ぶっちゃけ、PC-98上で Windows を動作させる事にあまり魅力を感じていないので、暫くこの状態で放置するかも知れません。

今回フルノーマル状態で購入した PC-9821cx に諸々の改良を加えた後の仕様を以下に記します。

 CPU :i486DX2 66MHz ※i486SX 33MHz にODPを装着
 MEM :39.6MB ※標準7.6MBに16MBx2枚のメモリを増設
 HDD :4GB CFカード ※540MB IDE HDD から換装
 CD-ROM:2倍速 CD-ROMを標準搭載
 SOUND :PC-9801-86 サウンドボードの下位互換機能を標準搭載
 KB :NEC純正 Winキー付きキーボード
 OS :MS-DOS 6.20
  液晶 :22インチ液晶(I-O DATA LCD-AD221XB)

この頃の PC-9821シリーズはメンテナンス性に優れていますね。メモリの増設やHDDの交換は前面パネルを外し取付ボルトを外すだけで、それぞれのパーツにアクセス可能です。


さすがに ODP を装着する時は、上蓋を外さなければならないのですが、それ以上分解することは無く、ODPを搭載した専用ボードを差し込むだけという親切設計です。


パーツを増設後、MS-DOS6.20をインストールし、DOSシェルで各ドライブが正常に認識されている事を確認。続いて本体を購入した時に付いてきたゲームで動作確認してみました。



最後に 東方旧作の体験版 をダウンロード&インストールした後、FM音源の動作確認を行いました。
別途購入して置いた、WindowsPC用の3.5インチ3モード対応のFDD(USB接続)が役立ちました。


PC-9821c(Canbe)シリーズの音源は、PC-9801-86(FM音源チップ YM2608:通称86音源)ボードの下位互換(FM音源チップ YMF288:通称キャンビー音源)で、86音源と完全互換ではないため、パッチを当てる必要があり少し面倒でした。

それでもPC-98エミュより断然良い音で快適にゲームを楽しむ事ができました。
東方旧作のシューティングゲームは今やっても面白いですね。

製品版をやりたいなぁ…と思い軽くググってみたところ…


恐ろしいプレミア価格がついていました。廃盤の同人ゲームで手に入りにくいのは承知していたのですが、さすがにこれは買えません。最高値だったときには、3,000,000円のお値段が付いていたそうでビックリです。(( ;゚Д゚))ブルブル

最後に…

PC-98シリーズはオークションで多くの機種が出回っていますが、以下の理由でPC-9821cxを選びました。

1.i486SX 33MHzを搭載。ODPを装着することでPC-9821ap相当にアップグレード可能
2.メモリをMAX 39.6MBまで増設可能 ※あくまで公式値でそれ以上の増設も可
3.2倍速CDドライブを標準搭載 ※メンテ済みで実働に問題なし
4.ステレオのFM音源を標準搭載
5,LOWモード機能で古いゲームにも対応
6.Cバスの拡張スロットを3基搭載
7.ディスプレイ出力の水平走査周波数を 24.8KHz と 31.5KHz で切り替え可能
 8.フルメンテ動作確認済みで1万円弱と安価だった

不満点?は以下の通りです。

1.FDDが1基なので、2ドライブを必要とする古いゲームを動作させるのに苦労する
2.経年劣化で電源ファンの軸がブレ、動作音が少し大きくなっている
3.スピーカー出力のホワイトノイズが気になる
4.86音源と完全互換ではないため、ゲームによっては動作しないものもある
電源ファンは一般的な12v駆動のものでなので大きさを測った後、ネットで購入しようと考えています。2ドライブ目のFDDはオークションに出てきたら速攻で落とします。ホワイトノイズと86音源との違いに関しては…如何しようもないですね。(-ω-;)ウーン…

動作環境を整えるまでにかなり時間がかかってしまいましたが、DOSのコマンドやツールの使い方を思い出すことができ楽しめました。そして最近のWindowsPCの利便性を改めて実感させられました。今後もPC-98用の面白そうなゲームを購入したり、フリーソフトを集めていきたいと思います。

