ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

聴神経腫瘍で診察を受ける

2022年02月08日 | 聴神経腫瘍

 聴神経腫瘍になって一番悩んだことは、このまま経過観察でいくか、手術するかでした。

そしてその手術には頭に穴を開けて腫瘍を切除する外科手術と、腫瘍に放射線を照射して腫瘍の増大を押さえるガンマナイフ治療がありました。

この腫瘍は大体一年で1mmとか2mmぐらい徐々に大きくなるというデータがあり、私は1.5cmぐらいだったので当分経過観察でいいと思っていました。

さらにこれもネットからの情報でしたが、経過観察中に腫瘍が小さくなっていく驚きの事例がありました。
そこには慌てて手術する必要もないとも書いてありました。もっとも怖かったのは、手術をしたことで聴力を失ったり、顔面神経麻痺が起こるという情報でした。

*私が一番参考にした『脳外科医 澤村豊のホームページ』
https://plaza.umin.ac.jp/sawamura/braintumors/acoustictumor/

なので1年後の検査でも、経過観察するつもりでいました。

 大学病院で造影剤を使ってのMRIの再検査を受け、腫瘍の大きさが1.45cmぐらいだと確認できました。そのときの画像がこちらです。


この赤丸で囲った白いものが腫瘍です。

はっきり写ったこの腫瘍を見た第一印象は、結構大きいでした。

MRI検査と併せて聴力検査も行い右側の聴力が、左側と比べて若干下がっている結果もでました。

先生から症状が現れてきたので、手術した方がいいかもと言われました。

当然ずっと経過観察でいこうと思っていたので、そう答える予定だったのですが、なんとこの検査の2ヶ月前から急に耳鳴りが頻発するようになり、1ヶ月前からはキーンという高音の耳鳴りが毎日一日中なるような状態になっていました。

このタイミングで何でって感じです。

なので先生から手術の話が出た時、私の気持ちはこの時点で手術をする方向へ気持ちが少し変わっていました。

なのでなんだかあれよあれよと手術するという方向へ話が進み、先生が指で3cmぐらいの輪を作り、耳の後ろにこれぐらいの穴を開けて摘出しますと説明まで受けました。

「えっ、開頭手術!」

いやいや、手術するつもりにはなってきたけど、開頭手術じゃない。

できれば放射線治療でお願いしたいと言いました。

これもネットで調べたのですが、外科手術後の生々しい傷跡の写真や、外科手術治療よりも起こるリスク(顔面麻痺・聴力損失)が放射線治療の方が小さいという知識が入っていたので。

すると先生は

「放射線治療は、腫瘍以外の正常な部位にも放射線があたるので、すぐには影響はないがこの先悪性化するリスクがある」

と説明されました。

それでも一度放射線治療の先生に話を聞きたいというと、別の脳神経の病院を紹介されました。

えっ、どういうこと?

ここでやっとこの大学病院には放射線治療科がないことが判明しました。

なにやってんだか。

すぐにまたこんなことを考えました。

こういう別の医療機関のお医者さんの意見を聞くって言うのを、セカンドオピニオンっていうのかな。

セカンドオピニオンってお金かからなかったっけ。

すぐに先生にこれってセカンドオピニオンで費用がかかるんじゃないですかと聞きました。

先生はこの病院では、こういう放射線治療のケースでは大体この紹介した病院を指定しているので、費用はかからないと言われました。

さあ、次の病院へ行きますか・・・



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