本日、風が強い日だった。
宮古地方での漁師たちによる風の呼び名は
ナライ=西南風
アバタ・ヒカタ=北東風
マカタ=北西風
イナサ=南東風
という。
「寒の西風は櫓の下からもかわる」「イナサと泥棒は夜を荒らす」という日和見諺もある。
風は海を生業にする人たちにとってもその関係は深い。
我々ヨットマンにとっても風は大事だ。見えない風をどうとらえるのか。風は相対的な関係性の中でしか人間には知覚されない。
頬をなで、海面に波を立て、樹木を揺らし、煙をたなびかせるのを見て、感じて、我々は風の存在を知る。
ヨットマンたちは見えない風をつかみ、あるいは風を待ち、風の振れを感じて海原に挑む。
風を知ることは身近な自然を感じ取ることでもある。我々が生きて行く文化の中で、風は欠かせない無形の存在である。
しかし今、風の行方で唯一見えないのは、この国の政治と経済の姿である。
宮古地方での漁師たちによる風の呼び名は
ナライ=西南風
アバタ・ヒカタ=北東風
マカタ=北西風
イナサ=南東風
という。
「寒の西風は櫓の下からもかわる」「イナサと泥棒は夜を荒らす」という日和見諺もある。
風は海を生業にする人たちにとってもその関係は深い。
我々ヨットマンにとっても風は大事だ。見えない風をどうとらえるのか。風は相対的な関係性の中でしか人間には知覚されない。
頬をなで、海面に波を立て、樹木を揺らし、煙をたなびかせるのを見て、感じて、我々は風の存在を知る。
ヨットマンたちは見えない風をつかみ、あるいは風を待ち、風の振れを感じて海原に挑む。
風を知ることは身近な自然を感じ取ることでもある。我々が生きて行く文化の中で、風は欠かせない無形の存在である。
しかし今、風の行方で唯一見えないのは、この国の政治と経済の姿である。