以下は今回、オークション以外で購入したパーツです。ご参考までに…

3Aカンパニー RGBケーブル 1.5m D-sub15ピン
← PC-98シリーズ用のRGBケーブル
3Aカンパニー

サンワサプライ モニタ変換アダプター(DB15)HD15 PC AD-HD15NE
← PC-98シリーズ用のRGBケーブルをD-sub15ピンに変換するアダプター
サンワサプライ

Groovy VGA切替器 GR-VGS401
← 4ポートVGA切り替え機 ※実物のボタンは青ではなく黒でした。
Groovy

変換名人 CFカード → 3.5
← CFカード 3.5インチHDD変換器 ※意外に安かったです。
変換名人

AINEX 電源変換ケーブル [ 6.5cm ] WA-076B
← 電源変換ケーブル [ 6.5cm ] ※CF変換器への給電に使用しました。
AINEX

Transcend 4GB CF CARD (133X、 TYPE I ) TS4GCF133
← 4GB CF CARD ※3.5インチHDDの代わりに使用しました。
トランセンド・ジャパン
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PC-9821cx レビュー coming soon

2017年08月17日 | レトロパソコン
ご無沙汰しています。
ありがたいことに、ここのところ忙しくブログを書く暇がありませんでした。

今回は手短に、今手掛けている レトロPCの整備状況(PC-98でDOSゲームをしたい!)を時系列で、ご報告したいと思います。仕上がるのに後半月は掛かるかな…今どきのOSと違ってDOSって面倒くさいですが、そこが面白いところでもありますw

基本、ヤクオフかAmazonで各種パーツをそろえています。

1.ヤクオフで 22インチ液晶 I-O DATA LCD-AD221XB (1680x1050dpi)を落札
2.ヤクオフで PC-9821cx(フルノーマル整備済み完動品)を落札
3.ヤクオフで PC-9801用のキーボードを落札


4.ヤクオフで 486DX2 66MHz の ODP を落札
 ※i486SX 33MHz では辛いゲームがあったので ODPを装着
5.ヤクオフで 32MB増設メモリを落札(ノーマルは 7.6MB) ← 今ココ ※以降は予定です。
6.Amazonで 4GBのCFカードとIDE変換器を購入
 ※容量の少ない 540MBのHDDを 4GBのCFカードに置き換え
7.ヤクオフで 安いバスマウスを物色中
8.大事に取ってあった MS-DOS6.2 と Windows98 をインストール!
 ※押入れの中から引っ張り出しました。 なんでも取っておくものですねw
9.あとは同じく取ってあった DOSゲームインストール

以上で終了予定です。
まだまだ揃えるものもあり、OSの環境構築にも時間が掛かるので、とりあえず近状のご報告でした。
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Android端末 PC-8801エミュの決定版

2017年03月01日 | レトロパソコン
日曜日に、何気なくPC-9801やPC-8801で良いエミュレーター(以下 エミュ)は無いか調べていたところ…
マルチプラットフォームに対応している PC-8801ma のエミュレーター XM8 を見付けました。以下に、そのサイトへのリンクを貼って置きます。そこからエミュのバイナリなどをダウンロードする事ができます。


このエミュ(XM8)は、Windows・Android・Linux(Ubuntu)に対応しています。
1年半前に試した QUASI88 の方が多くの機種(PSP etc)に対応していますが、問題も多く起動させるだけに留まっていました。その当時の記事は以下のリンクをご参照ください。


結論から先に述べると今回、試した XM8 の完成度は非常に高いです。100点満点と言いたいところですが…
SRのデモ実行時、動物たちのオーケストラの場面で画面全体がフラッシュするのですが、画面の一部がフラッシュしない不具合が見受けられました。他にも同じような不具合があるかも知れないので、その辺りの改善は今後に期待です。

