さっちゃんは昔から便秘持ちです。
認知症になる前からその苦痛はたま~に話を聞くことがありました。
さっちゃんが自分で排泄処理が上手く出来なくなり始めると、その問題には僕も直面するようになったのです。
僕のブログの「トイレ」カテゴリーにはそのような内容のがたくさんあります。
一例として、次のブログを載せておきます。
昨年は10日間以上排便がないの当り前でしたが、今年からはそれほどでもありません。ですから、排便周期を考えることにしました
2021年も10日間以上排便がないことも、当り前ではありませんでしたが、ありました。
さっちゃんと一緒にトイレにこもって、何10分もお腹のマッサージなどしましたね。
その効あって見事に出た時は、まさに「万歳!」でした。
今は胃瘻を通じての経腸栄養剤ですし、なかなか固形の便は出辛い状況です。
それ以上に、大腸(さっちゃんの場合は横行結腸)に便やガスが溜まると、胃を圧迫するんだそうです。
それで吐きやすくもなるのだそうです。
吐く際に、胃の内容物が口の方へ上がって来ます。
それを誤嚥してしまう危険性がさっちゃんにはあるのです。
誤嚥すると、またしても誤嚥性肺炎になってしまう可能性が高まります。
ということもあって、さっちゃんにとって便秘問題は重用事項なんですね。
今、さっちゃんはピコスルファートナトリウムという便秘薬を飲んでいます。
I老健では1日に7滴ずつ2回に分けて服用していたようですが、自宅介護となり状況も変わったので、現在はその服用方法を模索中なんです。
さっちゃんが帰って来てからの1週間は以下の通りでした。
便のあるなし その日の夜の薬の滴数
14日 ✖ 15
15日 ○ 0 (朝の便が下痢気味なので服用中止)
16日 ✖ 10
17日 ✖ 15 (10滴では出なかったので)
18日 ○ 0
19日 ✖ 15
20日 ○ 0
21日 ✖ 15
データとしては少ないですが、この範囲内で分かることは「15滴服用すれば翌朝は必ず排便がある。ただし、下利便だが」ということ。
このデータをもとに、M木看護師と今後の計画を話し合いました。
M木さんはデイケアのある日に、デイケアにいる時に、排便があるようにコントロールしたいようでした。
でも、そのコントロールはかなり困難でしょう。
デイケアのある日に排便するのは前夜に15滴服用すればいいので、ほぼ実現可能です。
しかし、デイケア最中にというのはどうでしょう?
デイケアの前夜に15滴服用したのは20日のケースだけです。
▲8:49。20日の朝、デイケアに出かける準備を終えてスタンバイしているさっちゃん。朝のオムツ交換では排便はありませんでした。デイケアに送り出してから、布団の防水シーツを見たら、便で汚れていました。オムツ交換の後に下痢便が出て、しかもオムツからも漏れ出していたんですね。この写真のさっちゃんはすでに出た後ですから、さっちゃんは気持ち悪かったでしょうね。
20日の場合は、上の写真のキャプションのように僕には負担がかからなかったのですが、いつもそうとは限りません。
この日も、下痢便が出ていることが予想できたので、早朝6時に起床して、さっちゃんを急かすことなく、ひとつずつゆっくりとこなして行きました。
下痢便の始末に手こずったり、着替えまで必要になるかもしれませんから、デイケアに出かける朝にはたっぷり過ぎるほどの時間が欲しいのです。
と言う訳で、僕はM木さんに提案しました。
「デイケアの日には排便が無いようにしてください」と。
「下痢便への対処が大変なのは分かっていますが、時間さえあれば何とか対応します」と。
そうなんですよね。
デイケアの迎えの時間までに排便事態を解決できているか否かが心配だし、不安なんですよね。
極端な話、さっちゃんの下半身が糞まみれになったとしても、どうにかなります。
介護ベッドのマットは防水ですし、その上の敷布の上にはさらに防水シーツを敷いています。
タオルでも拭くことは出来ますし、お尻拭き用ウェットティッシュもあります。
デイケアでない日なら、僕は心おきなく時間もかけて対処できるのです。
M木さんはそんな大変なことはデイケアのスタッフに任せたいと思っていたようですが、お迎え前なら僕がすることになるんです。
しかも、時間に急かされて。
で、結論はこうです。
デイケアのある月曜日と金曜日の夜に15滴投与する。
つまり、デイケアのある日の翌朝に排便があるようにするという訳です。
その他の日の夜は0滴です。
とりあえずはこの方法でやっていることにします。
まだ模索中ですから、今後も最善の方法を考えていきたいと思っています。