8月3日はさっちゃんがT病院から退院する日でした。
朝8時40分過ぎに自転車で家を出て、病院近くのスーパーに停めておきました。
入退院窓口へ行き、病棟へ入る手続きを済ませ、入院費用の精算も終えました。
〇万4560円でしたが、前もって概算を多めに教えてもらっていたので、5000円以上余裕がありました。
その分、介護タクシー代に回せるので、ちょっとだけですが得した感覚ですね。
そんな風に感じるなんて、人の気分は可笑しなものですね。
病棟へ行くと、看護師さんが僕のことを待っていてくれたようです。
「さっちゃんのご家族の方ですか?」と聞かれます。
何枚かの書類にサインをし、寝巻き等の持ち物を渡され、飲んでいた薬も渡されました。
その上で、I老健へ渡す数通の書類も渡されました。
介護タクシーのスタッフさんも来られて、さっちゃんを待ちました。
さっちゃんが車椅子に乗って連れて来られます。
第一印象は、「少し頬がこけたかな?」というもの。
何故だかマスクを付けていなかったのも、そう感じた一因だったのかもしれません。
これまではマスクをしていたので、頬は見えていなかったですからね。
ただ、後で得た情報によると、病院では400kcalだけの栄養摂取だったそうですから、そのせいもあるでしょうね。
胃瘻の状態が安定するまでは仕方がないのかもしれません。
他の面ではさっちゃんの様子はさほど変化はないようですね。
病院の車椅子から介護タクシーの車椅子に移し、階下に降り、介護タクシーにさっちゃんを乗せました。
▲9:45。介護タクシーの中です。さっちゃんは目を開けていることが多く、何やら喋っています。入れ歯を入れてないので、口元が年寄りっぽく(実際、年寄りですが)見えてしまいますね。肌着は着てなくて、寝巻きだけです。経鼻経管が外れましたから、そこはすっきりしました。傷は残っていますが、赤みは消えていますね。僕は時々マスクを外して、顔を見せるんですが、僕が誰だか分かってくれているのかな?
予定通りI老健に到着。
でも、すぐには入れず、玄関で待たされました。
さっちゃんがコロナ感染していないことが入所条件だからです。
病院からの書類をチェックして、コロナ感染していないことが確認出来たようで、やっと入所できました。
介護タクシーの車椅子からI老健の車椅子に移します。
介護タクシーですが、僕は初めて料金明細を知りました。
(前回のを見直してみましたが、ちゃんと記載されているんですね)
普通のタクシー同様にメーター料金があるのですね。
それにプラスして、乗降作業基本料金、介助料金、リクライニング式車椅子料金がかかったようです。
前回は2名でしたから補助員料金もかかったのでしょうね。
(これも前回のを確認しましたが、補助員料金の項目はありませんでした)
看護師さんが同行すると、もちろん料金は加算されます。
介護タクシーと別れ、僕は老健内の面談室に通されました。
そこにはまださっちゃんもいて、I老健のスタッフさん達も「お帰りなさい」と呼びかけてくれています。
さっちゃんはその後、部屋に連れて行かれましたが、僕は面談室で待機していました。
相談員のS田さんからの形式的な説明があり、サインもしました。
しばらく待って、今度は医師からの説明もありました。
これも形式的事項の説明です。
医師の説明の中に僕へのトレーニングの件も出て来ました。
さっちゃんの容態が落ち着いて来たら、頃合いを見計らって僕へのトレーニングが始まるのです。
栄養補給、痰等の吸引、その他の介助、いろいろあると思いますが、安心できるレベルにまでなれば、さっちゃんが自宅に戻れるわけです。
それで、僕は医師にひとつだけ質問しました。
今、コロナ感染第7波真っ最中ですから、その影響が僕へのトレーニングに及ばないのか心配だったからです。
医師からの返答は、抗原検査等を行なうのは当然として、大きな感染の波の起き始めなら影響があるかもしれません。
でも、ピークを過ぎた状況なら、慎重に行なえば出来ると思っています、とのことでした。
第7波も8月中にピークアウトして欲しいですね。
S田さんから今後のスケジュール等を知らされ、I老健から帰ることになりました。
猛暑の中、建物の陰や木陰を渡り歩きながら、自転車を置いているスーパーまで、40分ほど歩きました。
電車を使ったとしても、結局同じくらい歩かなければならないのです。
本当に暑いですね!
スーパーで買い物もして、自転車で家に帰りました。
朝、家を出てから4時間ほど経過していました。
昼食をとると、疲れが出て来ます。
ちょっとだけのつもりで布団で横になりました。
目が覚めると、窓の外が薄暗くなっています。
ずいぶん長く寝てしまったようですね。