UIは各プラットフォームともに共通で、分かり易く好印象です。Windows版で唯一残念に思ったのは、全画面表示ができないところで、 ※ Alt+Enter キーで全画面にできました。Android版では特に不満点はありません。

画面のアスペクト比は固定されており横に伸びてしまう様な事はなく、FM音源も実機に近く良い感じです。

 

操作性は、ゲームパッドにキーボードの任意のキーを割り当てられるので、別途フルサイズのキーボードを用意しなくてもゲームパッドで遊ぶ事が可能です。Logcool の F710 を用意し試してみましたが、何故かXinputだと方向キーが効かず、DirectInputに切り替えたところ正常に動作しました。Xbox360のコントローラーしか持っていない場合、使えないかも知れません。PC版ではどちらの入力形式でも問題無く動作しました。

 

前置きが長くなってしまいましたが XM8 で、ゲームを遊ぶまでの手順を簡単に箇条書きで記します。注意として、エミュでゲームを遊ぶにはエミュの知識と実機のROMイメージが必要です。その辺りの知識がある事を前提にインストール手順を書いて行きますのでご了承ください。

WindowsPCで準備
1.一番上のリンクのダウンロードから、zipファイルをダウンロード
2.zipファイルを任意のフォルダに解凍
3.Android フォルダ内の「XM8.apk」を USBメモリや microSD にコピー
Android端末で準備
4.Android端末にコピーしたデバイス(USBメモリや microSD)を接続
5.Androidの「設定」-「詳細設定」-「セキュリティ」-「提供元不明のアプリ」を「オン」に変更
6.ESファイルエクスプローラーなどで、「XM8.apk」を Android端末の任意のフォルダにコピー
Android達末にインストール
7.「XM8.apk」を実行し XM8エミュをインストール
  ※microSD などから直接実行するとインストールに失敗する恐れがあります。
8.用意した実機のROMイメージを /storage/emulated/XM8 フォルダにコピー  
  ※コピー先のフォルダは機種により場所が異なる場合があります。
9.XM8 フォルダ内に、ゲームなどの ROM置き場を作成 ※私は「Disk」フォルダを作成
10.ゲームなどのディスクイメージを 9.で作成した ROM置き場にコピー
11.XM8エミュを実行し、セッティング

 

 

※必要な実機のROMイメージやエミュレータの詳細設定については、ダウンロードしたzipファイル内の「README-XM8.txt」に詳しく書かれているので、そちらを参照してください。

以上で、XM8 を使いPC-8801のゲームなどを、Android端末で実行可能になります。

 

 

ゲームパッドでの操作性も良く、テクザーなどのヘビーなゲームもコマ落ちなしで快適に遊べています。
これで本当に持っている全ての端末で PC-8801のゲームが遊べるようになりました。時間のある時に、Remix OSの oBook10SE にもインストールして試してみたいと思います♪

※追記 2018.6.25

久しぶりに「PC-8801MAエミュレータ XM8」のHPを覗いてみると…
version 1.61 → version 1.70にバージョンアップされていました。

これは試さねばと思い、ダウンロード後、取り合えずAndroidに最新版のapkをインストールしました。しかしソーサリアンのミュージックディスクが起動しないなど動作が不安定に…

どうも旧システムからの上書きインストールでは上手く動作しないようで、一度 XM8 をアンインストールし、再インストールしたところ問題なく動作するようになりました。

続いて、メインのデスクトップPCに新しい Windows X64版のバイナリ(以下の2ファイル)を旧バイナリ置き換え動作を検証しました。

 ・SDL2.dll
 ・XM8.exe

起動したのですが…何か変!? 音が出なくなってしまいました。まずは 1.61に戻して暫し考察。
取り合えず、XM8.exe のみ新しいバイナリに置き換えてみたところ、無事に動作し音も出るようになりました。問題は SDL2 にある事に間違いないのですが、理由は分かりません。

