みやこ海風だより

市議会報告からNPO活動、海を活用したまちづくり、文化創出のまちづくりをベースにしたつぶやきです。

宮古地方の昔の正月の食事あれこれ

2012-01-07 14:18:32 | Weblog
今日は七草がゆを食べる日だ。

一年の無病息災を願って食べるものだが、正月の祝膳や酒などで弱った胃を休めるためとも言われる。

さてそんな正月もはや1週間も過ぎてしまった。今はそれなりの料理で正月を楽しんでいるので、

七草がゆにも馴染みが薄くなっているかも知れない。

そこで宮古地方の昔ながらの正月の食事について調べてみた。

元旦の食事は、白飯またはおふかしと雑煮、煮しめ、鮭、ナメタガレイ、ハラコのなますなどが一般的だ。

2日にはとろろ飯を食べるのだが、今はどうなのだろう。私はこれが好きだ。

餅の食べ方は、宮古地方の風習では元旦はクルミ餅、3日にごま餅、5日あんこ餅、豆餅を食べる。

重茂地区や山口地区では、餅の上に小豆を乗せ、すり鉢ですったクルミをかけた餅をトリグルミと称して

元旦に食べる。

山口地区では正月の奇数日に餅を食べ、偶数日にはとろろ飯を食べる。

とろろ飯を食べると中風にかからないと言われ、

また、屋内に飾られた松の下で食べると風邪をひかなくなるとも言われていた。

宮古地方の雑煮は具の多いのが特徴だ。

最近でも具のバリエーションは多く、人参、ごぼう、大根、椎茸、竹輪、薩摩揚げ、あるいは鶏肉、ハラコ

などを入れる地域もある。

もちろん雑煮の餅をクルミにつけながら食べるのもこの地方独特のものである。