今一番楽しみなTVドラマが、日テレのバカリズム脚本『ホットスポット』だ。
地元系エイリアン・ヒューマン・コメディという、宇宙人が普通に地元住人達に混じって暮らしていて、正体がばれてしまった3人の女性達に、宇宙人がいろいろ頼まれるというドラマ(笑)
そしてドラマの中心は、宇宙人よりもこの3人の女性達が集まって何気ない世間話をず~っとしてるシーンで、物語の半分ぐらいはその世間話を聞かされる。
この膨大な台詞量とテンポのいい息の合った会話をいたってナチュラルに演じている、きーちゃん(市川実日子)・はっち(鈴木 杏)・みなぷー(平岩 紙)の3人の女優さんたちを見ているだけで、なんだか癒やされていく。
東京03の角田晃広が演じる宇宙人も、いやいやながらも頼まれると嫌といえず、ふらふらになりながらも手伝ってくれる姿がいじらしく、明日からまた仕事だよ、っていう日曜日の憂鬱な夜をまったりと癒してくれる(^^)
休みの日にはTVerで第一話から何度も見てしまってるんだけど、そのTVerで主人公の市川実日子の他の作品も紹介してて、そこをクリックすると、なんと昔私が大好きだったTVドラマの木皿泉脚本『すいか』を発見!
またあのハピネス三茶の基子(小林聡美)・絆(ともさかりえ)・ゆか(市川実日子)そして教授(浅丘ルリ子)に会うことが出来たのだ。
なぜか1・2・3話と8・9・最終話で真ん中が抜けてたんだけど、やっぱり素晴らしかった。
人は楽しいことや悲しいこと、幸せな瞬間に辛い瞬間、いろんな想いを抱えて生きていて、新しいことに踏み出せずに煮詰まっている、なんてストーリーがとにかく身に染みて、心に刺さる名台詞もちりばめられていて、ほんとまた見ることができて幸せだった。
その日に全部いっき見してしまったが、毎回エンディングの大塚愛の「桃ノ花ビラ」にあわせて、ハピネス三茶の住人たちが首振り人形のように動いている姿を見て、なんだかジーンとしてしまってた。こんなに素晴らしいTVドラマがあったんだと感心し、TVerで4~7話と間が抜けていたので、どうしても見たくなり、その日にAmazonでBlu-rayボックスを勢いで注文してしまった(笑)
特典映像としてPR番組『すいかがこんなに美味しい理由』&クランクアップ映像『季節はずれのすいか割り』などのメイキングシーンと、未公開シーン集も収録されていて大満足。
さらに、登場人物たちの10年後を描いたという脚本が文庫化されているということを知り、本も買ってしまった。
最終回でハピネス三茶を出て行った教授(浅丘ルリ子)が、10年ぶりに戻ってきます(^^)
「すいか」大好き!
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