この状態で SRのデモを実行したところ以前でていた不具合は解消され実機と同じ動きになりました。SDL2.dllは置き換えなくても特に問題はでていないので、暫くこのままで使って行こうと思います。

これで Android、Windowsに問わず PC-8801をエミュレートできて大満足です。持っている端末で PC-8801 をエミュレートできないのは、iPad pro のみとなりましたが、こればかりは致し方なしですね。
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PC-8801mkII FR の 修理

2016年09月17日 | レトロパソコン
 くもり

ご無沙汰しています。暑い日が続く中、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
自分は私用でがありますが土日も何かと忙しくブログを更新する暇が中々ありませんでした。
今日から始まる3連休は、最終日以外ゆっくりできそうなので、先月末に故障した PC-8801mkII FR(以下PC-88FR)の修理にチャレンジしてみました。

故障の内容は音声の外部出力端子から音が出なくなり、端子を強く上に引っ張ると音が鳴るので断線ではなく、PC-88FRの外部出力端子のハンダ割れではないかとアタリを付け、PC-88FRを分解してみました。

 

の中のハンダが見事に割れています。これが原因で間違い無いでしょう。ハンダを盛り直せば済みそうですが、ハンダごてを持っていないので近くのホームセンターで Gootのハンダごてセット を購入してきました。ハンダごてを使うの何年振りだろう (  ̄ - ̄)遠い目…

 

30wのハンダごてに、ハンダ、ハンダ吸い取り線、ハンダごて台などがセットになっていて、お値段は2千円弱と初心者に優しくコスパに優れた良品です。

早速、ハンダを盛り直した後、仮組みして音声出力を試してみたところ…

 

音は出ませんでした。ちゃんとハンダを盛り直したはずなのになぜ!?
原因を探るべくハンダ吸い取り線で、盛ったハンダを取り除こうとしたところ、基盤表面のパターンごと一緒取れました。どうやら経年劣化によりハンダ割れだけではなくパターンごと剥離していたようです。あまりのショックに写真を撮るのを忘れました Σ( ̄Д ̄;)ガーン!!

さて、どうやって直そうか…基盤をマジマジと眺め割れているパターンの先を追いかけると、RGBコネクタに行き着いていました。どうやらこの端子はグランド(GND)のようなので、ジャンパー線で端子の行き先と直接つなげば行けるんじゃね…と考え細いカラーコード(電線)をネットで取り寄せました。

 

端子の上側はジャンパー線でRGBコネクタまで飛ばし下側はハンダを盛大に盛って下の端子と直付けしました。

 

念のためテスターを使い通電を確認後、仮組し YsIIミュージックディスク を用い起動したところ無事に音楽が流れ正常に動作する事を確認しました!!これで直らなかったらオークションで通電確認済みの PC-88FRを仕入れ基盤交換しようと考えていたので直って本当に良かったです。

 

レトロPCは複雑な多層基板や細かなパーツをあまり使っていないので自分でも何とか直す事ができました。今どきの多層基板のマザーボードではこうは行かないでしょう。PC-88FRも発売から30年以上経っているので、いつ他の部品が壊れるかも分かりません。まだオークションで出回っている今の間に部品取りを一台購入した方が良さそうですね。

今回使用した、ハンダごてセットおよびカラーケーブルはAmazonでも購入可能です。
下にリンクを貼って置きまので詳細はそちらをご覧ください。

goot 電子工作用はんだこてセット X-2000E
← この商品はAmazonで購入可能です
太洋電機産業

電線・カラーコード <10m・緑5・AVR0.2> <cod-005>
← この商品はAmazonで購入可能です
sapporo boueki
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千円の 17インチ液晶を買ってみた

2016年08月16日 | レトロパソコン
晴れ

昨日、何気なく近場のハードオフ蟹江店を覗いたところ面白い物を見付けました。

レトロPCの映像出力(水平周波数 24.8KHz)に対応した EIZOの17インチ液晶(L568)が 1,080円(税込み)で売っていました。かなりの台数を仕入れたようで兄弟モデルの19インチ液晶(L768)も合わせると10台以上置いてありました。L568は、EIZO S170の法人モデルなので企業で使用されていたリース上り品を大量に仕入れたと思われます。

