昨日、「かにちゃいまっせ」のことを書いていて、
思い出しました。
東京の展覧会のお手伝いの方たちと、
関東と、関西の言葉の違いで大いに盛り上がったのです。
私が、まず第一に感じるのは、
大阪の人は早口だと思い込んでいる。
これは、テレビに出るタレントさんのせい。
そして言葉の悪さも、タレントさんのせい。
ほんとの大阪弁は、たおやかです。
普通の関西人の話し方だと、
関東の言葉の速さに対抗できません。
大阪人は、友達同士だと、
「あんねぇ~(あのね)。」そして1拍の間。
から、話が始まることが多いです。
「そうやねぇ~。」「ほんでねぇ~。」「ふーん、そうなん。」
というたぐいの、合いの手を頻繁に入れます。
そして、相手のために、1拍間を置くのも礼儀です。
大阪人同士2人で話しているのを聞いていると、
ホント、漫才のようです。
間の取り方が、なんとなくユーモラスなのです。
大阪生まれ、大阪育ちの私が聞いていても感じます。
東京の会議にでたり、テレビ出演したりしても、
一言もしゃべられなかったという、ほんとうの話もあります。
ある方のご子息が、関東で、
「アメちゃん」とか、「ひざぼん(ひざの丸い部分)」「おぶー(お茶)」
とか言って、笑われたそうです。
おあげさん、おナス、お豆さんなどなど。
(しかし、おきゅうりとは言わないなぁ。)
東京に行っても、標準語で話せない。
ま、とくべつ話そうとも思っていないこともありますが・・・。
もっとも、「してはりますか?」と言うところを、
「していらっしゃいますか?」くらいに変えています。
お国言葉は恥ではありませんよねぇ。