新・さひょ君のらくがき帳

僕と妻と娘、3人の日常と僕の趣味を書いたブログです。

父から娘へ

2016-02-02 22:39:36 | 子育て
「明日からの朝読書で読む本がないのに、どうするのよ」

 それほど怒ってはいないんですが、困った調子で娘が言います。

 読む本がなくなりそうなので新しいのを買いたいという話自体は、昨夜遅くにも聞いていて「それなら買いに行こう」と話をしていたのですが、今日、突発的な残業のために僕の帰宅が夜8時過ぎになったため、娘は本屋に行くのを諦めたのだとのこと。

 娘の中学では、毎朝10分間、朝の読書の時間があります。読む本はなんでもよくて、図書室で借りたものでも、家から持ってきたものでも構いません。ジャンルも特に問わないので、めいめい好きな本を読んでいる様子。不真面目な子は、却って教科書などを読んでいるらしいです(要するに「読んでいるふり」をしている訳です)。娘は、自分の本を持って行って読むのが基本です。

 すでに時間は夜の10時を回っています。行きつけの本屋は、もう閉まっています。

 僕の本棚の前に行き、しばらく考えて、ふと思いつきました。

 リビングに戻って「これを読むといい。」と、娘の前に差し出したのは、



「シャーロック・ホームズの冒険」
コナン・ドイル著

「わあ、ホームズだ(*^_^*)」

「うちには、ホームズは全部ある。好きなだけ読め。これは短編集だから、多分読みやすいと思う。NHKの人形劇の元ネタになった話もいくつか入ってるし、アイリーン・アドラーも出て来るよ」

 喜ぶ娘に対して、久々にどや顔ができました(笑)。