しかもこの値段でジャンクでは無く正常に映像表示できることが保証されていたので、速攻で状態の良い物を探しレジに持って行きました。その際 3Pinの電源ケーブルが必要なのを思い出し、レジスタッフに何処に置いてあるか聞いたところ 108円(税込み)のケーブルをオマケしてくれました。ハードオフ…正に庶民の味方ですね。

液晶とPC-8801mkII FRを接続するケーブル類は流石に置いて無かったので、AMAZONで注文しました。液晶本体の倍以上のお値段でしたがポイントが溜まっていたので、それを使用しました。格安中古機器を買った時のあるあるですねw このブログの最後にレトロPCと接続する際に必要な変換コネクタとケーブルのリンクを貼って置きます。

 

本日ケーブル部類が届いたので、早速設置してみました。
まずは、PC-8801mkII FRとD-SUB15ピン・アナログケーブルで接続して「FRのDEMO」を実行!!

 

専用CRTと縦横比が異なるので、若干縦に引き伸ばされますが問題なく動作しました。

 

アスペクト比(16:10)を維持したり変更できるモデルは高級品なので、千円の代物にそこまで求めては行けません。ノングレアPVA液晶で色温度を設定できるだけマシです。

続いて空いている DVI-D端子にメインPCを接続し、セカンダリーディスプレイとして使ってみました。

 

解像度は 1280x1024dpiと低いですが、レトロなゲームや仮想環境を走らせるには十分です。
話はそれますが、マルチディスプレイにしてから、一部のDirectX9を使用しているアプリ(Mz-2500・X1エミュなど)の動作が異常に重くなりました。Windows10・マルチディスプレイ・GeforceGTX970という複合的な条件を満たしている場合に起こるようです。今解決策を模索していますので、この現象を回避出来たらブログに追記したいと思います。

 

仮想環境(今回はWindowsXP)をL568で最大化表示させると、PC-88でWindowsを動かしているように見え不思議な感じがします。

 

CRTを液晶にした事で、PC-88を動かしていない時でも液晶画面を有効利用できるので、この使い方はアリですね。古いブラウン管のCRT(PC-KD854n)が如何に無駄にスペースを取っていた事が良く分かりました。でもブラウン管にはブラウン管の良さがあるんですよね。専用機なので縦横比もバッチリですし何より液晶に比べ発色が良いです。

何はともあれ 10年以上前の17インチのスクエアモデルとはいえ、PVA液晶が千円で買えるようになったのは素直に驚きです。今回は近場のハードオフで掘り出し物を見つける事ができましたが、これから暫くは出先のハードオフ巡りが楽しみの一つになりそうです♪

NANAO FlexScan 17インチ液晶ディスプレイ S170-GY セーレングレイ(ノングレアパネル, 1280×1024pixel, リサイクル対応)
← 今回購入したL568はS170の法人版です
ナナオ

サンワサプライ モニタ変換アダプター(DB15)HD15 PC AD-HD15NE
 ← D-SUB15ピン変換コネクタはAMAZONで購入可能です
サンワサプライ

サンワサプライ KB-D151K アナログRGBケーブル DB15オス-DB15オス1.5.0m
 ← レトロPC用モニターケーブルはAMAZONで購入可能です
サンワサプライ
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持っている全ての環境で PC-8801 を動作させる

2014年06月08日 | レトロパソコン
 晴れ

良い天気でしたね。っていうか良い天気過ぎましたね。
あまりにも暑いので、今日は引きこもってPCを使って遊んでいました。

主題ですが、PC-8801(以下 PC-88)のレトロゲームは実機(PC-8801mkII FR)、もしくはWindows機(PCのエミュレータ)で遊んていたのですが…一番使用頻度が高い Androidタブレットで PC-88 のソフトを遊べていませんでした。

で早速 Android端末 で PC-8801 をエミュレートする方法をググってみました。
まだ不完全ですが以下のリンクに Andoid で PC-88 をエミュレートする方法が記載されていたので
さっそく試してみました。やりたい事には労力は惜しみません (; ・`д・´)キリッ


これで持っている全てのデバイスで PC-8801 のゲームを遊ぶ事ができます ( *´艸`)…ェェ変態です。
ただしエミュに関して詳しくない方には座敷が高いので、気合と根性のある方、限定です。

・まずは実機 ( PC-8801 mkII FR )で 『 YsII 』 を実行
 ※オリジナルのFDが痛んでいるので、バックアップしたFDを使用しています。
 

・次に、メインPC ( Windows8.1pro update 64Bit版 )で PC-88 をエミュレート
 ※オリジナルのバックアップイメージを使用しています。

 

 

・最後に本日仕入れた 『 QUASI88 for Android 』 を Androidタブレットで実行
 

 

Tegra3 の Androidタブレットでも安定して 60fps 出ていますが、ちょっと音がオカシイです。
また全画面表示で実行しているので、アスペクト比が正しくありませんが『YsII』・『FRデモ』を実行する
事に成功しました。Androidにはファンクションキーやテンキーが無いので、KEYコンフィグを変更しないと
ゲームなどを遊ぶ事はできませんが、取り合えず起動画面までに行き着いたので良しとします。

後はゆっくり設定を煮詰めて遊べる状態まで持って行きたいと思います。

何となく Android で PC-88 をエミュレーション出来ないかなぁと思っていたところ、ググって即
同じ様な事を考えている方のページを見付けられるだなんて、良い時代になった物です。

Linux で PC-88 エミュがある以上、Android もカーネルは Linux で、言語は Java だと考えるとUIを
上手く作成でき Linux ベースのソースを改良する技術があれば可能なんですよね。
自分に、その実力は無いので出来上がったバイナリを頂いています。本当にありがたい限りです。

最近、実機を手に入れた事でレトロPC(1980年代の8bit機)熱が急上昇です。
全く何処へ向かって行く事やら (〃゜д゜;A アセアセ…

※ 追記:2017.3.6

Android PC88エミュの決定版 XM8 を見付け記事にしました。
QUASI88 for Android よりも実用的です。よければ以下のアドレスから、ご覧ください。


※追記:2017.7.15

誤解を与える記述があったたため、記事を加筆修正いたしました。
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5インチフロッピーディスク

2014年05月27日 | レトロパソコン
曇り

ご無沙汰しています。ここのところ転職活動や妻の通院などで忙しくブログを放置していました。

私は元気なのですが、妻が術後、精神的に不安定になり救急外来や心療内科に片っ端から電話をかけ
3ヶ所ほど病院巡りをして、ようやく落ち着きました。自分だけでなく身内も不調になると大変ですね。。。

今回のブログの内容もPC関連情報ですが、レトロPCのお話になります。

早速ですが、以前はにはに様からヤクオフにて PC-8801mkII FR を売って頂いたのですが、何をするにも 5inch 2D のフロッピーディスク(以下 FD)の在庫が少なくて困っていました。

3.5inchFDは未だに流通していますが、さすがに 5inchFDは保存状態の良い中古を探す他ありません。
そんな中、はにはに様が大量に FD をヤクオフに出品されました。Σ(・ω・ノ)ノ!ハッ…



100枚組を6セット…1セットは確保したいのですが、オークションなのでギリギリまで価格が決まらない
でも欲しい…という事で、取り敢えずウォッチリストに登録し、様子見する事にしました。

自分は、お小遣い制のため月に使える金額が決まっているので、今月は節約して1セット確保を目指して
オークションの締切時間が24時間を切ったら参戦しようと思っています。

はにはに様には申し訳けないですが、なるべく安価に手に入ると良いなぁ…と思っています。
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