10月の前半は僕の左足大腿部のことでバタバタしていましたから、面会に行くことが出来ませんでした。
少し遅れましたが、19日の木曜日に面会が出来るようになりました。
時間もこれまでよりは遅い16時からです。
それも前日に決まりましたから、僕ひとりでの面会になりました。
▲15:59。自身の贔屓目かもしれませんが、さっちゃんは目を大きく見開いて僕を見てくれます。僕と会っていない時のことは知らないのですが、「あ~う~」と僕に喋りかけてくれている気がします。
僕はさっちゃんの左手を持って、指で擦り続けます。
そして、「さっちゃ~ん、さっちゃ~ん」と呼び続けます。
「元気にしてた~ぁ? 僕のこと覚えてる~ぅ?」など、様々喋りかけます。
さっちゃんの鼻に僕の鼻をくっつけたりします。
本当はキスをしたり、抱きしめたりしたいのですが、さすがにそこまでは出来ません。
僕の顔をさっちゃんに急接近させると、さっちゃんはびっくりしたような声をたてることもあります。
怖く感じたのか、目を瞑ることもあります。
あまり驚かさないように、ゆっくりと僕の顔を近づけることにしました。
▲16:00。この日はこれまでで一番遅い時間帯の面会でした。そのせいでしょうが、さっちゃんは夕食中でした。胃瘻を通じての栄養補給が行なわれている最中でした。
20分間くらいの短い面会時間です。
その時間はすぐに経過してしまいます。
さっちゃんは面会の時に何を感じているのでしょうね?