アート・アクアリウムが今年で10周年を迎えました。その集大成の作品が展示されると知り、友人を誘って日本橋の会場へ足を運びました。開場20分前に着いたのですが、平日にもかかわらず既に入場制限がかかり40分待ちでした。場内では、ありとあらゆる品種の金魚約8,000匹が舞泳ぎ、七色に光り輝くライティングや映像効果で、幻想的な夢の世界に紛れ込んだようでした。《和》をテーマに「現代における江戸の花街」をコンセプトにした水中アート展示会だそうです。
蘭鋳(らんちゅう) 金魚の王様。頭の肉瘤と背びれのないのが特徴です。
水泡眼(すいほうがん) 風船のようなほっぺと上向きの眼に愛嬌があります。
ほっぺが重いのか、フワフワと泳いでいました。
桜錦(さくらにしき) らんちゅう形で、紅白更紗の透明モザイク鱗が特徴です。外から見ると桜色に見えるそうです。
ショートテール琉金 琉金の体形がそままで尾が小さくなったもの。
琉金。
手鞠リウム。
プリズリウム 18面体のアクアリウム。
屏風リウム 屏風の中で金魚が泳ぎ、背景のシルエットは次々と変わります。
ロータスリウム 蓮をイメージしていて花の中央が大きな水槽になっています。
10周年記念作品の巨大金魚鉢「超・花魁(ちょう・おいらん)」。ここには3,000匹の金魚が泳いでいるそうで、花魁を目指す遊女が遊郭を生きる世界を表現しているそうです。作品の直径は5.6メートル、高さは3.5メートル、周囲を14個のアクアリウムが囲んでいます。
これだけの金魚が泳いでいるのに、水の透明度やフンひとつない環境の良さには驚きました。他に、江戸切子の金魚鉢が並んだ「切子リウム」、江戸切子グラス1,000個を使ったという巨大な「江戸切子シャンデリア」と、水面に舞い散った桜の花びらをデザインした「サクラリウム」の複合作品「江戸桜リウム」があり、煌びやかな光を放っていました。夜七時からは、お酒を飲みながら楽しめるナイトアクアリウムもあり、カップルのデートスポットにはお薦めの場所です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます