ブリットの休日

大好きな映画や小説の感想や日々の他愛ない話と、
聴神経腫瘍と診断された私の治療記録。

NHK連続テレビ小説 『半分、青い。』

2018年06月23日 | TV(ドラマ)


 この4月から始まったNHK連続テレビ小説「半分、青い。」を見て。

 岐阜県の田舎町で生まれた主人公の楡野鈴愛(にれのすずめ)と、同じ日に同じ病院でベッドも隣同士になった幼なじみの萩尾律。

小学生の時に、鈴愛は病気で片方の耳が聞こえなくなってしまう。

でも律をはじめ家族や周りの人たちの優しさに包まれて、天真爛漫に育っていく。

絵を描くことが好きだった鈴愛は、あることがきっかけで、漫画家を目指すことになる。

まああらすじはだいたいこんなもんかな。

ヒロインが子供時代から始まるのは連ドラの定番なんだけど、だいたい一週目で子役から大人の女優さんに変わるところ、今回は2週間まるまる使っちゃいます。

でもねえ、この子役時代の話がもう何週か続けても良かったくらいのいい出来だった。

そしていよいよ永野芽郁の鈴愛が登場するんだけど、これがねえ^^;

 同じく連ドラではありがちな設定なんだけど、ヒロインは元気が良くて天真爛漫。

ただ今回の天真爛漫はいけません。

周りの迷惑も顧みず突き進む行動も、相手を傷つけることもいとわず思ったことをすぐ口に出すやりたい放題も、ただのストレスでしかない。

ことごとく共感できず、ヒロインを応援しようという気分にも全くさせてくれません。

これはいったいどうしたんでしょうねえ。

私が一番不愉快になったエピソードが、自分をなんとか一人前にしようとして、鈴愛の大事にしていた律の笛を、秋風羽織(漫画家の師匠)が捨てちゃうっていうシーンがあるんだけど、その時の秋風羽織を罵る言葉がひどい。

天真爛漫なら何でも許されるのかよ。

まだまだ思い出せば鈴愛の悪の所業を書き起こせるんだけど、めんどくさいので止める。

たぶんヒロインの成長の物語なんだろうけど、今のところ全く成長は見られません。

ただねえ、ヒロイン以外の登場人物たちがいいんだよねえ。

特に豊川悦司演じる秋風羽織は、ただ画面に登場するだけで楽しく、その漫画に描ける一途さが意地らしい。

あと傍若無人なヒロインよりも、陰ながら応援してた小宮裕子ちゃんは、いきなり今週ダークサイドに落ちちゃってリタイヤしたのは残念だった。

それともう出てこないのかなあ、正人君。

このこもいい味出してたなあ。

律は・・・、律は浮いてますねえ。

一人齢行っちゃってるし^^;

脚本がラブストーリーの神様と言われてる北川悦吏子さんなので、もう幼なじみが最後一緒になるというストーリーしか思いつかないんだけど、どうかなあ。

朝からあんまりラブストーリー的なのは求めてないんだけどね。



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