宮古市の黒森神社に伝わる黒森神楽。山伏神楽の一種で、伝承では江戸時代初期の発祥と言われている。廻り神楽として約300年前の巡行の記録も残されていて、2006年に国の重要無形民俗文化財に指定された。
正月になると神霊を移した「権現様」を携えて旧南部藩領域の沿岸部を廻り五穀豊穣や大漁成就などを祈願する。一年おきに久慈地方までの「北廻り」と釜石地方までの「南廻り」を行う。今年は北廻りの年で、その巡行の舞い立ちが昨日行われた。
神社での儀式のあと最初の神楽宿となる山口公民館で各種演目を夜遅くまで披露。地元のみならず遠くから訪れた人々を楽しませた。
巡行で神楽衆が宿に舞い込む時にシットギ獅子を舞う、シットギ舞い込みがある。この時、権現様のオマブリ(お守り)として、このシットギを見物人などの額や鼻筋につけて回る。
小生も額にこのオマブリ(シットギ)を付けてもらい、一年のスタートを切った。この日集まった大勢の子どもや大人もこのシットギを付けてもらい、今年一年の無病息災を祈願した。
巡行はこのあと3月まで行われる。歴史とともに歩んできた神楽。時代が移り変わろうとも変わらぬ姿を守り続けているふるさとの芸能。私たちのふるさとに息づく神楽はこれからも永遠に続いていくだろう。
権現様の舞い込み
オマブリのシットギを額に付けてもらう見物人
宿ので夜神楽は延々と続く
正月になると神霊を移した「権現様」を携えて旧南部藩領域の沿岸部を廻り五穀豊穣や大漁成就などを祈願する。一年おきに久慈地方までの「北廻り」と釜石地方までの「南廻り」を行う。今年は北廻りの年で、その巡行の舞い立ちが昨日行われた。
神社での儀式のあと最初の神楽宿となる山口公民館で各種演目を夜遅くまで披露。地元のみならず遠くから訪れた人々を楽しませた。
巡行で神楽衆が宿に舞い込む時にシットギ獅子を舞う、シットギ舞い込みがある。この時、権現様のオマブリ(お守り)として、このシットギを見物人などの額や鼻筋につけて回る。
小生も額にこのオマブリ(シットギ)を付けてもらい、一年のスタートを切った。この日集まった大勢の子どもや大人もこのシットギを付けてもらい、今年一年の無病息災を祈願した。
巡行はこのあと3月まで行われる。歴史とともに歩んできた神楽。時代が移り変わろうとも変わらぬ姿を守り続けているふるさとの芸能。私たちのふるさとに息づく神楽はこれからも永遠に続いていくだろう。
権現様の舞い込み
オマブリのシットギを額に付けてもらう見物人
宿ので夜神楽は延々と続く