さっちゃん 空を飛ぶ

認知症で要介護5の妻との楽しい日常を 日記に書き留めたいと思います

頸動脈の超音波検査が出来なくて、脳神経外科通いは終了となりました

2020-09-23 23:48:09 | 病院
今日水曜日はいつもの言語リハビリの他に、頸動脈の超音波検査とその後の診察が予定されていました。
検査の予約は10時に入っているのですが、結局はその日に早く病院に来た人から順番に実施することになります。
9時20分に病院に到着しましたが、すでに多くの方が並んでおられて、実際に検査がスタートしたのは10時とっくに過ぎてから。

名前を呼ばれて検査室に入ります。
さっちゃんが不安がるといけないので、僕も一緒に入ります。
靴を脱いで診察台に横になるんですが、手取り足取り僕がやってあげないと、さっちゃん一人では出来ないことばかりです。

さっちゃんは頸動脈が右も左も少し狭くなっているんです。
まだ経過観察の段階なんですが、定期的チェックが必要なんです。
ちっちゃめのリモコンくらいの超音波を発する機具を首筋にあてます。
何故だかは僕には分かりませんが、その器具を何度も何度も首筋に沿ってなぞるように動かすんです。

さっちゃんは最初は静かにされるがままでした。
ところが、検査中に頭を少し動かすようになりました。
「じ~っとしててくださいね~」と女性の先生が優しく声をかけてくれます。
今度は頭を起こそうとし始めました。
「動かないでね~。動くと検査できませんよ~」
僕はさっちゃんの頭を動かないように押さえます。
そのうち、さっちゃんは超音波の機具を掴もうとし始めました。
機具につながってるケーブルも掴みます。
先生は掴んでるさっちゃんの指を外そうとしますけれど、「強い力ね~ぇ」。
さっちゃん、必死で力いっぱい掴んでるようなんです。
指を外そうとすると、さっちゃんは自由な足で反撃しようとします。
もちろん、実際に反撃する前に僕がさっちゃんの足を抑え込みますけどね。

まあ、こんなしっちゃかめっちゃかな状況では検査どころではありませんよね。
「先生に確認とってみますね」と、この検査予約を入れた脳神経外科の先生に連絡してくれることに。
さっちゃんと僕はしばらく外の通路で待っていました。
結局、今日の検査はキャンセルということになりました。

脳神経外科の先生の診察は検査後の11時に予約されていたのですが、検査がキャンセルになりましたから、11時ちょっと前に始まりました。
先生はいきなり「だいぶん進行した感じだねぇ」と言います。
いつを基準になんだろう? と、僕は一瞬返事に詰まり、何も言えませんでした。
でも、よく考えてみると、前回の超音波検査時に比べたら、明らかに進行してるんでしょうね。
「一番楽な超音波検査が出来ないんじゃねぇ。もう脳神経内科の先生に任せるわ」
確かに、診断のベースになるデータが取れないんじゃ、判断できませんよね。
というわけで、次回の予約は無しで、脳神経外科での診療は終了です。

その後、言語リハビリを11時30分から30分間ほど、いつものようにリハビリらしいことは一切できずに終了。
病院に9時20分から12時20分まで3時間いましたが、さっちゃんは途中「帰る」とも言わないで一緒に居てくれました。
僕から見ると、今日は精神的には落ち着いていたように見えました。
超音波検診はよっぽど嫌だったんでしょうね。
僕は自分が受けたことがありませんから、どんな点が嫌なのか想像すらできません。
首筋と言うのは敏感な場所ではありますしね。

今日は病院に居た時間は長かったのですが、意外にいつもほどは疲れませんでした。
昼食後、少し寝ましたが、それからはいつものように台所仕事が出来ました。
さっちゃんも平穏に過ごすことが出来ました。
コメント (4)
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