デイサービスの朝、さっちゃんが起きて来て食卓の椅子に着く、そのパターンは幾つかあります。
今朝はその中でもいちばん遅く目覚めるパターン。
僕がほぼ朝食を作り終わったころ、僕が起こしに行く、そんなパターンでした。
さっちゃんに「おはよう。朝ご飯を食べるよ」と呼びかけます。
さっちゃんは眠いでもなく、スッキリでもなく、どちらかと言えば無表情に近い様子でした。
掛布団を剥がし、毛布を剥がし、タオルケットを剥がすと、さっちゃんは自分から体を起こしてくれます。
右手を支えてあげると、さっちゃんは左手を布団について立ち上がります。
そして着替え。
昨晩は寝巻きに着替えてくれたので、まずは寝巻きの上着を脱がすところからスタート。
僕の起床時に暖房をONにしましたから、寒くはないはずなんですが「寒~い」と必ず言いますね。
パンツも寝巻きのズボンと一緒に脱がせてしまいます。
スパン! と一発で脱がさないと、さっちゃんの思わぬ抵抗にあって、脱がすのが酷く困難になってしまうこともあります。
下着の上下が決まれば、後は楽ですね。
抵抗は少ないです。
おかずのベーコン・玉子・トマト・野菜炒めに再度強めの火を通し、コーヒーも弱火で温め直します。
焼けてトースターの中に入っている食パンを出して、食べられるようにします。
コーヒーもテーブルに持って来て、コップに注ぎます。
さっちゃんにはおかずから食べてもらっています。
なかなかパクパクとは食べてくれません。
まあ、さっちゃんの朝食風景はまた別の機会にでも。
今日のさっちゃんはおかずを3分の1ほど残しました。
ほとんど残してしまうこともありますから、今朝はまずまずですね。
今朝は食べるのにすごく時間がかかりましたから、ヨーグルトを出してあげる時間もありませんでした。
薬は最初に1錠しか飲んでくれず、口をア~ンと開けてくれなくなりました。
しばらく時間が経過して、2錠飲んでくれ、最後の顆粒状の薬もなんとか飲んでくれました。
歯磨きにはまったく協力してくれませんでしたから、出来ず。
髪を梳いて、ゴムで結んで、そろそろお迎えの車が来る時間です。
迎えの車に乗る前に、さっちゃんは体温を測ります、36.1度でした。
手にはアルコール消毒剤を噴霧します。
そして、車に乗り込むんですが、ここでひと悶着。
この車の後部座席には5人乗れるんです。
さっちゃんは車のドアを上ると、すぐの座席に座ってしまいました。
さっちゃんのお迎え順が1番ですから、入り口すぐでは困ります。
スタッフさんがその後ろの席へ移ってもらおうと、さっちゃんを立たせるんですが、さっちゃんはすぐ隣りの席に座ってしまいました。
さあ、ここからが大変です。
そもそも今朝のさっちゃんは車に乗った時点で僕も一緒に乗って来ないことに不安感を抱いたようなんです。
スタッフさんが「後で乗りますよ」とか言ってましたけれど、不安は募っていたようです。
そんな中で、自分が座った座席から2度までも「そこじゃないわよ。こっちへ移ってね」
と移動を迫られたんですから、無性に腹立たしかったんでしょうね。
自分の思い通りにならない不安感に苛まれたんでしょうね。
後部座席に移ってもらおうと、さっちゃんを立たせ移動させようとするスタッフさんに、さっちゃんが平手打ち!
僕も受けたことはありますが、ほとんど痛くはありません。
ボクシングで言えば、フックのような張り手ではなく、ジャブのような平手打ちですから勢いはないんです。
続いて、さっちゃんの前蹴り!
これも全然痛くはないんですが、平手打ちにせよ、前蹴りにせよ、そこまでするさっちゃんの心情が痛々しいですよね。
僕に対してはたまにあることなんですが、デイサービスのスタッフさんに対してまでこんなことをやったのは僕にとってはショックでしたね。
結局、席はこのままで車を移動させることとなりました。
施設に到着するまでには、普段のさっちゃんに戻っていたそうです。
今朝はその中でもいちばん遅く目覚めるパターン。
僕がほぼ朝食を作り終わったころ、僕が起こしに行く、そんなパターンでした。
さっちゃんに「おはよう。朝ご飯を食べるよ」と呼びかけます。
さっちゃんは眠いでもなく、スッキリでもなく、どちらかと言えば無表情に近い様子でした。
掛布団を剥がし、毛布を剥がし、タオルケットを剥がすと、さっちゃんは自分から体を起こしてくれます。
右手を支えてあげると、さっちゃんは左手を布団について立ち上がります。
そして着替え。
昨晩は寝巻きに着替えてくれたので、まずは寝巻きの上着を脱がすところからスタート。
僕の起床時に暖房をONにしましたから、寒くはないはずなんですが「寒~い」と必ず言いますね。
パンツも寝巻きのズボンと一緒に脱がせてしまいます。
スパン! と一発で脱がさないと、さっちゃんの思わぬ抵抗にあって、脱がすのが酷く困難になってしまうこともあります。
下着の上下が決まれば、後は楽ですね。
抵抗は少ないです。
おかずのベーコン・玉子・トマト・野菜炒めに再度強めの火を通し、コーヒーも弱火で温め直します。
焼けてトースターの中に入っている食パンを出して、食べられるようにします。
コーヒーもテーブルに持って来て、コップに注ぎます。
さっちゃんにはおかずから食べてもらっています。
なかなかパクパクとは食べてくれません。
まあ、さっちゃんの朝食風景はまた別の機会にでも。
今日のさっちゃんはおかずを3分の1ほど残しました。
ほとんど残してしまうこともありますから、今朝はまずまずですね。
今朝は食べるのにすごく時間がかかりましたから、ヨーグルトを出してあげる時間もありませんでした。
薬は最初に1錠しか飲んでくれず、口をア~ンと開けてくれなくなりました。
しばらく時間が経過して、2錠飲んでくれ、最後の顆粒状の薬もなんとか飲んでくれました。
歯磨きにはまったく協力してくれませんでしたから、出来ず。
髪を梳いて、ゴムで結んで、そろそろお迎えの車が来る時間です。
迎えの車に乗る前に、さっちゃんは体温を測ります、36.1度でした。
手にはアルコール消毒剤を噴霧します。
そして、車に乗り込むんですが、ここでひと悶着。
この車の後部座席には5人乗れるんです。
さっちゃんは車のドアを上ると、すぐの座席に座ってしまいました。
さっちゃんのお迎え順が1番ですから、入り口すぐでは困ります。
スタッフさんがその後ろの席へ移ってもらおうと、さっちゃんを立たせるんですが、さっちゃんはすぐ隣りの席に座ってしまいました。
さあ、ここからが大変です。
そもそも今朝のさっちゃんは車に乗った時点で僕も一緒に乗って来ないことに不安感を抱いたようなんです。
スタッフさんが「後で乗りますよ」とか言ってましたけれど、不安は募っていたようです。
そんな中で、自分が座った座席から2度までも「そこじゃないわよ。こっちへ移ってね」
と移動を迫られたんですから、無性に腹立たしかったんでしょうね。
自分の思い通りにならない不安感に苛まれたんでしょうね。
後部座席に移ってもらおうと、さっちゃんを立たせ移動させようとするスタッフさんに、さっちゃんが平手打ち!
僕も受けたことはありますが、ほとんど痛くはありません。
ボクシングで言えば、フックのような張り手ではなく、ジャブのような平手打ちですから勢いはないんです。
続いて、さっちゃんの前蹴り!
これも全然痛くはないんですが、平手打ちにせよ、前蹴りにせよ、そこまでするさっちゃんの心情が痛々しいですよね。
僕に対してはたまにあることなんですが、デイサービスのスタッフさんに対してまでこんなことをやったのは僕にとってはショックでしたね。
結局、席はこのままで車を移動させることとなりました。
施設に到着するまでには、普段のさっちゃんに戻っていたそうです。